MOUNTAIN STAGE

Marilyn Manson

正直に告白しよう。2012年の新木場SUDIO COASTでの来日公演以降、少々マンソンから離れていた。ブラック・ミュージックに意識が行き始めたのが直接的な原因だが、例の3部作を超える作品から離れられなかったというのも大きな要因の一つである。が、その考えを即座に改めなければならない事件が起きた。新作「ザ・ペイル・エンペラー」のリリースである。この作品には、離れていた私を一気に引き戻す圧倒的な力があった。「The Mephistopheles Of Los Angeles」などでは新たな一面を見せつつ、「Deep Six」ではマンソン節全開なサウンドを聴かせてくれる。無論、このアルバムを購入して以来ずっと聴いている。そうしてすっかりマンソン信者に舞い戻った私は、この日を待ちわびていた。

なんと一発目から「Deep Six」!「Killing Strangers」から繋ぐかと思いきや、そんな前置き的演出は必要なかった。エキセントリックにステージ上を動き回る姿は、まさに私たちが求めていた「ダークヒーロー」そのものである。CD音源とほとんど変わらない強烈なヴォーカルも見事としか言いようがない。それどころか、2012年の頃よりも更に進化している。いやはや、恐ろしい人だ。2曲目に「Disposable Teens」を持ってくるあたり、オーディエンスを休ませるつもりは毛頭ないらしい。時代が変わっても全く色褪せることがないと音楽性と、危険な香りが充満するステージ。やはり別格だ。

「Antichrist Superstar」~「The Beautiful People」(この2曲の繋ぎで興奮しないファンはいない)では、人種間の違いを絡め、曲の価値観を普遍化する。更にそこへブラック・ジョークも忘れずに叩き込んでくるのだから、こちらはヒヤヒヤものだ。演出上手なところも相変わらずである。事あるごとに、「昨晩(ソニックマニア)の方がラウドだったぜ?」と言われたのが少々悔しいが、今回は私の「マンソン熱」を再び上げてくれたことに感謝したい。Tシャツももちろん買った。

MARILYN MANSON

MARILYN MANSON

MARILYN MANSON

MARILYN MANSON

MARILYN MANSON

MARILYN MANSON

MARILYN MANSON

MARILYN MANSON

MARILYN MANSON

MARILYN MANSON

ALL TIME LOW

「日本公演は8回目だが、今日のライブは最高だぜ」
MCの際、ヴォーカルのアレックスがこんなことを言っていました。その言葉に強い説得力を感じるほど、圧倒的なパフォーマンスでしたよ。アーティストとオーディエンスの熱量が重なる瞬間は気持ちが良いです。アイドルバンドという括りから抜け、真のロックバンドとして評価が高まっていますが、その理由もはっきり分かりますね。ここまで凄まじい躍進を続けるバンドは彼らぐらいでしょう。

「Satellite」で幕を開け、静かな熱狂がステージを包みます。最初の2分だけで、彼らがどれだけ場数を踏んできたのかを容易に理解できました。MCで少年のようにはしゃぐ姿もまた、そんな彼らだからこそより愛おしく見えます。お客さんの女の子をステージに上げるサプライズもありましたが、楽しいので万事OKですね。彼女はアレックスとジャックの下ネタの通訳として招かれたわけですが、ナイスなサポートでした。どうやら、アレックスのピー(自粛)はピー(自粛)みたいです。

最後の3曲は怒涛の展開でしたよ。「今日は帰りたくないね」とアレックスが言うように、終わってしまうのが本当に名残惜しいライブでした。「Time-Bomb」のときの記憶が、踊り狂うあまりところどころ飛んでいます。なんと幸せな時間だったのでしょう。
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MARMOZETS

フジロックでは、ロイヤル・ブラッドが驚きと熱狂をもたらしましたが、サマソニのサプライズ枠はマーモゼッツだと思います。UKでは様々なジャンルから才能ある新人が出てきますね。下火になりつつあるハードロック界隈で、彼らのような存在は非常に重要です。往年のロッカーたちに負けず劣らずの、バイタリティに溢れたライブでした。

