富士山の麓で最高のフェス!朝霧Jamレポート!

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会場は富士山の麓。今年は 10月10日(土)、11日(日)に開催された朝霧Jam。ほとんどのお客さんがキャンプインで参加する秋の人気フェスの様子をレポートします!

1日目!会場に到着!

今年の朝霧はなんといっても寒い!事前の準備はしてきたものの、会場に着いたとたん不安になる寒さでした。
私はふもとっぱらキャンプ場を利用したのでこちらのオートキャンプ場にテントを設営。会場まではシャトルバスで10分ほどかかりますが、車のすぐ横でキャンプができるので荷物を運ぶ手間がなくて楽です。場所も広々と使え、キャンプを楽しみたい方にはオススメです。
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会場内のキャンプサイトはMOONSHINE STAGEのすぐ裏から始まり、所狭しと大小様々なテントがたてられています。ステージでライブが始まってもテントでまったりしたり、もうバーキューを始めちゃっている人もいました。こういう自由な感じが朝霧Jam。
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このキャンプサイト内にもCARNIVAL STARという小さなステージがあり、主にDJがプレイしています。
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そして、ステージの横には「どん吉パーク」というドッグランもあります。朝霧Jamを主催している会社「SMASH」の社長・日高さんの今年亡くなった愛犬「どん吉」からとった名前で、パーク内にも写真が飾られていました。朝霧Jamはペットを連れて楽しむ方も多く、たくさんのワンちゃんに会いました。
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すぐそこには富士山!RAINBOW STAGE!

メインステージであるRAINBOW STAGEは富士山の目の前。ステージの前にもテントサイトがあり、なんといってもこの眺めは圧巻です。曇り空でしたが富士山も堂々とそびえていました。
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ステージ横には地元の食材を使った飲食店ブースやワークショップ、雑貨屋さんが並んでいます。飲食店ブースは朝早くから開店し、0時頃まで開いているのでキャンプフェスだからといってバーベキューなどしなくても困ることはありません。

夜になると照明が照らされきらびやかに。ステージ横についている金平糖のようなライトは今年の暑かったフジロックを思い出させます。
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こちらのステージは何と言ってもラストの!!! (CHK CHK CHK)がとっても盛り上がっていました!前日の東京公演、その前の日の大阪公演とどちらもチケット完売の大人気なだけあります。ヴォーカルのニックは相変わらずの短パン姿でステージを走り回る!ステージから降りても走る!ふもとっぱらに戻るバスは終演後とても混雑するので早めに帰ろうと思っていたのですが、帰ろうとする度にかっこいいイントロが流れるのでなかなかステージを離れることができませんでした。              

雑貨屋さんもいっぱい!MOONSHINE STAGE!

もう一つのMOONSHINE STAGEは上にのっている大きなタコが目印。今年から新しい仲間のイカが登場しました。
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ステージの周囲は雑貨屋さんや飲食店ブースに囲まれていて、遊んでいる子供もたくさんいました。レジャーシートを敷いてお昼寝してる人もいたりとまったりした雰囲気です。
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夜になるとタコもイカも妖しく光ります。
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そんな光りに照らされたステージで個人的に一番熱かったのはダブステップのパイオニア、MALA & COKI -Digital Mystikzです。MOONSHINE STAGEで聴くダブは毎年最高に気持ちいいのです。ダブステップやブレイクビーツにルーツレゲエを所々に織り交ぜた最高にillでdopeな二人のミックスに体が勝手に動きます。ずっとこのまま踊り続けられそうな感覚を覚えました。

夜は雨が。。。

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そんな最高のステージが終わり、テントに戻った頃に雨が降り始めました。タープなどは張っているものの、やっぱり雨になると動きづらいもので、とりあえずバーベキューをしてダラダラとお酒を飲み、寒さに耐えかねてその日は就寝。
しかし、その後に事件が!!!
なんとテントが浸水!!!テントの下を見たら池のような状態でした。少し土地が低くなったところに張っていたので、もともと雨が溜まりやすい場所だったようです。もっとしっかりと土地を見ないといけないな〜と反省しました。

2日目!雨でのスタート!

