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THE PRODIGY

会場にサイレンにもにた警戒音が鳴り響きながら暗転すると、ステージのバックに現れたのはニューアルバム『The Day Is My Enemy』のジャケットにもなり、MVの中では人を獣に変えてしまうあの赤いキツネの姿の大きなプリント。何とも言えない顔でオーディエンスをじっと見つめています。

「オマツリ、トーキョー!」と現れた、リアム、キース、そして毛皮のフードを被ったマキシム!そして初っ端から「Breathe」をかまし、「Nasty」、「Omen」といったPRODIGYならではの名曲を立て続けに演奏。観客は激しく体を揺らして踊りながらも、満面の笑みを浮かべているという、まさに狂宴といった様子です。

「The Day Is My Enemy」では、本人たち以前インタビューで答えていた「ピュアな暴力的エネルギー」を、体で理解させられました。テンポこそ以前よりスローな曲でしたが、重いサウンドのひとつひとつが内蔵にえぐるようで、体の内部に荒々しい音が詰め込まれるような気分になります。

その後も「Voodoo People」、「Invaders Must Die」と、オーディエンスが休む間も与えないセットリストを披露で会場のテンションは上がりっぱなしに!「Medicine」ではマキシムが全員を床にしゃがませ、同時に天高くジャンプ!それで何かが弾けたのか、何かに取り憑かれたように全員が踊り、会場が揺れます。

その後、しっかりアンコールも披露。さらに進化したTHE PRODIGYのサウンドを体に植えつけられライブでした。

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