【サマソニ東京ライブリポート】SUNDARA KARMA

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メンバー全員が20歳になったばかり、2015年にEPデビューしたUK発・期待の新人バンドのサンダラカルマがサマソニに初登場しました。

ステージにメンバーが現れると、まるで70年代にタイムスリップしたのではと思ってしまうような長髪、服装、そして写真で見た通りの、中性的なルックス、スタイルに見惚れてしまいました。

なにより印象的だったのは、その堂々とした出で立ち。これが、仮にも2年前にデビューしたばかりで日本で初めてステージに立つような、新人バンドの姿なのでしょうか。とても凛としていて、そして色気すら感じるほど艶やかでした。

ステージは、代表曲「A Young Understanding」から始まり「Love Blood」「Flame」「Olympia」「She Said」など、デビュー・フルアルバム『Youth Is Only Ever Fun In Retrospect』からいくつか披露されました。最近のUKロックの流れを汲み取ったシンプルで分厚いギターサウンドがとても心地が良かったです。

やはり、ステージで一身に注目を浴びていたのは、ボーカルのオスカーです。彼の中性的で美しい容姿からは想像のつかないような、ギャップのありすぎる太く奥深いその歌声に、観客は圧倒されていました。途中でステージに頭を埋めたり、ノリノリでジャンプしたりステージパフォーマンスも多彩でした。

彼らは「サンダラカルマにしか出せない空気感」というものを、すでに生み出すことに成功していました。しかし、それでもデビューEPを出してから2年しか経ってない新人バンドです。まだまだ進化することが期待できます。今後、彼らがどういう方向に向かっていくのか、どんなバンドになるのか、いまからとても楽しみですね。また近いうちに日本で演奏してくれることを願います。

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