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Pendulumが6:4ぐらいでブロウステップとロックを融合しているとすれば、Modestepは綺麗に5:5の割合のクロスオーヴァーである。オーディエンスの数はそれほど多くはなかったが、それを補って余りある熱気に包まれていた。なんという迫力。強すぎるキックと破壊的なディストーションから繰り出されるサウンドは、観客の心をつかむのに2分とかからなかった。物凄く緻密に計算された音作りから、音楽的な素養の高さも感じ取ることができよう。断じて平凡なミクスチャーバンドではない。

ブロウステップ系のプロデューサー、Popeskaと組んだ「Another Day」は、その証明として打って付けである。ジョッシュ・フレンドのクリアなヴォーカルに次々と要素が乗ってゆく。そこから火力の高いドロップまで一気に展開されるわけだが、ライブでは更に激しく燃え上がるのだ。元フューネラル・フォー・ア・フレンドのドラマー、パット・ランディが、その技術の高さを見せ付ける。急な転調はお手の物、早打ちテクも遺憾なく発揮していた。CD音源だけでは気付けない、彼らの魅力の一つである。打ち込み系の音とバンドサウンドの見事な邂逅を見た。

あまり評判の良くない最新アルバム、「London Road」からも数曲披露してくれたが、生で聴くとこうも違うかと驚いた。特に「Machines」。これは絶対ライブで聴くべきである。バンドの規模的になかなか難しそうではあるが、可能であればぜひ今度は単独公演で見たい。
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