レディオヘッドの前に登場したサカナクション。念入りなサウンドチェックが行われており、彼らの気合いが伝わってくるようでした。
この日は彼らのアリーナツアーにも出演した和太鼓グループ、GOCOOがゲスト出演するということでステージ上には所狭しと和太鼓が並べられています。
まずは「MUSIC」でスタート!ステージ中央に並べられたパソコンにメンバー5人が並びます。その次には「アルクアラウンド」、「Aoi」と最初からライブでも人気のある曲を続けて披露し会場の観客もテンションが上がっていきます。
その後は「蓮の花」、「さよならはエモーション」とミドルテンポの曲を披露し、スタジアムという空間をうまく使った音の広がりで魅了します。
再びアッパーチューンの楽曲に戻ると「みなさん一緒に踊ってくれますか?」と観客に呼びかけVo.の山口自身も曲に合わせて体を動かしながらステージを左右に行き来して盛り上げます。その頃には日も傾き夕日がスタジアムを照らしていました。
そして、和服に身を包んだ女性の踊り子が登場した「夜の踊り子」から流れるようにトランスミックスがスタート!ここでGOCOOのメンバーが登場。舞のようなGOCOOの和太鼓パフォーマンスとサカナクションのダンスミュージックの融合はまさに和洋折衷。アリーナ後方まで大勢の人が体を揺らします。
そこからは「アイデンティティー」、「ルーキー」と続き、ラストは昨年大ヒットした「新宝島」。そんな頃には日も暮れ、サカナクションらしいレーザーと照明が映える時間帯となっていました。
会場中が歌い、踊り、大いに盛り上がったサカナクションのステージ。これからの日本の音楽シーンを引っ張っていくのは間違いなくこのバンドだと感じさせてくれる圧巻のステージを見せつけました。