THE CHAINSMOKERS

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    サマソニ初日のBeach Stageのトリを飾ったThe Chainsmokers。赤色の花弁が舞い散るVJと共にJabriconの”Reflections”できらびやかなスタートを切った。それも束の間、Alexがお立ち台から「Make some fucking noise!」と煽るやいなや、硬派なTrapスタイルに変貌。攻撃的なサウンドとメロディックな4つ打ちを次々と織り交ぜながらフロアを一気に熱狂させた。

    10曲目のSmallpoolsの”Dreaming(The Chainsmokers Remix)”では、切ないメロディと宇宙の幻想的な映像が夜のビーチをエモーショナルに染め上げた。そしてMCを挟んでからプレイされた自身の曲”Roses”でしばしの間ブレイクダウン。そこからHouseトラックで再度温められた観客は、次に来た彼らの代表曲”#Selfie”で再度盛り上がりを見せた。

    後半はDubstepやFuture Bassを中心に、EDMの枠にとらわれない緩急豊かなトラックがワンフレーズごとにスピーディに繋がれていった。ラストの”Don’t Let Me Down”では、観客一同がスマホのライトを掲げながら「don’t let me down…」を大合唱。涙腺を刺激するまばゆい光の中で一夜に幕が降ろされた。

    1時間のうちにプレイされた曲は40曲ほどに及んだ。幅広いBass Musicの中にEDMのトラックが挟まれるスタイルは、EDMのポップさを引き立たせ、EDMの魅力を再発見できる素晴らしい表現法だったと言えよう。EDMが苦手な人も、彼らのプレイには目を見張ることだろう。

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