泥試合、サマソニ、殿堂入り!ライブで見るグリーン・デイの歴史!


言わずと知れたパンク・ロックバンド、グリーン・デイが、先日12枚目のスタジオ・アルバムを発表し、世界中の音楽ファンを歓喜させたのは記憶に新しいのではないでしょうか?

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1987年、アメリカ・カリフォルニア州にてギター・ボーカルのビリー・ジョー・アームストロングマイク・ダーントらによって結成された前身バンド、スウィート・チルドレンから活動を始め、1989年に改名。1991年にドラムのトレ・クールが加入し、1994年にメジャーデビューを果たした彼らは、ここまで数々の歴史を作ってきました。

今回はそんな彼らについて、これまでのライブを振り返りながらご紹介します。

伝説の泥試合ライブ

彼らが一躍有名になったのは、1994年に催された、ウッドストック・フェスティバルでのパフォーマンスと言われています。1969年に開催された伝説のフェスが25年ぶりに復活するとあって、ザ・バンドやサンタナ、ボブ・ディラン、レッド・ホット・チリペッパーズやナイン・インチ・ネイルズといった幅広い世代が集まりました。

連日の雨で足下は泥々の状態。そこでビリーの「お前ら泥でも投げ合ったらどうだ」というMCをきっかけに、前列のファンを中心に泥の投げ合いが始まりました。観客は次第にステージにも泥を投げ込みステージは泥だらけ、観客もステージに次々と上がっていきます。しかし、その状況を楽しむかのように演奏を続けるグリーン・デイ。最後にはビリーもギターを置き、ステージに投げ込まれた泥を観客席に投げ返し始めました。

こうして前代未聞の滅茶苦茶なステージによって悪名を馳せ、彼らのパフォーマンスは“マッドストック”と呼ばれて大きな話題となりました。

サマソニ初開催の大トリ!

初来日は1996年1月。東京・晴海アリーナ公演はなんと、歴史に残る日本初の9,000人オール・スタンディング・ライヴとなり、日本のファンに強烈なインパクトを与えました。ちなみにこの日のオープニングアクトはハイスタンダードで、無料でCDの配布があったようです。

そして2000年、サマーソニックの記念すべき初開催でヘッドライナーとして出演しました。この頃のグリーン・デイは従来のパンクの枠を超えて広義のロックバンドとして変化していく、いわば第1期を総括する時期でした。

GREEN DAY

その後2004年、2012年と3度ヘッドライナーを務め、「サマソニの帝王」なんて異名があるとかないとか。

お客さんをステージに上げてギターを弾かせるのも恒例となりました。
こちらの動画は2004年のサマソニ。後半にグリーン・デイと一緒に演奏するお客さんの姿が見られます。なかなかの腕前でメンバーもお客さんもとても楽しそう!

この年、グリーン・デイは7thアルバム「アメリカン・イディオット」をリリース。全米、全英で1位を獲得するなど世界中で大ヒットとなりました。これはパンクロックを代表する歴史的名盤といわれています。

史上初の最優秀レコード賞を獲得

すでにグラミー賞最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム賞を受賞した彼らですが、2006年にはパンクバンドとして史上初のグラミー賞の中でも最高賞である「最優秀レコード賞」を獲得しました。これによって、ポップ・パンクを代表するだけでなく、パンク史においても重要な地位に位置づけられるバンドとなったのです。

Mステにも出演!

Mステには大物海外アーティストも多数出演していますが、もちろんグリーン・デイも出演しています。こちらの動画は2012年サマソニの前日に出演した時のものです。この日、「オー・ラヴ」の世界初テレビパフォーマンスでした。実はこの時、テレビには写っていませんが、ビリーらがギターピックを大量にオーディエンスに投げ入れてくれたんだとか。ピックだけかと思いきや、なんとビリー本人までダイブ!スタジオ観覧に当選した人が羨ましいですね。

こちらは翌日のサマソニの動画。なんと女の子をステージ上へ呼んでリストバンドをプレゼントしています。ちなみにギターを弾いたお客さんにはそのままギターをプレゼントしていました。

ただ、このライブでビリーに異変を感じているファンも多かったようです。

ビリー、ライブ中ブチ切れ!そしてリハビリへ

サマソニ出演後の2012年9月アイハートラジオ・ミュージック・フェスティバルという音楽イベントで事件は起きました。
グリーン・デイは45分間のパフォーマンスを行う予定でしたが、持ち時間を大幅にカットされ、ビリーは電光掲示板の「残り1分」という文字にブチギレ!ステージで「ファック!」を連呼し、ギターを床に叩きつけるなど大爆発。

実はこの時ビリーは薬物、アルコール依存症だったのです。その後、ビリーは治療のためリハビリ施設に入所したことが発表されました。

アルバムラッシュを経て充電期間へ

ビリーのリハビリ期間を終え、2012年後半「ウノ!」「ドス!」「トレ!」と立て続けに3枚のアルバムをリリースしツアーに明け暮れていた彼らは、2014年のオーストラリア・ツアーを終了した後、充電期間しました。この時期、ビリーはノラ・ジョーンズとのカバーアルバム「Forevely」をリリース。

実はこの期間にベースのマイクの奥さんとサポートメンバーとしてバンドを支えてきたギターのジェイソンの癌治療などが重なり、なかなかバンドとして動くことができなかったのです。

ロックの殿堂入りへ

これまで数々の賞を受賞してきたグリーン・デイ。活動休止中にロックの殿堂入りが決定!マイクの奥さんとジェイソンの症状も落ち着いてきたところで、2015年の4月にクリーヴランドでのライブを皮切りに、バンド活動を再開!その2日後にロックの殿堂入りセレモニーが行われました。セレモニーでは、同じく殿堂入りとなったリンゴ・スター、ジョーン・ジェット、そしてグリーン・デイもパフォーマンスを披露。リンゴ・スターのステージでは、特別ゲストのポール・マッカートニーらと共演を果たしました。こちらはその時の動画です。

セレモニーが終わった後、ビリーは「僕がグリーン・デイのコミュニティのみんなにどれほどの愛を抱いているか、言葉では表せないよ」とコメントしています。

現在はワールドツアー中!


先日発表されたアルバム「レボリューション・レディオ」は、初登場で全米アルバム・チャートのトップに輝きました。全英チャートでも1位を獲得!現在はこれを引っさげ、ワールドツアー中です。来日公演も近いかもしれません。
相変わらずお客さんにギターを弾かせているようですね!

ちなみに、ビリーはこれまでも「ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール」などの映画に出演していましたが、現在全米にて公開中の「Ordinary World」に出演しています。これが初の主演なんだとか。まだ日本での公開は予定されていないようですが、こちらもチェックしたいですね!

再始動したグリーン・デイ、これからの活躍も見逃せないですね。次の来日公演を楽しみに待ちましょう!

text:つん子

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