サマソニでキャンプできるんですか?!気になる質問をぶつけてみた

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都市型フェスであるサマーソニックの会場でキャンプが出来ることをご存知ですか?
会場内にあるキャンプ場ということで気になっている方も多いはず。

「でも、キャンプしたことないし…」
「実際キャンプってどうなってるの?」

という疑問を解決すべく、今回はキャンプエリアであるシーサイド・ヴィレッジを担当する、タワーレコードの池谷航さんとコールマンジャパンの阿部拓さんに直接みんなが気になる質問をぶつけてみました。

Q:テントを立てたことないけど大丈夫ですか?

ーーー初心者の方にはいきなりテントを立てるのってハードル高いですよね。

左:池谷さん / 右:阿部さん

池谷 テントはすでに立っているので大丈夫です。開催前に1日かけて総勢15人で150張のテントを張っています。

阿部 設営中に毎年ゲリラ豪雨が来るんですよね。そういう時は中断して、クールダウンしながら張ってます。

池谷 キャンプサイトが始まった2007年はデイキャンプのみで場所だけ開放して宿泊はできなかったんです。その翌年から本格始動して宿泊も可能になりました。テントを持ってきてキャンプしてもらってたときは、「テント今日買ってきたんですけど立て方分かりません」っていう方もいて一緒に立てたりってこともありました。

ーーー今はそういう状況になることはないので安心ですね。

池谷 一昨年から全面「手ぶらでキャンプ」になったので立てたことなくても大丈夫です。

Q:キャンプ用品を持ってないけど必要な物はありますか?

ーーー必要なものや、あった方がいいものはありますか?寝袋とかは必要ですか?

池谷 こちらで用意してるのはテントとランタンです。夏なので寝袋がなくてもテントの中なら十分寝られますよ。

阿部 寝袋よりマットやタオルケットとかの方がいいかもしれません。

池谷 あと希望の方には椅子とテーブルのレンタルをしています。サマソニではレジャーシートや椅子の使用は禁止になっているので、あくまでもシーサイド・ヴィレッジのエリア内でのみ使用できます。年によってはすぐレンタル分がなくなってしまう年もあります。タープなどを利用したい時は持ち込んで貰えれば利用できます。

阿部 会場の近くのイオンモール幕張新都心にスポーツオーソリティがあるので、そこで買ってきている人もいましたね。シーサイド・ヴィレッジ内のコールマン・ブースでも販売を行っています。扱っているのは小さめの折りたたみチェアなど持ち帰るときにそんなに邪魔にならないものですね。

コールマン

Q:ご飯はどうするんですか?飲食物の持ち込みできますか?

ーーーキャンプの定番、バーベキューとかサマソニでも出来るのでしょうか?

池谷 芝の上ではできないんですけど、キャンプサイトの周りがコンクリートの道路になっているので、そこを利用していただければ食材を持ち込んでバーベキューできます。

ーーーコンロみたいなものも持ち込み可能ですか?

池谷 バーナーやコンロも持ち込みは可能ですが、芝を汚す可能性があるのでコンクリートのエリアでの使用になります。
あとはシーサイド・ヴィレッジ・オフィシャルレストラン「美浜茶房」が目の前にあります。キャンプ券に朝食券もついてますし、夜も遅くまでやっていておいしいご飯食べられますよ。

美浜茶房

Q:お風呂は入れますか?

ーーー夏で汗もかきますから特に女性は気になるところですよね。

池谷 水の出るシャワーがあります。いわゆるコインシャワーのよう感じで脱衣所も一緒になってる個室のシャワーです。

阿部 キャンプ場にあるようなシャワーですね。

池谷 水と言っているけど昼間はタンクの水があったまってお湯になってます。夕方ぐらいに入るとちょうどいいぬるい水になっているはずです。天気によりますが…。どうしても海が近くて、汗もかくし、ベタベタするのでチェックインのときに渡すシャワーチケットを見せれば何回でも利用できるようになってます。

キャンプサイト

ーーーシャワーは何室ぐらいありますか?

池谷 男女で4、4の予定です。朝晩はどうしても並んじゃいますね。どうしても給水作業が必要で夜中はやっていないので。あとは車で20分ぐらいのところにスーパー銭湯があります。

Q:子どもと泊まる場合の注意点や魅力はありますか?

ーーーファミリーで利用したい時に気をつけることはありますか?

阿部 注意点としては一番は熱中症ですね。大人の方もですけど。

池谷 あとは、LEDのランタンを1サイトに1個貸し出していますけど夜は都会のキャンプとはいえ暗いので、ライトがあったほうがいいです。

阿部 お子さん用にヘッドライトを持たせるといいかもしれないです。

ーーーファミリーで使用する際の魅力ってどんな点でしょうか?

阿部 魅力としてはここに帰ってきたらとりあえずゆっくり休めるということがあると思います。泊まらないと大変ですよね、ぐるぐる回って家族みんな疲れて家に帰るとなると忙しくなると思うので。

キッズエリア

池谷 シーサイド・ヴィレッジにはキッズエリアもあるもんね。そこで遊んだりもできるし、下が芝だから裸足で走り回ったりとかも楽しいと思います。ただ天気は急に雨が降ったりするので、子どもを雨から守ってあげたりとかは気にしてあげたほうがいいですね。

Q:キャンプサイトからステージの音は聞こえますか?

ーーーすぐ近くのガーデンステージの音はきこえますか?

