photo : YOSHIKA HORITA

『ガンズ・アンド・ローゼズ』その伝説を目の当たりにして

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2017年1月28日、ガンズ・アンド・ローゼズという伝説を、私は初めて生で観ることとなりました。

記憶のなかの姿より一回り体が大きいアクセル・ローズ。
一方で年をとるごとにかっこよくなるスラッシュとダフ・マッケイガン。

一時期は、オリジナルメンバーがアクセルだけとなっていた彼ら。
24年もののときを超え、まさかこの3人がまた同じステージに立つなんて!

オープニング・アクトはMAN WITH A MISSION

オープニングアクトで登場したのは、アメリカをツアーでまわるなど、日本にとどまらず世界中で活躍する狼バンド「MAN WITH A MISSION」。

そんな彼らですら


というほど。

途中のMCでは「いちライブキッズとして、バンドキッズとして、(ガンズのオリジナルメンバーがそろった、この記念すべきステージに対して)みんなと同じ気持ちでここにたっております」とガンズに対しての敬意を示していました。

そんなマンウィズは相変わらずのキャッチーなサウンドと安定した歌声で会場を沸かせていました。

マンウィズ
Photo : Daisuke Sakai (FYD inc.)
マンウィズ
Photo : Daisuke Sakai (FYD inc.)
マンウィズ
Photo : Daisuke Sakai (FYD inc.)
マンウィズ
Photo : Daisuke Sakai (FYD inc.)
マンウィズ
Photo : Daisuke Sakai (FYD inc.)
マンウィズ
Photo : Daisuke Sakai (FYD inc.)
マンウィズ
Photo : Daisuke Sakai (FYD inc.)

終わったあとには、


憧れのスラッシュと一緒に記念撮影をしたようです。

SETLIST
・Emotions
・database
・Get Off of My Way
・Hey Now
・FLY AGAIN
・Dead End in Tokyo
・Raise your flag

そしてガンズ・アンド・ローゼズ


あいかわらず、遅れての登場でした。そういうところもガンズらしいですよね。

ステージを観る前は、オリジナルメンバーが3人も揃ったことで特別なライブであると身構えてしまっていたけれど、ステージを観て、むしろ今の状態こそが正常なガンズの姿なんだなと、思いました。そこには、自然で健康的なバンドの姿がありました。

ガンズ
photo : YOSHIKA HORITA

見た目がそれぞれみんな変わって、24年というあまりにも長い年月を感じざるを得ませんでしたが、彼らの姿は画面の中で見た姿と何も変わってませんでした。いい意味でちょっと期待はずれ。彼らの中の熱い部分はそのまま。ロックンロールを貫いていたのでした。

ダフ
photo : YOSHIKA HORITA

最初、アクセルは低い声で歌いはじめるからちょっと不安になりましたが、いざいつものハイトーンボイスを披露すると鳥肌がたつほど圧巻で、会場からは大歓声が巻き起こりました。

昔のようにロックスターらしくカッコよくうたってるかと思いきや、どんどん衣装チェンジしたり、ドヤ顔で可愛い猫ちゃんが乗っかった帽子をかぶったり、いろんな側面を観れるたのしいステージでもありました。

アクセル
photo : YOSHIKA HORITA

スラッシュのギターは、やっぱり最高で、ガンズにはそれが一番しっくりきます。
ガンズに戻ってきてくれて日本にきてくれてありがとう、と心のどこかで思いました。とにかくホッとしたのです。

スラッシュ
photo : YOSHIKA HORITA

それにしてもかつての崩壊しきったガンズを知る人の中で、誰がこんな風に完全復帰できると想像できたでしょうか。
あの頃は、アクセルがスラッシュに対して訴訟を起こしたり、スラッシュが数千万ドル単位のギャラを条件にガンズ・アンド・ローゼスに復帰しないかと持ちかけられながらも断ったり……

ガンズ
photo : YOSHIKA HORITA

とくに2人の不仲は相当なものだといわれていましたが、よくもここに再集結して、ここまで素晴らしいステージを作り出せるものだと感心してしまいました。

感動をありがとう、そしてまた日本にきて欲しいです。

SETLIST
・It’s So Easy
・Mr. Brownstone
・Chinese Democracy
・Welcome to the Jungle
・Double Talkin’ Jive
・Better
・Estranged
・Live and Let Die(Wings cover)
・Rocket Queen
・You Could Be Mine
・New Rose(The Damned cover)
・This I Love
・Civil War
・Coma
・Speak Softly Love(Love Theme From The Godfather) (Nino Rota cover)
・Sweet Child O’ Mine
・Used to Love Her
・Out Ta Get Me
・Wish You Were Here(Pink Floyd cover)
・November Rain
・Knockin’ on Heaven’s Door(Bob Dylan cover)
・Nightrain

Encore:
・Don’t Cry
・The Seeker(The Who cover)
・Paradise City

■来日公演
1月28日(土)さいたまスーパーアリーナ(OPEN:16:00/START:18:00)
1月29日(日)さいたまスーパーアリーナ(OPEN:15:00/START:17:00)

<関連リンク>
GUNS N’ ROSES 来日公演

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コメント 1件

  1. ガンズファン

    私もさいたまスーパーアリーナに2日間行ってきました。25年ぶりの生ガンズは熟成、安定で良かったです。マンウィズはあまり盛り上がっていた様には見えず、アウェイ状態でガンズのファンには今一つ解りにくかったように思いました。一方のベビーメタルはかなりの盛り上がりで、サークルモッシュまで発生、ホーム状態で会場は熱気で溢れていました。いずれの日も良いライブでしたね。