【ホステス・クラブ・オールナイターライブリポート】RIDE

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2014年に再結成した、伝説のシューゲイザーバンド、RIDEがホステスクラブオールナイターのレインボーステージに登場しました。

1990年にデビューして以来、シューゲイザーの歴史を築き上げるかのように、着々とそのサウンドを確固たるものとし、人気を博した彼ら。1995年に電撃のバンド解散したものも、2014年に本格的に再結成しました。

そして、今年6月、なんと21年ぶりにニューアルバム『ウェザー・ダイアリーズ』をリリースしました。それを引っさげての今回のライブ。会場の期待感は異常なものとなっていました。

初っ端からニューアルバムより「LANNOY POINT」の洗礼を浴びせると「これがシューゲイザーだ」と言わんばかりギターの轟音で観客を圧倒的します。

ホステスクラブオールナイターは、サマーソニック1日目の深夜に開催されるため、観客の中には疲れと睡魔に襲われていた人もいるはず。しかし、彼らの轟音シャワーは、それすらも包み込んでしまうくらい気持ちよくて、逆にエネルギーをもらいました。爆音なのに、こんなにも激しい音色なのに、なぜか心地よい。まさに完璧なサウンドでした。

聴いているうちに意識が、どこかはるか彼方にとんでいってしまうのではないかというくらい、儚い音色。幻想的な空気感に圧倒された観客は、みなひたすら聴き入るくらいしか、為す術がありませんでした。

ラストは1990年リリース『Smile』より「DRIVE BLIND」。このまま永遠に聴いていたい、そう思えるライブでした。

<SETLIST>
LANNOY POINT
LATERAL ALICE
SEAGULL
DREAM BURN DOWN
CALI
LEAVE THEM ALL BEHIND
ALL I WANT
TASTE
VAPOUR TRAIL
DRIVE BLIND

Text:AndMore!編集部 Photo:Tadamasa Iguchi

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