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RADWIMPS

午後のラスト二番目を彩ったのはRADWIMPS
会場は埋め尽くすされ、今日一番の歓声があったように感じた。2008年から7年ぶりの出演。おかえりという叫び声も聞こえた。

会釈からはじまり
「サマソニ疲れてるだろうから最初はしっとりいくよ」といきなりのピアノとアカペラ演奏。

透き通る声で力強く歌いきった。歌い始めから心奪われ、瞬きもできないほどの隙のなさ。昨日の首相談話があったこともありこの曲は胸に染みて、涙が溢れた方も多いことだろう。

曲間に
「戦争があって70年経つ日にこうやって歌えることは嬉しい」
と述べていたことも印象的である。

最高なリズム感とベースの響き。ドライブ感を描き出していくナンバーばかり。洗練されたオープニングからとは一転して個性的でダイナミックな四人のアンサンブルを展開していった。

『遠恋』や『おしゃかさま』でのギターとベースの掛け合いバトルは、激しく胸を揺さぶるパフォーマンスであった。

ボーカルの真っ白な服に赤のバンダナを首元につけていたのもセンスがいい。
みんなの憧れるような、ハイセンス加減は曲だけにとどまらない。立ち姿、喋り方、リズム感、遊び心も、全てにおいて最高としか言いようがない。

自分一人に伝えてくれるような歌声で観客を高揚感と幸福感に包んだ『トレモロ』や『tummy』からの中毒性がありみんなを狂わせ酔いしれさせるほどのサウンドの『G行為』など、みんなRADWIMPS に虜になったことだろう。

ラストの曲は『Kaisin No Ichigeki』野田さんの

「大丈夫だ」
「幸福になれよ」

という短い中に含まれた意味を自分に当てはめ涙した人も多いのではないだろうか。