ラウドパーク2015レポート2日目!Obituary&浜田麻里

  • twitter
  • facebook
  • line

驚異の爆発力、Obituary

OBITUARY

ラウドパーク2日目。
日曜日の優雅な朝を彩ったのはアメリカのデスメタルバンド、オビチュアリー
彼らは「EXTREMEステージ」のトップバッターです。このステージは2012年以来は無くなっていましたが今年からまた復活したエクストリーム系のバンドが集まったステージです。ULTIMATEステージとBIG ROCKステージと少し離れたところにあるこのステージは他の2つに比べて少し規模が小さいのと場内が明るいのが特徴です。そんなステージに朝イチでオブチュアリーが立つなんてこんなレアなことはそうそうないでしょう。もちろん朝イチにもかかわらず会場は超満員。観客はモッシュしまくって大暴れ。初っ端からこんなに盛り上がっていいのかと思うくらい速いサークルができあがっていました。名曲「Insane」が演奏されると観客たちはみんな両手をあげてメロイックサインをしながらノリノリに。その後も破壊力のある曲を何曲か演奏し観客たちを朝からめちゃくちゃにします。めちゃくちゃなのに本当にギターの音色が本当に美しい。とくに「Don’t Care」では、まるで怪物がうめき声をあげているかのようなギターソロを披露。激しさの中にも美しい旋律が織り交ぜられたそのギターに魅了されっぱなしでした。
2014年にリリースされたアルバム『Inked in Blood』を引っさげての今回のステージ。ステージバックにはアルバムのジャケットを使用していました。タイトル曲の「Inked in Blood」が演奏されるとメンバーたちは長い髪を振り回して汗だくになりながら暴れます。その後もメンバーも観客も大暴れ。いい意味で盛り上がりすぎて収拾がつかなくなったステージだったのではないでしょうか。
OBITUARY


ロックの女王、浜田麻里。貫禄のステージ。

浜田麻里

2日目の昼、BIG ROCKステージに登場したのはロック界の女王、浜田麻里。ステージが始まる前の音出しの段階で「Fantasia」の一節が聞こえてくると、それだけで歓声があがるくらい観客たちはいまかいまかと待ちわびている様子でした。

ステージが始まると1曲目はその「Fantasia」。初っ端からこのクライマックス感。53歳とは思えぬその歌声は鳥肌。誰にも真似できないハイトーンボイスとクセになるビブラート。生で聴く彼女の歌声は想像をはるかに超えていました。
そのあとも「Momentalia」「Blue Revolution」と次々と名曲を披露したあと、「Nostalgia」をアカペラで披露。彼女の歌う姿があまりにも美しすぎて聞き入るしかありませんでした。彼女の歌う姿は女性らしいのにカッコイイ。加えてとってもセクシーで彼女の体が煌々と輝いているかのように見えました。歌い終わると、会場からは大歓声が巻き起こりました。
中盤では名曲「Stay Gold」を披露。最後のハイトーンボイスの「ステイゴーーーー!!!!」にはもう本当に鳥肌。感動。この感動は言葉ではうまく伝えきれないですが、まるで天から歌が降ってきてそのまま私たちの心をダイレクトに突き刺すかのような感覚です。
そしてここからは「タッカン」こと高崎晃が全身真っ赤な衣装で登場し、ギターとして参加。
「Historia」では、タッカンのカッコイイギターの速弾きが炸裂。その後も浜田麻里の歌声とタッカンのギターが私たちを感動の渦に巻き込みます。もちろんバックバンドもすごかったです。途中ではドラムソロがあり、演奏力の高さを見せつけていました。

最後の「Somebody’s calling」まで終始圧倒されっぱなし。海外アーティストの多いラウドパークにおいて日本の底力を見せつけているかのようなステージでした。
浜田麻里