photo by Masanori Naruse

爆音ダンスミュージックを堪能!アンダーワールド日本武道館公演レポ

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今年のサマーソニックでヘッドライナーを務めたアンダーワールド。3月にも彼らが所属するTomatoのエキシビジョンのために来日していたので、これで年内3回目となる来日です。

しかし、今回は彼らのキャリア初となる武道館公演。これまで何度も来日し、日本と親しい付き合いをしてきた彼らを思うと、意外なところ。ここ日本では武道館は特別な会場として愛されてきましたが、それはやはり彼らも同じで公演前にスペシャルトレイラーを用意してくれたりと、この日を楽しみにしてくれているようでした。

サマソニでは色とりどりに光るバルーンと花火という演出が印象的でしたが今回はどのようなステージを見せてくれるのか、と思いながら会場に入るとステージにネットのようなものが張ってあるではありませんか。これがどのような演出を見せてくれるのかワクワクしながら待機。

photo by Masanori Naruse
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まずは「I Exhale」、「If Rah」など3月にリリースされたニューアルバム「バーバラ・バーバラ・ウィ・フェイス・ア・シャイニング・フューチャー」の楽曲から始まります。前半はニューアルバムの世界を十分に堪能し、「Two Months Off」などで中盤盛り上がりを見せ、その後はサマソニで聞くことのできなかった初期の楽曲も披露してくれました。

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これまで何度か武道館でのライブは見てきましたが、最初の1音目でビックリするほど、この日の音量はかなりのもの。そして、音の粒もくっきり感じられました。武道館という空間が音の粒で徐々に満たされていくようでした。これは野外では味わうことのできない感覚。
演出はシンプルなセットながら様々な見せ方でこの音の空間に没入させてくれました。入場した際に気になっていたネットのようなものは電飾がつけられていて、様々な色に点灯し光の粒が浮いて形を成しているようでした。その後ろではステージのリアルタイム映像やTomatoの美しいグラフィック映像が映し出されます。

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終盤はカールが一度はけ、リックがあの優しそうな顔から想像できないような激しいサウンドで会場の温度を上げたところで、再びカールが戻り「Rez」、「Cow girl」、そして最後はもちろん「Born Slippy Nuxx」。会場中が踊り、カールもステージを縦横無尽に踊り回ります。ちょうど先日映画「トレインスポッティング2」のトレイラーが公開されたばかり。時を経ても色褪せない彼らの楽曲を思う存分楽しむことができました。

photo by Masanori Naruse
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SETLIST
I Exhale
If Rah
Juanita
Ova Nova / Nylon Strung
Two Months Off
Eight Ball
Jumbo
Ring Road
Push Upstairs
King of Snake
Faxed Invitation
Dirty Club
Low Burn
Rowla
Rez / Cowgirl
Born Slippy Nuxx

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