1曲目の「Move, Shake, Hide」から飛ばしまくり。前置きなんてモノは一切ありません。ベッカ嬢のシャウトが冴え渡ります。喉に労働基準法があれば、彼女は真っ先に訴えられることでしょう。ステージ上を所狭しとかけまわり、惜し気もなく魂の叫びを聴かせてくれます。さながら、「休まないパティ・スミス」。始まりから終わりまで、ずっとこのテンションでした。抜群の美貌を全く有効活用しない姿も素敵です。それがむしろ強烈に色気を感じさせました。「Captivate You」では神々しさすら覚えましたね。恍惚とフラストレーションが混在するような表情。しばらく記憶の中に居座り続けそうです。

ラストを飾ったのは、やはり「Why Do You Hate Me?」。オーディエンスの盛り上がりも青天井です。もう終わりに差し掛かっているタイミングで全く・・・。またすぐにでも彼らに会いたいです。

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BABYMETAL

「立ち止まらず前へとお進みください」というスタッフの声が絶えず、入場規制になるのではないかと思うほどの混み具合で、人で会場が埋め尽くされていました。

そんな多くの人から注目を集めているのは、アイドルとメタルを融合したオンリーワンの日本三人組ユニットBABYMETALです。

会場が暗くなると、スクリーンに物語のように文字と音声が映し出され、歓声が湧き上がりました。

ゆっくりと歩いて登場したあとは、お決まりのキツネポーズ…!この時点でものすごい迫力。赤と黒とキメキメの表情で圧倒されました。

一曲目を飾ったのは「BABYMETAL DEATH」
キツネのお面を飛ばしてからの盛り上がりは後ろの方まで熱気が伝わってきました。あれほどファンたちを奮い立たせ、荒れ狂わせるものはなんなのか……
曲を追うごと、圧倒的歌唱力、ダンス力、力強さ、と他のアーティストとはちがう部分を沢山もっていることに気づかされました。

カモンサマソニック〜!
みんな楽しんでる〜?

映像も曲と曲の間を上手くつなぎ合わせていて沢山のことを私たちに訴えかけます。

なんで人は傷つけ合うの?の文字が映し出され
一番有名といってもいい

イジメ!ダメ!

の曲です。
歌で社会問題をとりあげ、さらに間接的ではなく、そのままの言葉でダメ!と訴えてるのは他のアーティストにはあまりないことだと思います。沢山の部分で他のアイドルと差別化されているところが人気の秘訣だと感じました。

全体を通して、まさに新しいメタルが誕生した瞬間のように思えました。
手をクロスさせたところから見えるクールな目つきと、そこから歌い始めてからのあのかわいい笑顔にみんなヤられてしまうのだと思います。
よくニュースなどでもとりあげられていて、世界からも注目を集めるBABY METAL。これからの活躍にもますます期待できそうです。

BABYMETAL

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TEMPURA KIDZ

「SUMMEE SONIC 2015」初日、マウンテンステージのオープニングアクトを飾ったのはTEMPURA KIDZ!平均年齢17歳で、きゃりーぱみゅぱみゅのバックダンサーも務める彼女たちが、ついにソロでサマソニデビュー!

ステージに現れた彼らは、シングル「はっぴぃ夏祭り」のMVでも来ている、おかっぱ頭に和装をアレンジした、フェスにぴったりの衣装!

