【サマソニ東京ライブリポート】JOSE JAMES

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白状すると、「ホセ・ジェイムズがマリン・ステージ?大丈夫かいな…」なんて思っていた。何せブルーノートやビルボードで歌う彼のイメージしか持っていなかったから。来日すれば高い割合で彼のライブに足を運ぶくらい、熱心なファンであると自覚している。先に述べた不安は、そんなファン特有の老婆心から来るものだった。

端的に言うと、全くの杞憂。これほどにアッパーなホセ・ジェイムズは初めてである。今年の2月にリリースされた新作の『Love In A Time Of Madness』が、そもそもディスコライクな内容だったから、当然と言えば当然だったのかもしれないけれど。一発目の『Always There』から徐々にオーディエンスを揺らし、『Trouble』の頃にはみんな出来上がっていた。Suchmosを筆頭とした横揺れ系のサウンドが、日本ではトレンドの一つだが、その勢いを象徴するような光景であった。

ムーディーでソウルフルな彼の、新たな一面を垣間見た気がする。具体的に言うと、ブルーノ・マーズとタキシードのちょうど中間地点のような熱量。圧巻だったのは『Live Your Fantasy』。この曲のときは僕も踊り狂った。未体験の人には、ぜひ一度聴いてほしい。これまでのホセ・ジェイムズを知っているほど、撃ち抜かれると思う。

最後に日本のトラックメイカーMitsu the Beats(マジで天才)とのコラボ、『Promise In Love』を披露してくれたのが喩えようもなく嬉しかった。僕ら日本人にとってもホセは特別なシンガーだよ。

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