今話題のイギリスのパンクデュオ、slaves。ドラムボーカルのアイザックとギターのローリーの二人組です。
立ちながら水平になっているドラムを力いっぱいたたくアイザックのスタイルはとっても「異様」でまるでドラムをもちながらマラソンをしているかのようでした。その出で立ちとバカ正直なパフォーマンスに思わず笑ってしまいました。
MCもまるで「芸人」。「Where’s Your Car Debbie?」の演奏前には、通訳のデニスさんをステージに呼びこの曲のエピソードを披露したのですが、見た目とは裏腹にデニスさんがあまりにも流暢に日本語をしゃべるのでそこで観客は爆笑。さらに「Where’s Your Car Debbie?」は「イエティに追いかけられて怖がっているときの歌」であるというエピソードで会場は大爆笑でした。
演奏では二人とも、いい具合の「悪さ」がにじみ出ていてかつてのピストルズなど王道パンクバンドを彷彿とさせるようなパフォーマンスをしていました。しかしながら演奏力はかつてのパンクバンドとは比べものにならないくらい高く、”音楽ってのは二人でも十分なんだよ”ということを見せつけているかのようなステージでした。
最後の「Hey」では二人とも楽器投げ捨て観客のもとへ。二人ともとにかく大暴れしていました。アイザックにいたっては観客に向かってダイブしていました。
最後大暴れしてステージに戻ると溜め込んだパワーを吐き出すかのような大音量のサウンドで観客たちは圧倒され観客たちは大盛り上がりでした。とにかく楽しいステージでした。