メタリカ、アクモン、コールドプレイ！サマソニ歴代ヘッドライナーまとめ【2006〜2008年】

サマソニのヘッドライナーはレジェンドからホットな人まで、そうそうたるアーティストが名を連ねています。そんなサマソニの歴代ヘッドライナーを振り返るシリーズ。
これまで初開催の2000年〜2005年までのヘッドライナーを振り返りました。

・第1回開催からのサマソニ歴代ヘッドライナーまとめ【2000〜2002年】
・ブラー、レディへ、オアシス出演！サマソニ歴代ヘッドライナーまとめ【2003〜2005年】

今回は2006年〜2008年までのヘッドライナーを振り返ってみましょう！

【第7回開催 2006年】

・MATALLICA
・LINKIN PARK

7回目の開催となったサマソニ東京1日目のヘッドライナーはHR/HM界の重鎮メタリカ。この日のステージは1986年に発表された『マスター・オブ・パペッツ』（邦題：『メタルマスター』）のリリース20周年を記念したアルバム全曲再現というスペシャルライヴ！２時間20分に及ぶステージは演奏が終わっても大歓声が鳴り止みませんでいた。東京2日目のヘッドライナーはリンキン・パーク。映画「モスラ」のSEで登場した彼らは力強いツインボーカルで観客を圧倒します。新曲を披露することを伝えるために観客をアリーナからステージへ上げ通訳を頼む一場面も。アンコールでは、人気曲「Pushing Me Away」をピアノ伴奏とヴォーカルだけで披露しました。

この年のマリンステージはミューズ、デフトーンズ、マイ・ケミカル・ロマンス、フォール・アウト・ボーイ、フーバスタンク、アヴェンジド・セヴンフォールド、ELLEGARDEN、ゼブラヘッドとヘッドライナーに合わせて2日ともど迫力のラインナップ。それに対し、マウンテンステージにはダフト・パンク、マッシヴ・アタックなどが出演。ダフト・パンクはこれが未だ国内フェス唯一のステージです。そして翌年ヘッドライナーを飾ることとなるアークティック・モンキーズが初出演しています。

【第8回開催 2007年】

・BLACK EYED PEAS
・ARCTIC MONKEYS

この年サマソニ東京1日目のヘッドライナーはブラック・アイド・ピーズ。次から次にヒット曲が飛びし、衣装も度々チェンジされ、まさにエンターテイメントなステージ！終盤、皆で携帯電話の画面の光を揺らす光景はなんとも幻想的でした。東京2日目のヘッドライナーはアークティック・モンキーズ。「常識を覆す大抜擢」と言われた彼らはほぼMC無しで1時間半を駆け抜け、若さ溢れるスージをみせました。彼らの史上最年少（21歳）、そしてデビュー最速（2年目）でのヘッドライナーの記録は未だに破られていません。

この年、1日目はアヴリル・ラヴィーン、グウェン・ステファニー、木村カエラと女性ヴォーカルが際立ち、2日目はカサビアン、マニック・ストリート・プリーチャーズ、ブロック・パーティ、フラテリスらUKロック勢が集結したマリンステージ。B’zのフェス初出演も話題となりました。その裏ではモーターヘッドや今年出演のオフスプリングが熱いステージを繰り広げました。この年から大阪会場が舞洲に会場を移転。今や海外でも活躍するPerfumeがダンスステージのオープニングアクトとして初出演しました。

【第9回開催 2008年】

・the verve
・COLDPLAY

この年サマソニ東京1日目のヘッドライナーはザ・ヴァーヴ。1989年の結成からは2度の解散と再結成を乗り越えて遂に初来日のステージとなりました。メンバーがステージに登場すると、この時を長年待っていたであろう多くのファンから大きな歓声が上がりました。東京2日目のヘッドライナーはコールドプレイ。初開催である2000年に出演した彼らが、大トリとしてサマソニのステージに帰ってきました。この日は「世界に一つだけの花」のピアノ弾き語りやアリーナ中央の仮ステージでの演奏など日本のファンも大喜びの内容。終盤には彼らの前に出演していたアリシア・キースがステージに登場しピアノで名曲「Clocks」をメンバーと一緒に演奏するレアなステージとなりました。

この年はヴァーヴ以外にも前年に再結成した2組、セックス・ピストルズとジーザス&メリーチェインが出演。さらにプロディジーも出演しUKロック・ファンにはたまらない年となりました。他にもファット・ボーイ・スリム、ポール・ウェラーなども出演し、かなりUK色の濃いラインナップ。そして当時は期待の新人枠としてヴァンパイア・ウィークエンドやMGMTが出演。今年出演のサカナクションはこの年オープニングアクトとしてソニックステージに登場！同じく今年出演のパニック・アット・ザ・ディスコはマリンステージに出演しました。

以上、2006年〜2008年を振り返ってみました。会場の拡大、ステージの増加によってステージごとの特色を出せるようなりましたね。メインステージは、よりヘッドライナーに合わせたラインナップとなり、その年のサマソニを象徴する役割がさらに強まりました。
次回は2009年〜2011年のヘッドライナーを振り返ります！