【ライブレポ】これが本当に最後!PUNKSPRING 2017 FINAL

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2006年にはじまり、毎春開催されていた”春のパンク祭り”である、PUNKSPRING(パンクスプリング)。
その12年の長い歴史がついに幕を閉じました。

今回はPUNKSPRING FINALで特に熱かったステージのライブレポートをお届けします。

BRAHMAN

2011年、BRAHMAN (ブラフマン) はパンクスプリング 2011に出演するはずでした。しかし、東日本大震災の影響で開催はされませんでした。
あれから6年、彼らはやっと、パンスプのステージに立つことができました。

メンバーのTOSHI-LOWは曲の合間のMCでこんな風に語りました。
「6年前の震災がなければ、いま、俺はこうして喋ったりしてない。6年前、パンスプに出るはずだった…だけど震災とともに、原発事故とともに吹っ飛んじまったんだ。でも俺は、あのときと気持ちは変わってない」

パンクスプリングは今回で終わってしまいます。

「いまどきパンクを聴く人なんて少ない」そう思う人もいるかもしれない。しかし、彼らの姿を見たら「パンクは死ぬわけない」って気付かされました。彼らのような”熱い”アーティストの音楽が存在するかぎり、絶対に消えるはずがないです。

「2011年のあの出来事から俺はパンクスになったんだ。政治のこととか言ってるうちに、周りの人は一人一人減っていった。もう一人でもいいやって……でも、そんな俺にも友達ができたよ。細美武士!」

会場に登場した細美武士は、TOSHI-LOWとともにステージを降りて、観客たちがいる場所の中心に立って歌っていました。

曲中は大暴れできるのに、終わったあとはなんか涙が出そうになる、それがブラフマンのライブの魅力です。
本当に、歌に想いがたくさん詰まっていたライブでした。

SET LIST
時の鐘
賽の河原
SEE OFF
BEYOND THE MOUNTAIN
GOIN’ DOWN
CHERRIES WERE MADE FOR EATING
守破離
不倶戴天
ANSWER FOR…
警醒
鼎の問
PLACEBO with 細美武士
FLYING SAUCER
The only way

The Offspring

12年のPUNKSPRINGの最後のヘッドライナー、つまり “大大トリ”を飾ったのは、皆さんご存知、カリフォルニア発 “パンク界の怪物” The Offspring(オフスプリング)。

彼らがステージに登場する前、「最後のパンクスプリングのステージ」であるせいか、観客たちの間には、ちょっと緊迫した空気が漂っていました。

しかし、一発目の「You’re Gonna Go Far,Kid」がまるで着火剤のように観客たちのテンションに火をつけ、最後とかなんだとかそんなこと気にしないで大暴れしていました。会場全体が大きく揺れたのではないかと心配になるくらい爆発的な盛り上がり。

「これがパンクだ!」と言わんばかりに数々のヒット曲を披露。さすが作品の売り上げが全世界で4000万枚以上を記録している怪物バンドは違います。

彼らの音楽は、すぐに観客をその世界観に引きずり込むことができ、多くの人に愛されています。こんなにヒット曲を量産するバンドってなかなかないですけど、オフスプはそれを意図も簡単に、まるで当たり前のように成し遂げてしまうのです。

会場は当然のように盛り上がり、観客の多くは最後の力を全身で振り絞って、大暴れしていました。

「これぞまさにパンク」
すべてのパンクスプリングを締めくくるのにはピッタリのステージでした。

SET LIST
You’re Gonna Go Far,Kid
All I Want
Cool To Hate
Come Out and Play
Hammerhead
Hit That
Genocide
Starting at the Sun
One Fine Day
What Happened To You?
Walla Walla
(Can’t Get My)Head Around You
Why Don’t You Get a job?
Americana
What You Bad
Pretty Fly(for a White Guy)
The Kids Aren’t Alright


PUNKSPRING 2017
2017年3月25日(土)
会場:兵庫 神戸ワールド記念ホール

2017年3月26日(日)
会場:千葉 幕張メッセ国際展示場9〜11ホール

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PUNKSPRING 2017

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