【サマソニ東京出演】Suchmosはどんな音楽を聴いてた?彼らが影響を受けたアーティスト12選

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サマーソニックやロック・イン・ジャパンなど、今年も多くのフェスに出演予定のSuchmos。フジロックの「ROOKIE A GO-GO」に出演後、1年足らずで1stアルバムをリリースし、瞬く間にその名を轟かせてきました。

そこで今回はSuchmosが影響を受けたアーティストをご紹介します。

D’Angelo 「Untitled (How Does It Feel)」

メンバーがおおいに影響を受けたのが、ブラックミュージック界の重鎮・ディアンジェロ。特に2000年にリリースされたディアンジェロのアルバム「Voodoo」には、強く影響を受けたそうで、結成当初はこれを反映した曲を自主制作で作っていたとも言われています。

Maroon 5 「This Love」

過去にボーカル・YONCEがインタビューで語っていた、ホームステイ先のニュージーランドで休み時間にラジカセからこの曲が爆音で流れてきて、白人も黒人もみんなで踊っていたことに衝撃を受けたというのは有名な話。アルバムのファンクでムーディーなイメージとはかけ離れたライブでの様子にも大きく影響を受けたそうで、ボーカリストとしてアダム・レヴィーンを理想の一人に上げています。

Jamiroquai 「Virtual Insanity」

ジャミロクワイが目標と公言しているSuchmos。“和製ジャミロクワイ”としてよく引き合いに出されています。このMVが大ヒット曲「STAY TUNE」のMVにオマージュされていることはお気付きですよね。先日キャンセルとなってしまった5年振りの来日公演は、Suchmosのメンバーも絶対に見たかったはず。

Robert Glasper Experiment 「Afro Blue (Feat. Erykah Badu)」

今世紀ジャズ・シーンにおける最重要ピアニストと言われるロバート・グラスパー。今年6月には来日公演が決定しています。彼が生み出す繊細で複雑な楽曲に強く影響を受けたそうです。この楽曲でフューチャーされているエリカ・バドゥについても、ライブ映像を見て虜になったそう。

Gorillaz 「Stylo」

ブラーのデーモン・アルバーンとイラストレーターのジェイミー・ヒューレットによるバーチャルバンドゴリラズ。今年のフジロックに出演することも決定しています。この曲が収録されているアルバム「Plastic Beach」は、曲やMV、参加アーティストのキャスティングなど、全てにデーモンのプロデューサーとしてのセンスが光っていて、KCEEとTAIHEIは特にシンセの世界観に影響を受けたそうです。

Oasis 「Rock ‘N’ Roll Star」

90年代のUKロックを代表するオアシス。オアシスは聴き込む音楽というより生活の一部で、彼らにとっては「米」のような存在だとラジオで熱く語っていました。地元である横浜スタジアムでのライブを目指していることもあり、オアシスの他にもレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンなど、スケール感のあるサウンドのものはやはり欠かせません。

Hiatus Kaiyote 「Nakamarra」

ハイエイタス・カイヨーテは2011年にオーストラリアで結成されたフューチャー・ソウル・ユニット。サマーソニックへの出演やブルーノートでの公演などで何度か来日しています。同じミクスチャーバンドとして、歌に対してのキーボードのメロディーやそのバランスなど参考にしているそうです。

Michael Jackson 「Bad (Shortened Version)」

キングオブポップことマイケル・ジャクソンの日本で最も売れたというアルバム「Bad」。全世界で累計3,000万枚のセールスを記録しました。リフやビートに特化してるところなど大きく影響されているそうです。また、マイケルのカリスマ性はYONCEのフロントマンとしての哲学にも影響を与えているように感じます。

J Dilla 「So Far To Go (Feat Common & D’Angelo)」

HIP HOPの歴史を変えたと言われるJ Dilla。スヌープ・ドッグやカニエ・ウエストなど多くのアーティストが影響を受けてきました。SuchmosのDJのKCEEもそのうちの一人で、特にJ Dillaの特徴的なリズムとベースのグルーヴ、サンプリングの手法に多大な影響を受けたそう。この曲が収録されているJ Dillaの遺作「Shining」は、リリースから10年以上経った現代でも彼の作品の中で評価が高いアルバムとして知られています。

The Beatles 「I’m Only Sleeping」

バンドをやるという行為自体に影響を受けたというのがビートルズ。YONCE曰く、「超かっこいいし、大好きでリスペクトしているけど、ちょっと死の匂いがする音楽。」だそう。特にこの楽曲が収録されているアルバム「Revolver」が一番好きで、バンドとしてのグルーヴ感のまとまりに感銘を受けているそうです。

Leon Ware 「I Want You (Live in Amsterdam, 2001)」

SOULやR&Bの作曲家であるリオン・ウェア。これまでにマイケル・ジャクソンやクインシー・ジョーンズ、ビヨンセなどなど多くのアーティストに楽曲提供やコラボするなど、60年代後半から現在までの音楽史を渡り歩いてきた偉大なアーティスト。Suchmosのメンバーが好きな楽曲には彼の名前がクレジットされていることが多いのだとか。

Louis Armstrong 「When The Saints Go Marching In」

結成当初、初ライブが先に決まってしまい、バンド名に悩んでいたときにボロボロのブラウン管テレビから流れてきたのがルイ・アームストロング。そして彼の愛称・サッチモをバンド名にしたのは有名な話。サッチモのような音楽のパイオニアになろう、という想いが込められているそうです。

“普段は海外の音楽は聴かない” という人もSuchmosの音楽が好きなら、ここで紹介したアーティストの音楽にも積極的に触れてみると、さらに音楽の世界が広がるはずです。また彼らの音楽を楽しむ上でもより味わい深くなのではないでしょうか。
この夏はSuchmosの持ってくる“いい波”をサマーソニックで感じましょう。


SUMMER SONIC 2017
8月19日(土)〜8月20日(日)
会場:千葉 ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ/大阪 舞洲サマーソニック大阪特設会場

<関連リンク>
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コメント 1件

  1. ピコ

    ジャミロクワイ公演行きたかったな〜