【サマソニ東京ライブリポート】WALK THE MOON


この日、いい意味でもっとも観客の予想を裏切ったのは、間違いなく彼らでしょう。誰がここまで楽しいライブになるなんて予想できたでしょうか。何度も日本でライブを経験している彼らですが、毎回全力でいつもオーディエンスに寄り添って演奏してくれます。まさに「楽しい」を具現化したかのような、「エンターテイメント」とはこのステージのことであると言っても過言ではないほど、最高のステージでした。

 いつも通りライオンキングのテーマ曲とともに登場すると、1曲目の「One Foot」からステージいっぱいに使って、メンバーが陽気に演奏を始めます。ちょっと懐かしいようなキラキラポップチューンを、それはとても楽しそうに演奏する姿は、観てるこっちも気持ちがいいものです。特に大ヒット曲「Shut Up And Dance」では会場が大きく揺れるほど最上級の盛り上がりをみせました。
 彼らのすごいところは、自分たちだけでできるだけの音を作り出そうとしているところです。ボーカルのニコラスはシンセを演奏し始めたかと思えば、ステージを這いずり回って歌い、かと思えば太鼓を叩き出し……。他のメンバーも皆、ベースしながら太鼓を叩いたりと、とにかく全力。

 そしてもう一つ彼らのすごいところは、人が良すぎるということ。曲の途中で観客のところまで降りて、直接触れ合いながら歌ったり、ライブの終盤にまた観客の元に走り出して一人一人に感謝を示したり。わざわざ日本のために『WALK THE MOON』のロゴが印刷された日の丸国旗を用意したり、日本語をたくさん覚えてきてくれたり。大人気バンドなのに決して驕らず、一生懸命いいライブをしてくれようとする姿が印象的。最高の空間をつくることだけを考え抜かれた完璧なステージでした。

walkthemoon

text:AndMore!編集部

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