• 2017/10/05
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  • text:AndMore!編集部

緊急来日公演決定!BECKの名曲13選

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今月、緊急来日公演が開催されるベック
1990年代にデビューし、現在でも名実ともにアメリカの音楽シーンを代表するアーティストとして確固たる人気を誇っています。

そんなベックの名曲を振り返ってみましょう。

Loser

ベックがブレイクするきっかけとなったのがこの楽曲。1993年にシングルリリースされ、全米モダン・ロック・チャートで5週連続1位を獲得。翌1994年リリースのメジャー・デビュー作「Mellow Gold」の1曲目に収録されています。フォーク、カントリーにラップやサンプリングなどのアプローチを用いることで当時のシーンに衝撃を与えました。このアルバムはオルタナティブ・ロックを牽引した名作と名高く、この曲は今でもライブでは必ずと言っていいほどセットリストに入っています。

Where It’s At

グラミー賞を受賞した、「ODELAY」収録曲。ライブではラストに演奏されることが多く、2016年のフジロックでもアンコールの一番最後に披露されました。「ODELAY」では、ヒップホップのみならず様々なジャンルの音楽を用いたサンプリングサウンドが特徴的。それまでにない新しいサウンドで全世界に衝撃を与え、ロックの可能性を広げた作品です。これによってベックの才能が世に知れ渡りました。

Devils Haircut

同じく「ODELAY」の1曲目に収録されているヒット曲。2016年のフジロックはこの曲から始まりました。印象的なギターリフは60年代のイギリスのバンド、ゼムの「I can only give you everything」が元ネタ。ちなみに、シングルとしてのリリース時には元オアシスのノエル・ギャラガーリミックスが収録されています。試聴はこちらから。

Sexx Laws

ホーンセクションを取り入れファンキーでキャッチーなサウンドが耳に残るこの曲は、1999年にリリースされた「Midnight Vultures」の収録曲。フジテレビ系「ジャンク・スポーツ」のオープニング曲として使われていたので、日本人にも馴染みがあるのでは。映画「Mr. Freedom」のオマージュだと言われているMVにも注目です。

Lost Cause

2002年にリリースされた「Sea Change」収録曲。このアルバムは全体的にフォークを基調としていますが、そこへストリングスや電子音が絶妙に絡み合って不思議なサウンドが生み出されています。ポップでファンキーなベックが好きな人には少々物足りないかもしれませんが、美しく繊細なメロディは聴くたびに味わい深いものです。ちなみに、ベックはこのアルバムを製作中に長年のガールフレンドと別れて傷心だったそうで、全編に哀愁が漂っているようです。

E-Pro

こちらは前作とは打って変わって、ベックお得意のミクスチャー感が全開。2005年にリリースされた「Guero」の1曲目で、このアルバムはファンの間で「ODELAY」の再訪と言われることも。ライブでもよく披露されているので、来日公演でも聴くことができるかも。ちなみに、この楽曲はビースティ・ボーイズの「So What’cha Want」のリズムトラックがサンプリングされています。

Cellphone’s Dead

2006年にリリースされた、「The Information」収録曲。プロデューサーはレディオヘッドやトム・ヨークも手がける、ナイジェル・ゴッドリッチ。全体的にエレクトロニカやヒップホップ要素が多く、アップテンポで聴きやすいアルバムです。10年以上前の作品ですが、今でも飽きずに聴くことができます。

Gamma Ray

「60年代のサイケを意識した」と言われたアルバム、「Modern Guilt」に収録されている楽曲。このアルバムは全編を通して渋くてかっこいい楽曲が揃っています。洗練された、ベックなりのサイケデリックなサウンドが魅力的です。そしてこのアルバム以降、しばらくは映画のサウンドトラックや他のアーティストの楽曲にゲスト参加するなどで活動していました。

Say Goodbye

2014年、約6年ぶりのアルバム「モーニング・フェイズ」をリリース。ベックは前作の制作中にケガで脊髄を損傷し、音楽活動をやむなく中止して治療に専念。数年の休養期間を経てリリースした今作は、グラミー賞で「最優秀アルバム賞」をはじめ計3部門を獲得。会場内では賞賛の声が飛び交っていました。
ところが授賞式ではカニエ・ウエストがステージに上がってくる事件が。結局、スピーチを邪魔することなく引き返したカニエ。ベックは「彼がこっちにやってきてワクワクしちゃったね」と飄々とした様子でコメントしていました。その時の様子はこちら。

Dreams

2015年に突如リリースされた「Dreams」。ベックらしいポップなサウンドが魅力的で、Apple TVのCMとTVゲーム「FIFA16」のサウンドトラックに使用されました。また、この楽曲はテイラー・スウィフトのLA公演にサプライズ出演した際、同じくサプライズ・ゲストとして登場したセイント・ヴィンセントとテイラーの3人でパフォーマンスを披露し世界中で話題になりました。その様子がこちら。3人ともかっこいい!

WOW

2016年のフジロックにはヘッドライナーとして出演。約7年ぶりの来日となりました。その直前にリリースされた「WOW」は、自宅で何度もデモ音源をかけていたところ、ベックの子供やその友人たちのダンス・パーティで大人気になった曲。軽快なリズムにのせて韻を踏む、言葉遊びのような歌詞が特徴的。

Dear Life

待望のアルバム「Colors」の収録曲として、今年の夏に公開された楽曲。2016年にアルバムをリリースすると言っていたものの、延期となって早1年。待ちに待ったこの楽曲は、ピアノをベースとしたポップだけどどこか儚い、ベックらしいサウンドが最高。

Up All Night

こちらは現段階で最新の楽曲。TVゲーム「FIFA 17」のサウンドトラックやFossilのスマートウォッチのCMソングとしてすでに昨年より公開されていましたが、若干のアレンジが加わり正式リリース。海外媒体からも「マルーン5やファレル・ウィリアムスを彷彿とさせるもの」と太鼓判を押されており、アルバムリリースにますます期待が高まっています。

この夏はU2のツアーや単独公演、ヘッドライナーとしてフェスへ出演しているベックですが、まだ「Dear Life」、「Up All Night」の2曲は披露していない模様。公式インスタグラムによると「来年、新曲をみんなの前でプレイするのが楽しみ!」とコメントしていますが、今年の来日公演では披露されないのでしょうか。もしかしたら・・・と淡い期待を抱いてしまいますね。

そんなベックの来日公演まであと3週間を切っています!チケットの一般発売日は10月7日(土)。ファンならずとも、この機会は絶対に見逃せません。チケットの確保はお早めに。


ベック来日公演
2017年10月23日(月)
会場:東京 日本武道館

2017年10月24日(火)
会場:東京 新木場Studio Coast

<関連リンク>
ベック来日公演

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コメント 1件

  1. 匿名

    いつの時代もかっこいい!