タグ別アーカイブ: ライブレポート

ZEDD

始まる前から超満員の会場に、EDM界の若きプリンスZEDDがついに登場!1曲目「Beautiful Now」から会場はお祭り騒ぎ!ZEDDらしいメロディアスでありながらも激しいシンセサウンドや、会場を揺らさんばかりに響く太いリズムにあわせ、オーディエンスは飛び跳ねておおはしゃぎ!

そしてZEDDリミックスバージョンのリリースも行ったMAGIC!の「Rude」がはじまると、なんと、先にマリンステージでライブを終えたMAGIC!のボーカルであるナスリ・アトウェが登場し、生歌で「Rude」を熱唱!これぞフェスならではのサプライズに会場は大興奮!ここでついにマリンステージが入場規制に!

続いてMaroon 5の「Sugar」やGalantisの「runaway」のリミックスを立て続けに披露し、続いてZEDDがプロデュースしたアリアナ・グランデの「Break Free」を演奏!アリアナは前日のマリンステージに出演していましたが、もし同じ日にライブがあったとしたら、ここでもまたサプライズがあったのかも……というのは贅沢すぎますか?

終盤、ZEDDの代表曲「Spectrum」では、会場が一体となって大合唱。炎も吹き出すステージの上で、ZEDDは幸せが満ち溢れた満面の笑みでオーディエンスをさらに煽り、応えるように観客は声をあげ、さらに高くジャンプします。

ラストはEmpire Of The Sun「Alive」のZeddリミックス!スタジアム全体を巨大ダンスフロアと化し、新たなサマソニの姿を見せつけたZEDDに、惜しみない拍手と歓声が送られました。

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MAGIC!

レゲエサウンドを取り入れたなバンド・サウンドが魅力のMAGIC!が登場!オーディエンスの歓声のなか「Don’t kill the magic」がスタートし、続けて「Mama Didn’t Raise No Fool」を演奏。裏打ちのカッティングや伸びのあるナスリ・アトウェのボーカルが会場に響く、気持ちのいい贅沢な真夏の昼下がり。「ヒサシブリ!」とナスリが再来日を満面の笑みを浮かべる様子に、オーディエンスにも笑顔がこぼれます。

ナスリはオーディエンスの女性たちを楽しそうに見つめ、「オンナノコ、オンナノコ、セクシーオンナノコ」と笑いを誘うと、「Girls Just Want to Have Fun」を披露。気のせいか、曇り空がどんどん晴れていくのですが、これがMAGIC!が持つパワーでしょうか?

中盤にはThe Policeの名曲「Message in a Bottle」のカバーを披露!大胆なアレンジは加えないストレートなカバーですが、彼らが持つ陽気な魅力がオリジナルとは一味違うサウンドを聴かせてくれます。他の曲にもThe Policeの影響が垣間見えるMAGIC!は、いわば「太陽の下で育った現代のThe Police」といったところでしょうか。

さらに新曲「Sunday Funday」を日本で初披露。気がつけば空は大快晴!この曲を日曜の晴れた大空の下で聴けるなんて、サマソニに感謝です。キャッチーなサウンドのなかでオーディエンスは自由に踊り、「Sunday!Funday!」と声をあげます。

ラストは大ヒットナンバー「Rude」を会場一体となって大合唱!MAGIC!のメンバーが去っていくと、空は曇り空になるという、MAGIC!のとんでもない力も見せつけられました。

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IMAGINE DRAGONS

2013年のサマソニで初来日ライブを果たしたイマジン・ドラゴンズが2年ぶりに、しかもマリンステージのトリ前に出演。前回は和太鼓を使ったパフォーマンスが話題となりましたが、今年は使用せず、しかしよりダイナミックになったライブを果たしてくれました!

