FLO RIDA
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韓国出身5人組ソウル・ファンク・ディスコバンド「Sultan of The Disco(スルタン・オブ・ザ・ディスコ)」が今年で2回目のサマソニ出演。
バンド名からして一風変わっている彼ら。ステージに登場した彼らの姿は、その名前に勝るとも劣りません。総柄のバスローブのような派手な服を身にまとい、頭にはヘアバンド、そしてサングラスをかけた奇抜な格好。
1曲目が始まると同時に、会場を一瞬にしてSultan of The Disco色に染め上げます。
まず目に入るのは、独特なダンスパフォーマンスです。もともとは、ダンスユニットだったSultan of The Disco。その血をしっかりと受け継ぎ、思わず、くすりと笑ってしまうようなどこかクセになるダンスで観客を魅了します。
しかし、レベルが高いのはダンスパフォーマンスだけではありません。ディスコ・ファンクをベースにしつつ、そこに韓国風のサウンドを混ぜ込んだ独特な音作り。音と音の間にチラチラと垣間見える中東の風景。一見するとふざけているかのようなパフォーマンスとは裏腹に、ハイクオリティなサウンドを奏でます。
MCでは「こんにちは。私たちは、Sultan of The Discoです。」と日本語で挨拶。
「今年の12月にVAPから日本デビューが決まりました!」と、日本デビューの嬉しい発表も!
見ているだけで踊りだしたくなるような彼ら独自のパフォーマンスとサウンドは、1回聴いたらやみつきです。良い意味で、どの曲もブレずに一貫したSultan of The Discoらしいクセのあるメロディが脳裏にこびりついて離れません!
また、それぞれの曲に独特な振り付けがあり、観客のなかには一緒にそのダンスを踊りながら楽しむ人も多くいます。
最後は、会場全体で曲に合わせて拍手をして大盛り上がり!大歓声のもと、Sultan of The Discoのメンバーはステージを去って行きました。
韓国のインディーズシーンから、異例の日本デビューを果たしたSultan of The Disco。アジアだけには止まらない、今後の活躍も目が離せません!
レディオヘッドの前に登場したサカナクション。念入りなサウンドチェックが行われており、彼らの気合いが伝わってくるようでした。
この日は彼らのアリーナツアーにも出演した和太鼓グループ、GOCOOがゲスト出演するということでステージ上には所狭しと和太鼓が並べられています。
まずは「MUSIC」でスタート!ステージ中央に並べられたパソコンにメンバー5人が並びます。その次には「アルクアラウンド」、「Aoi」と最初からライブでも人気のある曲を続けて披露し会場の観客もテンションが上がっていきます。
その後は「蓮の花」、「さよならはエモーション」とミドルテンポの曲を披露し、スタジアムという空間をうまく使った音の広がりで魅了します。
再びアッパーチューンの楽曲に戻ると「みなさん一緒に踊ってくれますか?」と観客に呼びかけVo.の山口自身も曲に合わせて体を動かしながらステージを左右に行き来して盛り上げます。その頃には日も傾き夕日がスタジアムを照らしていました。
そして、和服に身を包んだ女性の踊り子が登場した「夜の踊り子」から流れるようにトランスミックスがスタート!ここでGOCOOのメンバーが登場。舞のようなGOCOOの和太鼓パフォーマンスとサカナクションのダンスミュージックの融合はまさに和洋折衷。アリーナ後方まで大勢の人が体を揺らします。
そこからは「アイデンティティー」、「ルーキー」と続き、ラストは昨年大ヒットした「新宝島」。そんな頃には日も暮れ、サカナクションらしいレーザーと照明が映える時間帯となっていました。
会場中が歌い、踊り、大いに盛り上がったサカナクションのステージ。これからの日本の音楽シーンを引っ張っていくのは間違いなくこのバンドだと感じさせてくれる圧巻のステージを見せつけました。