「レインボウステージ」タグアーカイブ

和楽器バンド

サマソニ初出演の和楽器バンド。ステージ上は、ギターやドラムのほかに、和太鼓、琴、三味線、尺八などの和楽器が並び、ほかのバンドとは異なるセッティングが一風変わった様子。

そして、メンバーの登場とともに、1曲目の「戦」がスタート。演奏が始まると同時に、激しい演奏とこぶしの効いた力強い歌声が響きます。
何よりも驚くのは、演奏力の高さ。
ギターやドラムの音と、三味線や尺八、和太鼓などの和楽器の音やリズムが絶妙なバランスで調和して、和楽器バンド独特のハイクオリティで魅力的なバンドサウンドに変化。
「千本桜」で会場はさらに大盛り上がり。観客は手を上げて和楽器バンドの音楽を全身で浴びます。
「次の曲は、リオ五輪のテーマソングです。日本人なら誰でも知っている3本締めのリズムが使われています。では、お手を拝借!」というMCと共に、会場全体で3本締めのリズムを手拍子し、リオ五輪のテーマソングである「起死回生」がスタート。会場の雰囲気は一気に熱狂に包まれます。
次に「ミ・ラ・イ」の演奏が終了すると和太鼓とドラムのメンバー2人による、和太鼓VSドラムという、両者が音を掛け合うような圧巻のパフォーマンスを披露!
そして、再びメンバー全員が登場し、ラストの曲、「華振舞」。「タオル持って!!」という掛け声と同時に、会場にいる観客全員がタオルをくるくると回し始め、会場の盛り上がりは最高潮!斬新かつ、高い演奏力で会場を盛り上げ、惜しまれつつその幕を閉じました。

和楽器という、一見するとロックなどの音楽とは相容れないような楽器をあえて使うことによって、今までの音楽シーンにはなかった新たな音を奏でる斬新さ。これからの日本の新しい音楽シーンを開拓するような和楽器バンドの更なる活躍が期待されます!

阿部真央

白のワイシャツに黒のタイトスカート、ピンクのハイヒールというセクシーな衣装で登場した阿部真央。衣装によく映える赤いアコースティックギターを抱え演奏スタートです。

最初の曲は「Don’t let me down」。クールに歌い上げる阿部に観客は手を高く上げ手拍子で応えました。

「短い時間ですが楽しんでください、OK?」
その言葉への歓声がやむ間もなく「ふりぃ」を歌い始めます。
「モンロー」でステージ上を優雅に手を振りながら左右へ行き来し、チャーミングに歌い上げました。

続いた曲は「貴方の恋人になりたいのです」。
切なくも堂々とした歌声に、観客はゆらりとゆられながら聴き入ります。

阿部が去年子供を出産したことを伝えると、観客からはおめでとうの声が。
その声に照れながらも、女性だけでなくみんながポジティブな方に気持ちを向けられる曲だと、「女たち」に込めた想いを語り演奏しました。

「Believe in yourself」、「ロンリー」を勇ましくも華麗に歌い上げると、ステージ上の楽器陣が阿部を残して一足先に退場。

4年ぶりのサマソニ出演と観客への感謝を述べ、「阿部真央のこの曲だけ覚えて帰って欲しいです」と笑いを誘うと、「ストーカーの唄〜3丁目、貴方の家〜」を弾き語りで披露。

「またねー!」と明るくステージを去る阿部を、観客の惜しみない歓声が見送ります。表情豊かな歌声に、元気が貰える見応えたっぷりのステージが幕を下ろしました。

阿部真央

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米津玄師

RAINBOWステージでは、公演前から多くの人が米津玄師の登場を待ちわびていました。

「アンビリーバーズ」からライブがはじまると、会場からは自然と手拍子が生まれます。
キーボード中心であった編成がギター中心の編成に切り替わると、「ゴーゴー幽霊船」の独特なリズムと音色で会場を沸かせました。

「メランコリーキッチン」では、その世界観に引き込まれたまま、静かなシンセに引っ張られるように始まった代表曲「アイネクライネ」。観客の多くがその曲に聴き入り、静かに口ずさみました。

自身を「10代の頃はフェスに出るとは思いもしなかった」、「フェスに出るような人間じゃない」と語った米津は、そのような感情を乗せた新曲だという「LOSER」を披露。ロボットダンスのような華麗な振りを魅せ、その多彩すぎる才能に驚かされます。
続けて米津が煽ると、観客からは大きな歓声が上がります。米津が別名義で発表した「パンダヒーロー」を、より歪んだように聴こえるギターと激しいギターソロを加えたアレンジで会場をヒートアップさせます。その勢いのまま最後の曲「ドーナツホール」へ。米津は激しくギターをかき鳴らし、大きな拍手と歓声の中でステージを終えました。

初めてフェスに出演したという昨年と比べ、パフォーマーとしてより磨きのかかった米津玄師。彼がバンドシーンを引っ張る存在になる日がそう遠くないかもしれないと期待してしまうステージでした。

米津玄師

米津玄師

米津玄師

米津玄師

米津玄師