担当者に聞いたサマソニの「もう1つのステージ」SIDE-SHOWの魅力とは！？ 〜お笑いSHOW TIME編〜
SUMMER SONICには正規のHPのタイムテーブルには掲載されない、「もう1つのステージ」SIDE-SHOWというステージがあることを知っていますか？
前回はSHOW TIME全体を統括している柴田悠哉さんに「IDOL SONIC」について語ってもらいましたが、今回はお笑いSHOW TIMEで起きた奇跡のコラボや伝説について、また、今年のタイムテーブルからSIDE-SHOWの見どころまで教えてもらいました！
【前編】IDOL SONICに賭ける思いはこちらから
ヘッドライナー真裏のSIDE-SHOWで伝説は起こる！
――IDOL SONICの原型ができたのは2012年のBABYMETALがSIDE-SHOWに出演した頃というお話でしたが、それ以前から一部のサマソニファンにとっては、SIDE-SHOWはかなり話題になっていますよね。
そうかもしれないですね。あまり知られていないことかもしれませんが、2004年には The LibertinesがSIDE-SHOWに突然乱入していますね。日本の変わり種系の出演者でいうと、2010年にはセクシーアイドルグループの恵比寿マスカッツが出演したときなども話題になっていました。あと、その年は加藤鷹さんとイジリー岡田さんの対談とか高速●戯披露とか、かなりカオスだったことを記憶しています（笑） 2008年にはPerfumeの振りコピユニット「風と健康の会」が出演したりもしていますし、大道芸があったり、カラオケ大会をしたこともあります。ありがたいことに、サマソニのお客さんは度量があるので、硬派な音楽ファンがいる一方で、『色物』のような出演者も面白がって見てくれるんですよね。
――2007年、ダイノジの大地さんがエアギター世界選手権で優勝した際には、お客さんが数人から2500人規模まで増えたという伝説もありますからね。
その頃からお客さんはもちろん出演者側からも注目されるようになったと思います。だって真裏のMARIN STAGEでは、KASABIANが演奏中で、トリのARCTIC MONKEYSを控えるという時間帯でしたからね（笑）。「この人たち何をしに来ているんだろう？」って他のお客さんは思うかもしれないですが、ダイノジはSUMMER SONICでは洋楽だけのDJでやるというポリシーを持ってやってくださっているなかで、それにも関わらず多くの人が集まって盛り上がるというのは、一つの奇跡じゃないかなと思っています。それ以降ダイノジのDJはいつもすごい賑わいですね。
TVの最前線で活躍する中堅から、ブレイク必至の若手芸人まで目撃できるチャンス
――SIDE-SHOWの「お笑いSHOW TIME」枠の醍醐味はなんだと思いますか？
今をときめくお笑い芸人やこれからブレイクするであろう芸人のコントが見られることですね。これまでにも日本エレキテル連合やバイきんぐ、オードリー、ハマカーン、パンクブーブーなど、お笑いの第一線で活躍する方々が出てくれているのは大きいですね。今年はどぶろっくやキンタロー、三四郎なども出演します。
――実は吉本新喜劇とかお笑いライブに行くのと同じくらいのメンツが揃うということですよね。
そうですね。裾野を広く若手から中堅、ベテランの芸人さんまで出ていただいているかと。お笑い芸人さんのなかにも音楽好きな人が多くて、『サマソニに出たい！』と言ってくださる芸人さんが多いのも、層が厚くなっている1つの理由だと思いますね。
アーティストの乱入など、何が起こるかわからないのが醍醐味！
――SIDE-SHOWの現場でハプニングなどが起きたことがあるでしょうか？
2012年のSIDE-SHOW出演のBiSが突然DJダイノジのパフォーマンス中に乱入してステージに登ったり、客席にダイブしたりすごかったですね。そういう風に現場のノリでのハプニングが起こりやすいのもSIDE-SHOWならではの醍醐味かなと思っています。
――何が飛び出すかわからないということですよね。
しかも、今年はHOSTESS CLUB ALL-NIGHTERというイベントも開催されることで、これまでSEASIDE VILLAGEで出演していた稲川淳二さんが、深夜のSIDE-SHOWに出演してくれることになりましたからね。これはどうなるか、今から楽しみですよ。
――2日目にはPharrell Williamsの真裏ですがSIDE-SHOWのトリもDJやついいちろうからのDJダイノジという流れもありますね。
そうですね。一応便宜上タイムテーブル上で45分ずつに分けていますが、2人で90分やるのか、はたまた、きちんと45分ずつやるのか、お二人の後輩芸人さんがコラボするのかなどはもう正直、2人にお任せですね。やついいちろうさんが邦楽中心のDJ、ダイノジは洋楽中心のDJになるかとは予測していますが、そこはカオスでいいかなぁと思っています。
――当日蓋を開けてみないとわからないということですね。それでは最後に、今年のサマソニに参加される方にSIDE-SHOW STAGEに関するメッセージをお願いします！
SIDE-SHOWだけだと難しいですね（笑）。言わずもがな、SIDE-SHOWをメインに楽しみにくる必要はないのですが、「あまりにSIDE-SHOWが面白かったから、メインアクトや当日のプランに入れていたライブを見逃してしまう」というのも、それはそれでアリじゃないかなと思います。当日にならないと何が起こるか、何が飛び出すか、企画者である僕もわからないSIDE-SHOWのハプニングをお客さんに楽しんでもらえたら企画者冥利につきますね。
――ありがとうございました！
text：冨手公嘉
SUMMER SONIC 2015
＜東京＞
2015年8月15日（土）
2015年8月16日（日）
会場：QVCマリンフィールド＆幕張メッセ
OPEN 9:00 / START 11:00
＜大阪＞
2015年8月15日（土）
2015年8月16日（日）
会場：舞洲サマーソニック大阪特設会場
OPEN 10:00 / START 11:00
