緩やかなリズムのBGMの中、赤のオリジナルタオルを掲げ登場した女性3ピースバンド『SHISHAMO 』はサマソニ初登場であった。大歓声と拍手でオーディエンスが暖かく迎える。期待も大きいのか、後ろまで埋まるほどの人気ぶりである。
夏の暑さをも吹き飛ばすかのような透き通った涼しい声が室内に響いた一曲目は「量産型彼氏」
宮崎朝子(Gt.Vo.)はTシャツを腕まくりし、スラッとした白い脚を白いショートパンツから見せ、それを青い照明が照らし涼しさが更に増す。
曲間では
サマーソニック女子!
サマーソニック男子!
サマソニック一人で来た人!
という掛け声にオーディエンスが返し、SHISHAMOらしいのほほんとした空気が流れる。サマーソニック男子!の時には、男性たちの「ウォォォォ」という雄叫びが響いたのが、くすっと笑えてしまう面白さがあり、印象的であった。女性バンドならではの光景である。
ドカドカとドラムが鳴り響くなか、オーディエンス全員がタオルを回す!天井に向かって高く右手を挙げ、カラフルなタオルで会場が埋まった。
最後の曲「君と夏フェス」ではコミカルでキャッチーな歌詞とリズミカルなサウンドで夏フェスにピッタリであった。
絶対的音感と女性の心を掴むような素朴で可愛い歌詞が特徴の『SHISHAMO』サマーソニックには珍しい女性のアーティストで会場を沸かせた。