Clean Bandit

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electroxの時とは全く客入りが違う!ステージ開始前からClean Banditの躍進の凄まじさを感じさせる熱気である。前回はニールが来れなかったり、飛行機トラブルがあったりと災難続きであったが、サマソニではその無念を見事に晴らしてくれた。

1曲目の「Real Love」から飛ばしまくり。今回もメイン・ヴォーカルはエリザベス・トロイが務めていたが、この人は歌が上手すぎる。月並みな言葉で申し訳ないが、このような純粋な表現でしか評価できない程、彼女はピュアな歌唱力の持ち主なのである。その上、オーディエンスの煽りも巧みと来るからもはや抗う術はない。3曲目の「Stronger」で、早くもソニック・ステージが地響きを上げ始めた。ここでもClean Banditの進化を感じることできる。以前は「Rather Be」以外でシンガロングが巻き起こることはなかった。わずか半年の間に、日本における彼らの存在感がとてつもなく大きくなったことが窺える。

新曲「Disconnect」も披露してくれたが、これがまた渋い内容である。ジャックのシンセサイザーの音色が冴え渡り、よりディスコライクな曲調だ。詳しくはオフィシャルの発表を待ちたい。そして、この日の完璧なセットリストの最後を飾るのはやはりこの曲、「Rather Be」である。それまでも熱狂の渦に包まれていたステージが、更に上のフェイズへ移行する。オーディエンスは狂喜乱舞し、熱量がそのまま蒸気となって立ち上ってゆくようだった。場内は割れんばかりの大合唱。前回よりもずっと完成度の高い、素晴らしいライブだった。

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