【サマソニ東京ライブリポート】ST.VINCENT


ソニックステージ、ヘッドライナーの1つ前に登場したのは、ニューヨーク出身ロックの女王、セイントヴィンセントです。2015年にはグラミー賞を受賞、昨年は約3年振りとなるアルバム『マスセダクション』をリリースし、HOSTESS CLUB ALL-NIGHTERにヘッドライナーとして出演。今年はコーチェラ、パノラマ、ロスキルドなど海外の大型フェスに出演と、いま最も勢いに乗るアーティストの1人です。

真っ赤なミニスカートドレスに身を包んで現れた彼女は、まるで生きたお人形のよう。しかし、その見た目から想像できないくらいスタイリッシュでたくましいサウンドは、まさに「女王」と呼ばれるのにふさわしく、十分すぎるほど観客を圧倒していました。「Sugerboy」から疾走感のあるステージが始まり、続けて人気曲「Los Ageless」が披露されると会場が一気に盛り上がりました。その後も「Masseducation」「Savior」「Cheerleader」「Marrow」などバランスの良いセットリストで進行していきます。

やはり特筆すべきなのは彼女のギタープレイ。海外メディアに”21世紀最初の正真正銘のギターヒーロー”と評されているだけあり、そのプレイは圧巻。特に彼女の何がすごいのかと言うと、見た感じでは何も大したことをしていない素ぶりをしているのですが、実際はえげつなく巧みなギタープレイを披露しているのです。その姿がもう、しびれるほどカッコよくて、どんどん彼女に魅了されているのがわかりました。

終盤、昨年リリースした最新アルバム『マスセダクション』の収録曲「Slow Disco」のリワーク曲「Fast Slow Disco」が演奏され、会場が一体となり大盛り上がり。そして最後は人気曲「New York」。聴こえてくる音はかなり熱く盛り上がっているのに、演奏中も演奏後もクールで、そのカッコいい姿が印象的。最初から最後まで彼女らしさを貫いたステージでした。

text:AndMore!編集部

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