1曲目の「すいみん不足」に続いて「ミイラキラー」を披露。どこかシュールでくすりと笑える、けれどもクオリティの高いダンスで観客を魅了します。「アイ・セイ・テンプラ!ユー・セイ・キッズ!」の掛け声にあわせ、会場も気づけばTEMPURA KIDZの世界間に引き込まれていました。

「CIDER CIDER」は特別仕様のウクレレバージョンで常夏気分をしばし味わったあと、「はっぴぃ夏祭り」で日本のお祭り気分にしてくれるという、目まぐるしく音とダンスの色を変えて楽しませてくれるというのは、TEMPURA KIDZのライブならでは!観客は掲げた拳を曲にあわせて大きく開き、フロア中に打ち上げ花火が舞い上がって気分になります。

最後は槇原敬之の「どんなときも。」をカバー。自由で天真爛漫でありながら、同時に隙のないダンスには目を奪われるばかりでした。

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RADWIMPS

午後のラスト二番目を彩ったのはRADWIMPS
会場は埋め尽くすされ、今日一番の歓声があったように感じた。2008年から7年ぶりの出演。おかえりという叫び声も聞こえた。

会釈からはじまり
「サマソニ疲れてるだろうから最初はしっとりいくよ」といきなりのピアノとアカペラ演奏。

透き通る声で力強く歌いきった。歌い始めから心奪われ、瞬きもできないほどの隙のなさ。昨日の首相談話があったこともありこの曲は胸に染みて、涙が溢れた方も多いことだろう。

曲間に
「戦争があって70年経つ日にこうやって歌えることは嬉しい」
と述べていたことも印象的である。

最高なリズム感とベースの響き。ドライブ感を描き出していくナンバーばかり。洗練されたオープニングからとは一転して個性的でダイナミックな四人のアンサンブルを展開していった。

『遠恋』や『おしゃかさま』でのギターとベースの掛け合いバトルは、激しく胸を揺さぶるパフォーマンスであった。

ボーカルの真っ白な服に赤のバンダナを首元につけていたのもセンスがいい。
みんなの憧れるような、ハイセンス加減は曲だけにとどまらない。立ち姿、喋り方、リズム感、遊び心も、全てにおいて最高としか言いようがない。

自分一人に伝えてくれるような歌声で観客を高揚感と幸福感に包んだ『トレモロ』や『tummy』からの中毒性がありみんなを狂わせ酔いしれさせるほどのサウンドの『G行為』など、みんなRADWIMPS に虜になったことだろう。

ラストの曲は『Kaisin No Ichigeki』野田さんの

「大丈夫だ」
「幸福になれよ」

という短い中に含まれた意味を自分に当てはめ涙した人も多いのではないだろうか。

Dinosaur Pile-Up

SUMMER SINIC 2015いよいよ開幕!!!ここMOUNTAIN STAGE に最初に姿を現したのは、2007年に結成されたイギリス出身の3ピースバンドDinosaur Pile-Up(ダイナソー•パイルアップ)である。
2014年7月16日に4曲入り「Peninsula EP」をA-Sketchよりタワレコ限定で発売し日本デビュー。サマーソニックは今年で2回目の出場だ。

「サマーソニック盛り上がっていきましょーー!!」のMCから始まったMOUNTAIN STAGE。ここのステージは室内で床も壁もタイルのようになっている。煌びやかな照明で光の模様が壁に浮かび上がり、夏の暑さも吹き飛ばしてくれそうだ。

照明が暗くなりドラムの音が鳴り響たとたん。全身黒で身にまとった彼らが登場。歓声と拍手が湧き上がる。

ダイナミックで重圧感のある曲調は中毒性があり、ファンでなくても堪らなくカッコいい。重圧感があるといえども、熱苦しくなく爽やかに響く。去年よりスキールアップしているとの声も上がっていた。UKオルタナティヴロックの新星であるとも言われている。

9曲目にさしあたったあたり、ティラノサウルスの大っきい風船が3つ観客に投げつけられた。拍手と共に風船が飛び回り、赤や青の照明が照らしていた。

ボーカルのマットピッグランドはボーカリスト、ギターリスト、ソングライティングも担当しているかなりの天才肌。曲と曲の間では「おはよう、東京」「日本大好き」と日本語をしゃべっていたのが印象的だ。

イギリスだけでなく、世界各地でこのカッコよさ、力強さが認められて益々これからが期待できそうなアーティストである。

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