Photo:Masanori Naruse

  • 2018/01/11

フォスター・ザ・ピープル、6年振りジャパン・ツアーがスタート!初日の東京公演ライヴレポート公開


フォスター・ザ・ピープルが、昨年7月にリリースした3年振り通算3作目のアルバム『セイクレッド・ハーツ・クラブ』を引っ提げた約6年振りとなる単独来日ツアーを昨日1月10日(水)からスタート。来日は2014年のフジロックフェスティバル以来3年半ぶり、単独ツアーは2012年1月以来6年振りと、日本のファンには待望のジャパン・ツアー。昨日行われた新木場STUDIO COASTでの初日ライヴレポートが公開となった。

<ライヴレポート>
2018年1月10日(木)
東京: 新木場STUDIO COAST

昨年7月にサード・アルバム『セイクレッド・ハーツ・クラブ』をリリースしたフォスター・ザ・ピープルが、6年ぶりの単独ツアーを敢行。東京・新木場STUDIO COASTで行なわれた初日公演では、約100分の息もつかせぬ濃密なショウで、長い間この日を待っていた満場のファンを湧かせた。
セカンド『スーパーモデル』の発表後メンバーが入れ替わり、『セイクレッド~』では、ヒップホップやR&Bからサイケデリック・ロックにエレクトロニカまで多様なサウンドを取り入れて、大胆にスケールアップを遂げた彼ら。今回はフロントマンのマーク・フォスター以下4人の新布陣にサポート・ミュージシャンを交えた、計6人でのパフォーマンスとなった。

Photo:Masanori Naruse

ライティングだけで演出したシンプルなステージはまるで実験室。ドラマーのマーク・ポンティアスを除く全員が複数のパートを担当し、次々に楽器を持ち変えて絶えず編成をシフトさせながら、どんな音も自在に繰り出してゆく。ワイルドなパーカッションとシンセだけで踊らせたり、トリッピーなサイケデリアで眩惑したり、粗削りなパンクロックをラウドに鳴らしたり……。もちろんファースト『トーチズ』と『スーパーモデル』の収録曲もアレンジを刷新し、ビート重視の『セイクレッド~』のモードにアップデート済みだ。

Photo:Masanori Naruse

そんな新生フォスター・ザ・ピープルのバンド・アンサンブルのカギを握るのは、『セイクレッド~』で多数の曲をマークと共作した新メンバーのアイソム・イニス。ドラムセットとキーボードの間を忙しく行き来し、コーラスも担当していた彼と、MCもそこそこに歌うことと演奏することと踊ることに終始していたマークのケミストリーは、ありありと伝わってくる。

Photo:Masanori Naruse

 アンコールのチョイスも興味深かった。6人がプレイしたのは、下積み時代のマークが自宅で録音した大ヒット・デビュー・シングル『パンプド・アップ・キックス』と、『セイクレッド~』の中でも殊に革新性を誇るエレクトロニカ・トラック『ロイヤル・ライク・シド・アンド・ナンシー』だ。つまり前者がバンドの出発点なら、後者は7年を経て到達した現在地なのだが、どちらもアメリカの社会についてマークが様々な疑問をぶつける曲。旺盛な実験欲と不変のスピリットをしっかり印象付けて、ショウを締め括ったのだった。(文: 新谷洋子)

元祖<踊れるロック・バンド>として、そのエネルギッシュなライヴにも定評があるが、今回は更に完成度の高いライヴで会場を魅了したフォスター・ザ・ピープル。本日1月11日(木)は名古屋 DIAMOND HALL、明日1月12日(金)には大阪なんばHATCH公演を開催する。

【FOSTER THE PEOPLE JAPAN TOUR 2018】
1月11日(木)
会場:愛知 名古屋DIAMOND HALL
1月12日(金)
会場:大阪 なんばHATCH
<関連リンク>
FOSTER THE PEOPLE|LIVE INFORMATION|SMASH Official Site

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