【サマソニ直前】Weezer単独来日公演レポ

8月18日、ウィーザー（Weezer）が新木場STUDIO COASTにて単独公演をおこないました。
今回はそのライブの模様をお届けします。

この日のチケットはソールドアウト。
日本での人気の高さが伺えます。

ウィーザーにとっても日本は思入れのある国です。
とくにボーカルのリヴァースは奥さんが日本人なこともあり、親日家として知られています。
また、ALLiSTERのスコット・マーフィーと共に「スコット&リバース」名義で日本語楽曲の制作も行っています。

ちなみに彼らは、8月20日（東京）と21日（大阪）のSUMMER SONIC2016にも出演予定です。
ぜひ、この記事で予習しましょう！

まずは会場の様子

多くの人が早めに会場に集結。皆さん、お目当てのグッズを買いにきていました。

グッズのラインナップはこんな感じ。

会場に入ると始まる前から、観客の熱量がすごかった！

みんな楽しみすぎて、なんだかソワソワしてました。

それもそのはず、ウィーザーとしての来日は3年ぶりですから、そうなるのも納得です。

まるでベストアルバムを聴いているかのようなセトリ

いよいよ開演。波の音が聞こえ、今年発売された10枚目のアルバム『Weezer』（通称：『The White Album』）から「California Kids」のイントロが流れると、会場には大歓声が。

2曲目の「Hash Pipe」からの「My Name Is Jonas」。
新しい曲も古い曲も揃えた、まるでベストアルバムを聴いているかのようなセトリに観客たちは感動していました。

ギターのブライアンは一部のボーカルを担当したり、「Beverly Hills」ではギターボコーダーを使ったギターソロを披露したりしていました。
また、「Pork And Beans」ではメンバー全員、一人ずつ1フレーズを歌うシーンがありました。

このようにメンバー全員が活躍する楽しいステージでした！

その後、「Keep Fishin’」「Good Life」など、みんなが聞きたかったあの名曲たちもメドレーにして披露。会場はさらに盛り上がりました。

「Perfect Situation」ではリヴァースとブライアンのギターソロの掛け合いが本当にかっこよかった！
一生聴いていたいぐらい。心地いいギターでした。
“パワーポップの王者”としての圧倒的な実力を感じました。

メンバー全員がハワイアンな格好で登場したり、リヴァースは王様の格好をしたり、メキシコ風の帽子をかぶったり…。
ファンを楽しませてくれる演出に感動しました。

演奏の合間には、親日家のリヴァースが「おはようございます！」や「じゃあ、いきましょうか」など、流暢な日本語でしゃべっていました。

とくに、印象的だったのは観客皆が、ほぼ全ての歌において共に口ずさんでいたことです。
そしてライブの間ずっと、音楽に合わせて体を揺らしていました。

もちろん他のライブでも、ファンはそのバンドのことが好きだからライブに行くのだと思います。
でも、ウィーザーのファンはその愛がとくに深いように感じました。

ライブの合間に観客が「I love you!」と叫んでいました。
それに対してウィーザーは「We love you,too!」と答えてくれました。

ファンからウィーザーへの愛情も深いのですが、ウィーザーもまた、日本のファンを愛してくれています。
こういう風にいい関係が築けている、だからこそ、あれほど楽しくてあたたかいライブができるんだな、と思いました。

名曲「Say It Ain’t So」が演奏されると、たちまち大合唱。観客のなかには涙をする人もいました。さすが「泣き虫ロック」。
この曲は一度、生で聴いてほしいです。
心が震えました。

演奏が終わると暗転し、メンバーは一旦ステージを離れました。
それでも歓声は止まず、当然のようにアンコールがおこります。

再び登場したリヴァース。でもなにやら様子が変です。

「クロウト…シロウト…」となにやらコントを始めたリヴァース。
そしてなにか困ったようなリヴァースが「助けて…ドラえもん！」と叫びます。

すると現れたのは…
ドラえもんではなく、サプライズゲストのスコット・マーフィー！

⚡️WEEZERの公演で #スコリバ ⚡️
新木場スタジオコーストでの公演にスコット・マーフィーが飛び入り‼️
リヴァースと急遽"スコット&リバース"として演奏！
スコリバは来週24日（水）@渋谷WWWにて単独公演✨新曲もヨロシク🙌 pic.twitter.com/2GU1JGEddp

— ソニー・ミュージック洋楽 (@INTSonyMusicJP) 2016年8月18日

Scott & Riversの楽曲より、HOMELY GIRLを披露！
日本語の歌なのですが、本当にハモりが綺麗でうっとり。

ちなみに、ライブ中にとくに触れられてはいませんでしたが、他のツアーの情報によると、サポートメンバーとしてリヴァースの娘さんがステージに立っていたようです！

やっぱりこの娘はリヴァースの娘さんだったのか。将来有望w pic.twitter.com/qk16kEvzwO

— カツマ (@fjkatsu) 2016年8月18日

スコットとバイバイして再び、他のメンバーがステージに登場。
「El Scorcho」「Buddy Holly」と名曲で締めました。

【Set list】
・California Kids
・Hash Pipe
・My Name Is Jonas
・(If You’re Wondering If I Want You To) I Want You To
・L.A. Girlz
・Pork And Beans
・Perfect Situation(short intro)
・Thank God For Girls
・Beverly Hills
・メドレー（Dope Nose〜Back to the Shack〜Keep Fishin’〜Good Life〜Surf Wax America）
・Undone – The Sweater Song
・Island In The Sun
・King of the World
・Say It Ain’t So

〜アンコール〜
・HOMELY GIRL [Scott & Rivers]
・El Scorcho
・Buddy Holly

ステージの最後に「皆さんサマソニに行きますか？」と流暢な日本語で聞くリヴァース。
「行くよ〜〜〜！」と言う観客に対して「僕も。」と言ったリヴァースに笑いが起きました。

サマソニではこのライブと同じセトリなのか、それとも変えてくるのか…楽しみですね！
サプライズゲストがくるのかどうかも気になるところ。期待しましょう！