平成生まれでもイエモンかぶれになれる!THE YELLOW MONKEYのだいたい

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知ったかぶって伝説バンドの波に乗っかろう!

2016年に入って間もない頃、こんな話が周りの人たちを賑わせていませんでしたか。

「イエモンが復活したらしい!!」

しかし、あなたが平成生まれの場合、その波にイマイチ乗り切れなかったのではないでしょうか。

伊右衛門
「伊右衛門?いつもコンビニにあるよ!えっ、飲めないの!?」

yellow monkey

「これがイエモンの偶像・・・ま、眩しすぎてよく見えないッス、パイセン・・・」

そんなイエモンことTHE YELLOW MONKEY世代じゃない人のために!ずばりイエモンを知ったきっかけは2004年の解散のニュースです、という著者が、非イエモン世代の目線でTHE YELLOW MONKEYについてざっくりと紹介します。ぜひ、非イエモン世代のあなたも、これを読んで私と一緒に知ったかぶりしましょう!目指せ、イエモンかぶれ!

今聴いても色褪せない!グラム・ロックを踏襲したサウンド

イエモン
neco.ym

THE YELLOW MONKEYは、1988〜2004年に活躍していたロックバンド。いわゆる「90年代」のバンドです。メンバーは吉井和哉さん(Vo.)、菊地英昭さん(Gt.)、廣瀬洋一さん(Ba.)、菊地英二さん(Dr.)の4人。お察しの通り、Gt.とDr.は兄弟です。90年代といえば、GLAYやL’Arc-en-Cielなどの、いわゆる「ビジュアル系」という分類がなされるロックバンドが一世を風靡していた時代です。

イエモン
『LOVE LOVE SHOW』You Tube キャプチャ

イエモンも方向性は違えど、ビジュアル系のごとく派手な外見をしておりました。そのルーツは70年代のイギリスで流行していた「グラム・ロック」にあるとされています。イエモンは、ロン毛パーマ、赤いレザージャケット、中性的なメイク、といった派手でグラマラスなビジュアルを踏襲しているとともに、音作りもきらびやかでダークで重厚なのが特徴的です。しかも、今聴いても全然古い感じもダサい感じもしません。日本人の琴線に触れるエモーショナルなメロディとグルーヴが、どこかノスタルジーな気持ちを誘うのです。

人間心理を洞察した文学的な歌詞


さらに、イエモンの歌詞は「文学的」だと評判です。一番有名なのは『JAM』の歌詞ではないでしょうか。この曲はCメジャーのスローテンポで、温かく包み込まれるような優しい印象を抱きます。しかし、歌詞では、子供と大人の中間的年齢である青年の主人公の、世の中の不条理に疑問を抱きつつも、どうすることもできない無力感を覚え、人の温かさに縋りたくなるという心の脆さを描いているように見えます。

歌詞の最後の、

外国で飛行機が堕ちました ニュースキャスターは嬉しそうに
「乗客に日本人はいませんでした」
「いませんでした」「いませんでした」
僕は何を思えばいいんだろう 僕は何て言えばいいんだろう
こんな夜は逢いたくて 逢いたくて 逢いたくて
君に逢いたくて 君に逢いたくて
また明日を待ってる

という部分は、「自分たちだけ幸せなら良いのか?」という思いと、実際に私達がこうしたニュースを聞いた際にホッとしてしまう心理的反射の背反への恐怖を見事に表現しているのではないでしょうか。

イエモンかぶれができる5曲

最後に、これさえ知っておけばイエモンかぶれができる5曲を紹介したいと思います。先ほどの『JAM』もおさえておきたいのですが、加えて、

1曲目『太陽が燃えている』

2曲目『楽園』

3曲目『バラ色の日々』

4曲目『SO YOUNG』

5曲目『BURN』

あたりが有名でございます!

さて、ここまでお読みいただいたあなたはもう、イエモン復活の波に乗っかることができる、立派なイエモンかぶれです!しかし、あなたはもう1つだけやることがありますよ。それは、復活ライブに行くこと!5月11日から9月11日にかけて行われる全国ツアー『THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016』は伝説になること間違いなしです!ぜひ足を運んで、この目に伝説の瞬間を焼き付けましょう!

<関連リンク>
THE YELLOW MONKEY公式HP

text:みなもか