Photo:Masanori Naruse

  • 2017/11/24

新鋭ポップシンガーMØ、大盛況のうちに幕を閉じた初単独ジャパン・ツアーのライヴ・レポートが到着!

メジャー・レイザーの「リーン・オン」や「コールド・ウォーター」への客演参加で一躍注目を集め、その唯一無二な歌声と個性的な世界観で新たなポップ・アイコンとして人気を高めている、デンマーク出身のシンガー=MØ(ムー)が、自身初の単独ジャパン・ツアーを終了。昨日11月23日(木・祝)に新木場STUDIO COASTで開催された東京公演のライヴ・レポートが本日公開となった。

<ライヴ・レポート>
デンマーク出身、ここ数年間に数々のヒット曲にフィーチャーされて世界中にその名前と歌声を浸透させたMØ(ムー)ことカレン・マリー・エルステッドが、昨年のサマーソニック出演に続いて、初のジャパン・ツアーを実現。新木場 STUDIO COATで東京公演を行ない、10月に送り出した最新EP『When I Was Young』の全6曲に加えて、ファースト『No Mythologies To Follow』(14年)の収録曲、さらにはゲスト参加した曲も盛り込んだ、70分・20曲のセットを披露してくれた。

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Photo:Masanori Naruse

巨大なロゴを配したステージに、『When I Was Young』のオープニング曲でもある『Roots』を歌いながら登場したMØ。脇を固めるのは腕利き揃いの3ピースのバンドだ。その『Roots』が好例で、今回のEPで掘り下げたダウンビートでダークな曲を、従来からのアゲ系のダンスポップと対比させて表現のバリエーションを見せつける彼女は、ステージをたっぷり使ってワイルドに踊りながら、ちょっとクセのあるハスキーな歌声を会場に響き渡らせる。踊っていない時はステージの端に座ったり、でなければフロアに降りてオーディエンスとの距離を縮めようとするそんなMØの存在感とエネルギーは並大抵じゃなくて、パンクバンドで経験を積んだ彼女のルーツが窺えるというものだ。

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Photo:Masanori Naruse

そして後半はミラーボールの光がきらめく中、ディプロの『Get It Right』、DJスネイクの『Don’t Leave』、カシミア・キャットの『After Coachella』……とお馴染みのゲスト参加曲を続々聴かせ、ソロ名義で最大のヒットを記録した『Final Song』で一旦セットを締め括ると、アンコールで待っていたのが『Lean On』。MØがヴォーカルを担当した、メジャー・レイザーの大ヒット曲である。ファンに渡された日の丸の旗で身を包んで歌う姿は凛々しくて、女の子たちからしきりに「アイ・ラヴ・ユー!」の声が飛び交うのも納得。ダンスポップにロックのハートを宿らせる異色のディーバが、いよいよ日本と確かな絆を築いたようだ。

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Photo:Masanori Naruse

Text:新谷洋子

10月に、デジタルEPをサプライズ・リリースしたばかりのMØ。これまでリリースされているシングルとは一味違う、MØ流ポップスの一面が詰まった作品に仕上がっており、フル・アルバムのリリースへ向けて益々期待が高まる。

【リリース情報】
ムー | MØ
配信限定リリースEP
『ホエン・アイ・ワズ・ヤング』|『When I Was Young』(全6曲)

MØ『ホエン・アイ・ワズ・ヤング』EPジャケット写真

配信中
iTunes:https://itunes.apple.com/jp/album/id1292331475?at=10lpgB&ct=886446624006_al&app=itunes

【MØ JAPAN TOUR 2017】
2017年11月22日(水)
会場:大阪 IMP HALL

2017年11月23日(木・祝)
会場:東京 新木場STUDIO COAST

<関連リンク>
ムー | ソニーミュージック オフィシャルサイト

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