日が傾きはじめたマリンステージではじまったのは「Shots」。ウェイン・サーモンが奏でるエコーのかかったギターやダンのボーカルが、気持ちいいと同時にセンチメンタルなサウンドを生み出します。続けて2曲目の「Trouble」の終盤にはメンバーの各々がスネアドラムやバスドラムを叩く、イマジン・ドラゴンズのライブの醍醐味であるリズムセッションを披露。

「It’s Time」ではダンがサビのワンフレーズをゆったりと歌い上げると、マンドリンの優しい音色が印象的なイントロがはじまります。イマジン・ドラゴンズの、ライブでしか味わえない広がりを持ったサウンドや、見ている者を飽きさせない迫力のパフォーマンスが、初めて聞いたオーディエンスの心をも捉えはじめたのか、次第にフロア前方に観客が集まりだしました。

「I Bet My Life」ではダンが、両手を空に大きく広げるオーディエンスと一体となり、サビの「I bet my life on you!」を大合唱!喜びに涙を流す人の姿も。そしてラスト「Radioactive」。すっかり暗くなった空の下で、ダンが上半身裸で力を込めて叩くバスドラムの音がマリンフィールド中に響きます。気がつけば満員となっていたオーディエンスも、息を飲んでその様子を見守り、演奏が終わると大歓声が沸き起こりました。

圧巻のパフォーマンスとロックサウンドを余すことなく見せつけたイマジン・ドラゴンズ。これからのサマソニにとって重要なバンドになること間違いありません!

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Marilyn Manson

正直に告白しよう。2012年の新木場SUDIO COASTでの来日公演以降、少々マンソンから離れていた。ブラック・ミュージックに意識が行き始めたのが直接的な原因だが、例の3部作を超える作品から離れられなかったというのも大きな要因の一つである。が、その考えを即座に改めなければならない事件が起きた。新作「ザ・ペイル・エンペラー」のリリースである。この作品には、離れていた私を一気に引き戻す圧倒的な力があった。「The Mephistopheles Of Los Angeles」などでは新たな一面を見せつつ、「Deep Six」ではマンソン節全開なサウンドを聴かせてくれる。無論、このアルバムを購入して以来ずっと聴いている。そうしてすっかりマンソン信者に舞い戻った私は、この日を待ちわびていた。

なんと一発目から「Deep Six」!「Killing Strangers」から繋ぐかと思いきや、そんな前置き的演出は必要なかった。エキセントリックにステージ上を動き回る姿は、まさに私たちが求めていた「ダークヒーロー」そのものである。CD音源とほとんど変わらない強烈なヴォーカルも見事としか言いようがない。それどころか、2012年の頃よりも更に進化している。いやはや、恐ろしい人だ。2曲目に「Disposable Teens」を持ってくるあたり、オーディエンスを休ませるつもりは毛頭ないらしい。時代が変わっても全く色褪せることがないと音楽性と、危険な香りが充満するステージ。やはり別格だ。

「Antichrist Superstar」~「The Beautiful People」(この2曲の繋ぎで興奮しないファンはいない)では、人種間の違いを絡め、曲の価値観を普遍化する。更にそこへブラック・ジョークも忘れずに叩き込んでくるのだから、こちらはヒヤヒヤものだ。演出上手なところも相変わらずである。事あるごとに、「昨晩(ソニックマニア)の方がラウドだったぜ?」と言われたのが少々悔しいが、今回は私の「マンソン熱」を再び上げてくれたことに感謝したい。Tシャツももちろん買った。

MARILYN MANSON

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MARILYN MANSON

WALK THE MOON

イギリスの友人に、このバンドを勧めてもらったことがあります。そのころはメジャーデビューしたばかりだったのですが、当時の印象としては「ネクスト・トゥー・ドア・シネマ・クラブ」でした。それがまさかこのベクトルで進化するとは・・・。80年代のディスコ・ナンバーを、現代風にアップデートしたような内容です。温故知新の体現者ですね。80’sに対する僕らの憧れを、リスペクトと愛情を持って代弁してくれました。今回がサマソニ初参戦でしたが、そんなキラキラしたサウンドを余すところなく届けてくれました。

ところで、「Shut Up And Dance」以外にもダンサブルなナンバーはありますよ!「Different Colors」や「Tightrope」などもプレイしてくれましたが、オーディエンス側があまり乗れていないようでした。しかしながら前者は、ライブで聴くとより魅力が滲み出ますね。海外では既にアンセム化しつつあるようです。個人的には「Work This Body」もお気に入り。夏フェスらしい内容も相俟って、体が勝手に動いちゃいました。

