THE YELLOW MONKEY

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    ファンの期待が高まる中、菊地英昭 (エマ)と廣瀬洋一(ヒーセ)と菊地英二 (アニー)が姿を現し、歓声が轟く。ムーディなイントロから始まった1曲目は、誰もが予想しなかった”夜明けのスキャット”。純白のドレスを身に纏った由紀さおりが美声を響かせながら登場するさまに、ファン一同驚きの目を隠せない。そこに吉井和哉がデュエットをしながら現れ、会場は瞬時にヒートアップした。

    サプライズな幕開けに続く2曲目は”BURN”。重厚なベースが鳴り響き、空気は一気に豹変。さらに3曲目の”ROCK STAR”では、掛け声と突き上げる拳でロックバンドらしい盛り上がりを見せる。「15年ぶりに集結したけど、新人バンドみたいなもんです!」と吉井が笑いを取ったのち、「僕らの出発の歌」として4曲目に”ALRIGHT”を演奏。続く”SPARK”では疾走感と爽快なボーカルに我を忘れて熱狂した。そして「楽園へ行こう!」という煽りとともに始まった”楽園”で、ファンの興奮は最高潮に達した。

    切ないピアノの伴奏に合わせて再び吉井が語り出す。「再集結の言い出しっぺは自分で、イギリスからメンバーにメールをしたら、みんなOKをくれて。丙申の年(ひのえサル年)に再結成を果たすことができました。」吉井の口から紡ぎだされる真摯なメッセージの数々に、会場全体が感涙。畳み掛けるように”バラ色の日々”、”パール”が披露され、歌詞の一語一語を丁寧に歌い上げる力強さがファンの心を揺り動かした。9曲目の”LOVE LOVE SHOW”では、メンバーとファンが一体となって至福な空間を作り上げた。

    ラストは「最後に僕達のロックンロールアンセムを!」という叫びとともに、温かなオルガンのイントロが一気に涙を誘った。”JAM”はスローテンポと洞察的な歌詞のギャップに心を打たれた人は多いだろう。巨大スクリーンに映し出されるファンはすでに泣き崩れていた。時代を超えて愛され続けるTHE YELLOW MONKEYが魅せる景色に、これからも目が離せなくなりそうだ。

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