前日からの雨が降り続け、午前中まではすっかり雨模様。しかし、負けず朝ごはんの準備スタート!雨が降っていようと、外で食べるご飯は最高ですね〜。
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そんな雨も午後には止み、雲の切れ間から少しだけ見えた富士山には初冠雪が!自称「晴れバンド」のSPECIAL OTHERSが登場する頃には徐々に晴れ間も広がりました。今年メジャーデビュー10周年を迎える彼らのライブは大盛り上がり!ステージ前方はモッシュピット状態でした。彼らの音楽は本当にフェスによく合います。

しかし、それ以上にステージ前が入り乱れたのは今年のフジロックでも大人気だったRäfven。演奏前からステージ前は人でいっぱいだったのですが、始まって早々にメンバーが「大きな輪を作って〜!」と流暢な日本語でお客さんに指示を出し、戸惑いながら輪を作るお客さん達。まったりとした曲に合わせ、メンバーたちはステージ上でラインダンスを踊ります。お客さんたちも真似してラインダンスを踊り、ちょっと気持ちもほぐれてきたかな〜?というところで…
「踊れ〜!!!」
という掛け声とともに曲は激しいアイリッシュなパンク調に!その瞬間お客さん達の中でも何かが弾けたのが伝わってきました。輪の外で見ていたお客さんも入り乱れ、みんな踊る!踊る!!!一気にお客さんの心を掴み、ステージもお客さんも一体となっていました。
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ラストを飾ったのはcro-magnon。ゲストにSOIL&”PIMP”SESSIONSの元晴が登場。彼らの作り出すグルーヴは徐々に客さんの身体を支配していき、自然と揺れていた身体の揺れ幅も少しずつ大きくなっていきます。最後にはDachamboのAOがゲストで登場し盛り上がりは最高潮に。踊りシメて、今年の朝霧は終わりました。

まだまだ終わりじゃない!オーバーナイト!

終演前からちらほらと帰り支度をし、荷物を運んでいる人もいましたが朝霧Jamには場内駐車場とふもとっぱらキャンプ場を利用している人に限り、3日目のお昼頃まで会場にいられる「オーバーナイト」というシステムがあり、ライブ後の余韻を楽しみつつ、ゆっくり帰り仕度をすることができます。私もふもとっぱらキャンプ場を利用していたので、ちろんオーバーナイトしました。テントに戻る頃には綺麗な星が見えるほど晴れ、前日の憂さ晴らしと言わんばかりにたくさん夕飯を作りお腹いっぱいになりました。

そしてふもとっぱらの夜といえばピーターパンカフェ
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ここはキャンプ場の一角にデコレーションが施され、コーヒースタンドやバーが並び、ハンモックやキャンドルでドリーミーな雰囲気。まるで夢の中にいるような空間は私のお気に入りの場所です。
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晴れた朝はダイヤモンド富士!

翌日は早朝から富士山に向かって椅子を置いて座っている人がちらほら。みんな何を待っているかというと、富士山の頂上から朝日が出てくるダイヤモンド富士を一目見ようと寒い中待機しているのです。日は出ているのですが富士山に遮られ、ふもとっぱらはまだまだ薄暗く、眠さと戦いながら待っていました。
そして7時前頃にダイヤモンド富士が登場!!!一気に気温が上がっていくのを感じます。本当に神々しい光景でした。太陽ってすごい。
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太陽のおかげで浸水したテントも無事に乾かして撤収することができました。今年は曇り、雨、晴れと朝霧の酸いも甘いも味わった濃厚な三日間だったように思います。しかしフェスの名の通り「It’s a beautiful day」な三日間であったことはには違いありません。それはこの会場の自然と音楽とお客さんやスタッフの笑顔が全て揃っているからこそだと思います。地元のご老人と思われる方々が見学に来ていらっしゃったのですが、すれ違う時に「若者がこうやってずっと平和にいてくれるといいね」と話しているのが聞こえました。いつまでもこんなフェスを続けて欲しいと思います。
また来年、富士山の麓で会えるのを楽しみにしています!

It’s a beautiful day 〜Camp in 朝霧Jam
2015年10月10日(土)
2015年10月11日(日)
会場:静岡・富士宮市 朝霧アリーナ

<関連リンク>
It’s a beautiful day 〜Camp in 朝霧Jam