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Kodaline

コーダ・ライン(Kodaline)は2013年にサマソニに登場して以来、2年ぶりのサマソニです。

2年前、彗星のごとくサマソニのソニックステージに現れた彼らはまだまだ無名だったにもかかわらず私たち観客の心をがっちりとつかんで去って行きました。

あれから2年。彼らはさらなる成長を遂げてモンスターバンドに成り上がっていたのです。

今回は今年リリースされたアルバム『Coming Up For Air』を引っさげての登場です。今作は前作『In a Perfect World』の美しい旋律に加えてエモーショナルさが加わったアルバムとなっています。

ステージが始まると観客からは手拍子が巻き起こりました。

一曲目は『Coming Up For Air』より「Ready」です。希望に満ち溢れたメロディラインと夏らしい爽やかなサウンドは序盤から観客の心を鷲掴みでした。

続いて同アルバムから『Love Like This』を演奏。マンドリンを用いた爽やかすぎるサウンドに観客はうっとりでした。

激しい音楽ではないのにあまりの曲の美しさに観客たちのテンションがあがってしまい早速会場の雰囲気は大盛り上がり。そんな観客たちを見てボーカルのスティーブも「ジャパンサイコーー!」と嬉しそうにしていました。

その後『Way Back When』、『One Day』など前作のアルバム曲を披露した後、ここで代表曲『High Hopes』。

私は2013年のサマソニでこの曲を初めて聞きましたが、そのとき聴いていたらなぜか自然と涙が流れてしまった思い出があります。

そのくらい人を惹きつける力のある曲です。とくにその威力はライブで発揮されます。

今回も本当に感動的な演奏でした。今回も自然と涙がながれてしまいました。とても綺麗で繊細なメロディラインが私の心をつかんで離しませんでした。

前回と大きく違った点は観客たちがこの曲をよく知っていて一緒に大合唱をしていたということです。この2年間で彼らがどれだけ成長したかを感じることができました。

8曲目に演奏された「Honest」はドラマティックなメロディラインとちょっと工夫されたコード進行がとても印象的でした。「速」と「遅」をうまくつかさどっていました。

最後に演奏された名曲「All I Want」では観客から鼻をすするような音が聞こえてきました。みんな涙が流れてしまったようです。

激しいサウンドではないのにもかかわらずこんなにも観客たちを熱くさせてしまうのは、あまりにも美しすぎるからでしょう。

コーダ・ラインは音源でも十分その美しい音楽を味わえますが、やはりライブでその威力を発揮するバンドであると私は思います。

彼らは私たちに約束しました。「また日本に来る。」と。その言葉を信じてまた彼らの美しいサウンドを体感できる日を楽しみにしたいと思います。

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