ガーデンステージ

池谷 ステージは見えないと思いますが音は普通に聞こえます。ガーデンステージで演奏してない時はマリンステージの音も結構ちゃんと聞こえますよ。有名なアーティストだと「あの曲やってるな」っていうのは分かるぐらい。ただ稲川淳二さんの怪談は聞こえないです(笑)。

ーーー去年はガーデンステージで怪談ナイトがあったんですよね。

池谷 シーサイド・ヴィレッジの本部にいると、音は聞こえないけどポイントで客が声は上げないんだけど今息を飲んだなっていうのがすっと聞こえてくるんだよね。

阿部 去年初めて見たんですけど良かったですよ。これで夜は涼しく寝れると思います(笑)。

池谷 怪談がなくても意外と寒いときがあるよね。なので僕らは羽織る用のパーカーとか持って来てます。

Q:キャンプサイトには常にスタッフの方がいるのでしょうか?

ーーー例えば夜中でもスタッフの方に対応してもらえるのでしょうか?

池谷 シーサイド・ヴィレッジの本部には24時間スタッフがいますし、夜もサイトを巡回してます。それこそ夜風が強かったりすると持ち込みのタープが飛ばされそうになっていたりするのでそれを直してあげたり、去年みたいに雨が降ると地盤が緩んでペグが抜けやすくなるので、それをチェックして打ち直したりとかしてます。テントが飛んでいっちゃうのが一番危ないので、そういったケアはしっかりやっています。

ーーー本部にはどんな要件で来る方がいらっしゃるんですか?

池谷  「自分のテントどれでしたっけ」という方がたまにいます。同じテントが150サイトもあるので、テントに目印を付けておいたほうがいいですね。一応チェックインのときにお名前は頂戴していますのでテントの場所は探せますが結構大変です。

シーサイドヴィレッジ

Q:コールマン特典グッズとはどんなものですか?

ーーー今年の特典グッズについては何か決まっていますか?

池谷 決定はこれからですね。

阿部 昨年はレジャーシートとタオルでしたね。

池谷 今年もタオルはやると思います。あとは僕は多分レジャーシートになると思うんですけど…終わった後も使える非常にいいアイテムなので。でも、最終的に何になるかはお楽しみに。

音楽とキャンプのバランスは人それぞれ

ーーー色々と注意点などお答え頂きありがとうございました。最後にお二人についてのお話を伺いたいのですが、シーサイド・ヴィレッジで快適に過ごしてもらうために心掛けていることはありますか?

池谷 きれいにテントを張ることかな。

阿部 ロープが緩んでないかチェックするとか、雨が降ったら入り口のチャックを閉めるとか。テントの中濡れてると結構落ちますよね。

池谷 戻ってきてテントの中びしょびしょでも、その中で寝なきゃいけないからね。開けっ放しで出ていること自体気付いていないかもしれない。入り口に荷物をいっぱい置いちゃって、閉めるに閉めれない状態で出て行ってしまって、着替えとか靴とか水浸しになっちゃってる方もいるので。

ーーーでは、シーサイド・ヴィレッジでのキャンプはどんな風に楽んでほしいと思いますか?

阿部 フェスの勝手なイメージなんですけど、あの次あそこのステージ行って、終わったらあっち行って、みたいなせかせかしてるイメージがあるんですけど、サイトにいながら聴くとかもしつつ、でも本当に好きな人はちゃんと見に行って、でも疲れないように帰ってきてたまに昼寝したりとか、それぐらいゆったり利用してもらえたらいいなって思います。
その方が結婚されて、子どもができたら連れてきてというように、子どもたちが増えて、かわいらしいフェスじゃないですけど、今までとちょっと違った色になってきても面白いのかなと思います。

池谷 僕はやっぱりサマーソニックなんで、体力のぎりぎりまで使い果たせる楽しみ方ができるのも一つかなと思います。一番会場から近い宿ってここなんです。とことんサマソニを楽しみたい人はここだったら「もう駄目だあ」とか「もう眠い」とかなったらすぐテントの中に入って、ごろんとできるというのもありかなと思います。

ーーーソニックマニアやホステス・クラブ・オールナイターなどの深夜のイベントも魅力的ですからね。

池谷 だから僕がもしお客だったらソニックマニアを朝まで楽しんで、シーサイドに戻って寝ると。翌日はゆっくりし、夕方から活動し始めて、見たいアーティストを観て、夜はオールナイターに行くのか、稲川さんの怪談見て寒くなって寝るのかって感じかな。で、日曜日は帰りもあるのである程度テントの中の荷物をまとめて、ライブを観たらすぐ出られるようにしとく…というのが理想かな。でも人それぞれだとだと思います。シーサイド・ヴィレッジとガーデンステージに1日いるだけで普通にのんびりして楽しいと思いますし、今日アーティスト観ないでだらだらしちゃったなというのも楽しみ方の一つだと思うので。そういう意味では自由を贅沢に楽しめるかなと思います。

ーーーソニックマニアから楽しむなら2泊分の料金だから安く泊まれますよね。

池谷 3人でも1人1万だとしたら1泊の値段が5,000円。近くに泊まりたい人には便利じゃないかな、朝食も付いてお土産も付いてくるので。

阿部 最初の出費はかかったとしても、意外と色々付いてますから泊まってみる価値ありですよね。

池谷 利用する人にお願いしたいのは最近食べ残しや飲み残しとかごみを残していく人が多いのでごみはちゃんと持って帰ってほしいってことかな。きれいに使ってもらえるとありがたいなと思います。


SUMMER SONIC 2017
2017年8月19日(土)・20日(日)
東京会場:ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ
大阪会場:舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)

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