AT THE DRIVE IN
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サマソニ初出演の和楽器バンド。ステージ上は、ギターやドラムのほかに、和太鼓、琴、三味線、尺八などの和楽器が並び、ほかのバンドとは異なるセッティングが一風変わった様子。
そして、メンバーの登場とともに、1曲目の「戦」がスタート。演奏が始まると同時に、激しい演奏とこぶしの効いた力強い歌声が響きます。
何よりも驚くのは、演奏力の高さ。
ギターやドラムの音と、三味線や尺八、和太鼓などの和楽器の音やリズムが絶妙なバランスで調和して、和楽器バンド独特のハイクオリティで魅力的なバンドサウンドに変化。
「千本桜」で会場はさらに大盛り上がり。観客は手を上げて和楽器バンドの音楽を全身で浴びます。
「次の曲は、リオ五輪のテーマソングです。日本人なら誰でも知っている3本締めのリズムが使われています。では、お手を拝借!」というMCと共に、会場全体で3本締めのリズムを手拍子し、リオ五輪のテーマソングである「起死回生」がスタート。会場の雰囲気は一気に熱狂に包まれます。
次に「ミ・ラ・イ」の演奏が終了すると和太鼓とドラムのメンバー2人による、和太鼓VSドラムという、両者が音を掛け合うような圧巻のパフォーマンスを披露!
そして、再びメンバー全員が登場し、ラストの曲、「華振舞」。「タオル持って!!」という掛け声と同時に、会場にいる観客全員がタオルをくるくると回し始め、会場の盛り上がりは最高潮!斬新かつ、高い演奏力で会場を盛り上げ、惜しまれつつその幕を閉じました。
和楽器という、一見するとロックなどの音楽とは相容れないような楽器をあえて使うことによって、今までの音楽シーンにはなかった新たな音を奏でる斬新さ。これからの日本の新しい音楽シーンを開拓するような和楽器バンドの更なる活躍が期待されます!
パンクの女王降臨!Tonight Alive
ソニックステージに登場したのはオーストラリアのパンクロックバンド、トゥナイト・アライブ(Tonight Alive)。
今年のパンクスプリングにも登場した彼女たちでしたが、前回と比べものにならないくらい、パワーアップして日本に舞い戻ってきました。
「To Be Free」「Lonely Girl」と定番曲からステージはスタート。
「Wasting Away」が演奏されると、観客からは大歓声。
最近のライブではなかなか演奏されなかった名曲を生で聴けるなんて思ってもいなく、ファンたちは大喜びでした。
今までのライブと比べると、今回いい意味で大きな変化が見られました。
特に紅一点ボーカリストのジェナの変貌ぶりには驚かされました。
まずは見た目の変化。金色の髪は、派手に刈り上げられ、さらに目の周りを真っ黒に塗っていました。
次に、ステージ上での変化。
堂々としたパフォーマンス。圧倒的な歌唱力。そして不思議なくらいある、声の伸び。
全て確実に前よりパワーアップしていました。
なんと言っても本当にかっこよかった。これに尽きます。
加えて、パンクな曲を歌っているのに、強い歌声なのに、なぜか美しいのです。
かっこいいけど、男らしいわけではない。女性らしいかっこよさを体現していました。
黒く塗られた目元から見える鋭い眼光は、まるで獲物を狙う獣のように強く観客の心をつかみました。
「The Edge」「How Does it Feel?」と定番曲で締めくくったステージ。ステージから去っても歓声は鳴り止みませんでした。