ただやはり「Shut Up And Dance」。今回のライブのラストを飾りましたが、一気に会場の熱気が爆発しましたね。揺れるマウンテン・ステージ。Walk The Moonが撤収した後も、この曲を口ずさむグループが多数ありました。

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modestep

Pendulumが6:4ぐらいでブロウステップとロックを融合しているとすれば、Modestepは綺麗に5:5の割合のクロスオーヴァーである。オーディエンスの数はそれほど多くはなかったが、それを補って余りある熱気に包まれていた。なんという迫力。強すぎるキックと破壊的なディストーションから繰り出されるサウンドは、観客の心をつかむのに2分とかからなかった。物凄く緻密に計算された音作りから、音楽的な素養の高さも感じ取ることができよう。断じて平凡なミクスチャーバンドではない。

ブロウステップ系のプロデューサー、Popeskaと組んだ「Another Day」は、その証明として打って付けである。ジョッシュ・フレンドのクリアなヴォーカルに次々と要素が乗ってゆく。そこから火力の高いドロップまで一気に展開されるわけだが、ライブでは更に激しく燃え上がるのだ。元フューネラル・フォー・ア・フレンドのドラマー、パット・ランディが、その技術の高さを見せ付ける。急な転調はお手の物、早打ちテクも遺憾なく発揮していた。CD音源だけでは気付けない、彼らの魅力の一つである。打ち込み系の音とバンドサウンドの見事な邂逅を見た。

あまり評判の良くない最新アルバム、「London Road」からも数曲披露してくれたが、生で聴くとこうも違うかと驚いた。特に「Machines」。これは絶対ライブで聴くべきである。バンドの規模的になかなか難しそうではあるが、可能であればぜひ今度は単独公演で見たい。
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the telephones

サマソニ2日目のRAINBOW STAGEのトリを務めるのは、昨日のFACT同様
2015年をもって無期限活動休止を発表している、the telephones。
活動休止前最後のサマソニのステージを見届けようと、DISCOのTシャツを着た多くのファンがRAINBOW STAGEに詰めかけていました。

2日間の最後DISCOしましょうー!!
の掛け声と共にミラーボールが輝き、カラフルなカツラを被ったメンバーが登場。
1曲目から「I Hate DISCOOOOOOO!!!」を披露し、「HABANERO」と続きます。
テレフォンズお馴染みの、ステージを駆けまわるノブさんダンスもテレフォンズのライブの醍醐味ですよね!

そして先月出したニューアルバムから新曲「Something Good」と、思い出のインディーズ時代の曲「FREE THROW」を披露し
テレフォンズ結成から10年間の全ての思いを、サマソニの思い出と一緒にこのステージに刻んでいるような
そんな渾身のステージに見ていて感動してしまいました。
この場に来ているファン全員に向けた、最高のステージです。

「サマソニは2008年に初めてオープニングアクトで出てから計9回出て、独断と偏見で思ったことがあります。テレフォンズはサマーソニックのプロです!そして君たちがサマーソニックの踊れるプロです。これから踊るプロの実力を試そうじゃないか!踊れ〜!!」という言葉を聞き、フロアに立つ踊るプロ達は、各々が自由に体全体でDISCOを踊っていました。

ここから「Don’t Stop The Move、Keep On Dancing!!!」「Monkey Discooooooo」と続き
会場はメンバーとオーディエンスの息がぴったり合ったダンスフロアに様変わりしていました。

「Urban Disco」ではノブさんがオーディエンスに向かってダイブし、今日1番の熱気を帯びたままパフォーマンスを終えました。
終わった後も鳴り止まないアンコールに、「プロにはプロが応えないとね。」と「Love&DISCO」を演奏すると会場からは大歓声が巻き起こります。
楽しそうに踊るオーディエンスの姿を見て、テレフォンズはたくさんの人に愛されているバンドだなと実感しました。
もちろんわたしもテレフォンズが好きな1人です。

「We are the telephones!!!」
テレフォンズを最後の最後まで応援し続けたい、そしてずっと愛され続けるバンドであることを願っています。
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9mm Parabellum Bullet

サマソニは7年振りの出演となる9mm Parabellum Bullet。

登場の瞬間から大歓声が上がり、期待の高さと根強い人気を感じさせます。今日を待ちに待ったファンに向けた1曲目は「Discommunication」。エンジン全開の激しいパフォーマンスと飛び跳ねるオーディエンスが1つになり、ライブを作り上げていく雰囲気はたまらないです。

そのテンションのまま2曲目の「ハートに火をつけて」へと展開し、バンドの力を見せつけるパフォーマンスに圧倒されます。

「新曲やるけどついてこれるかー!?」という叫び声から、9/9に発売のシングル「ダークホース」と「誰も知らない」を披露。新曲でさらなる盛り上がりを見せ、「黒い森の旅人」で少し落ち着いた後は「ここからはもっとガシガシ行こうと思うんですけどどうですかみなさん?後ろの方も毛穴まで見えてるからな!」と笑いを誘い始まった「Black Market Blues」。オーディエンスの盛り上がりも最高潮になり、「Cold Edge」「Taking Machine」へと休む間もなく続いていきます。

サマソニ最後まで楽しんでね!!とオーディエンスに声をかけ最後の曲「生命のワルツ」を披露。最後まで9mmの力強いパフォーマンスとオーディエンスの一体感を感じるステージでした。

9mm Parabellum Bullet

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9mm Parabellum Bullet

ねごと

「未来航路」から「黄昏ラプソディ」のオープニングは、今まで見たねごとのライブの中で最も鮮やかな幕開けでした。サマソニでこれをやってのける度胸とセンスに感服です。あっという間に彼女たちの世界観へ引き込まれましたね。

最新アルバム「VISION」の奥深さは、ライブでこそ堪能できます。「黄昏ラプソディ」はその典型。絶対に生で聴くべき。ラストサビでは凄まじいカタルシスに襲われました。ビーチ・ステージという会場の特殊さもあり、驚異的なバンドグルーヴを体感しましたよ。刺すような日差しの下で聴く彼女たちのサウンドには、えも言われぬ高揚感があります。元々ライブ巧者ではありましたが、最近は更に拍車がかかっているように感じますね。アンセムの「カロン」でそれを証明してみせます。いよいよただのガールズバンドという括りに入れておくのは勿体無いと思いますね。

「わたしたちのことを知らない人もいると思うのですが・・・」と、MCで青山さんが言っておりました。が、この日のステージを聴いて印象に残らないわけがありません。わずか30分の尺で、その空間を自分たちのものにできるバンドなんてなかなかないですよ。ますます今後の彼女たちが楽しみになりました。

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Thom Yorke Tomorrow’s Modern Boxes

日が変わった深夜0時過ぎのマウンテンステージに溢れんばかりの人!今年初の開催となったミッドナイトソニック「HOSTESS CLUB ALL-NIGHTER」にトム・ヨークがDJセットとして出演するということで、深夜にも関わらずたくさんの人が集まりました。

そしてついにトムが登場し、一曲目はソロ名義のファーストアルバム『The Eraser』に収録された「The Clock」を演奏。トムは機材を操作し、歌い、そして踊りまくります!いわゆるダンスではなく、トム自身が自ら求める音に対して、本能的に体を動かし喜びを表現しているような踊りに、会場も体を揺らします。

続いて「A Brain In A Bottle」ではエレキギターを取り出し、カッティングしながら歌います。DJセットだと聞き、色々と持ってしまった先入観を素敵に裏切ってくれます!

彼独自の高い声をその場で録音し、エフェクトをかけてループしたり、逆再生したシンセサイザーのサウンドが気持ちよく、ナチュラルハイになるばかり。

モニターに映る火山が高速で噴火を続ける映像や、星が広がるCGなどが、トムの奏でるエフェクトのかかった深いサウンドとあわさり、重ねて時間帯もあって、オーディエンスには虚ろな目で体を揺らす人もちらほら。トム・ヨークが作り上げる世界なかでどこまで広がっていく気分になりました。

ノンストップで演奏を終え、オーディエンスの歓声を受けながらトムがステージから去ります。しかし、歓声と拍手が鳴りやまず、皆が祈るように拍手を繰り返すと、再度トムがステージに登場!そしてアンコール「DEFAULT」を披露。気持ちよくリズムラインに、トムも観客も思うがままに踊ります。そして「アリガトウゴザイマシタ!」と楽しそうに挨拶をし、大歓声のなかステージを去っていきました。

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