カオスで楽しい!オズフェス1日目に参加してみた
こんにちは!
AndMore!でライターをしている渋木プロテインです。私はこの週末、1年半ぶりに日本で開催された「OZZFEST JAPAN 2015」(以下、オズフェス)の1日目に参戦してまいりました!
一応オジーが主催しているものも「ロックフェス」であるこのフェスは邦楽ロックと海外メタルが融合し、そして交差する滅多にない機会となりました。
そんな「カオス」だけど楽しかったオズフェスの一部始終を紹介したいと思います!
会場の雰囲気
来る2015年11月21日、オズフェス東京1日目。会場はサマソニやパンスプなども開催される幕張メッセでした。
意気揚々と会場付近に着くとチケットをリストバンドに変えてグッズ売り場に向かいます。
会場外にあるグッズ売り場はこんな感じ。
グッズ売り場にはたくさんのオズフェスグッズと各アーティストグッズが販売されていました。どうやらクレジットカードも使えるようになっていて急に欲しくなった人向けの配慮もしっかりしていました。
そんな私もさっそくグッズを購入。
Tシャツの種類はバラエティ豊かでした。
会場内に入ると、飲食ブースやオフィシャルバー、MTVブース、タワレコブースなどフェスらしく音楽以外の楽しめるコーナーもありました。
ではここからは特に印象に残ったアーティストのレポをしていきたいと思います。
SiM
まず紹介するのはつい最近武道館単独公演もおこなったSiM。
「Get Up,Get Up」からはじまると、会場は大盛り上がり。2曲目で代表曲の「Killing Me」がいきなり演奏されるとさらに盛り上がります。会場にはいくつかサークルが出現しもみくちゃになりながらもSiMも観客も馬鹿騒ぎ。
あいかわらずスターオーラのあるボーカルのMAHさんは本日も絶好調。「Crows」や「Set Me Free」など人気曲を一通り披露したあと、ここで驚くべきサプライズが。
なんとそのあとに登場するSlipknotのCorey Taylorがステージに現れSiMとコラボしたのです!しかもSiMの曲でもなくSlipnotの曲でもないのをやるというので何をやるのかと思ったらなんと!!!!!
まさかのRadioheadの「Creep」!
いやあ〜意外でした!この選曲にちょっとびっくりさせられましたが超有名曲であるがゆえに観客は気持ちよさそうに体を揺らしながら聞き入りました。美しくハモる2人の演奏に完全に魅せられました。
終わったあとは大歓声。そのままCoreyは退場し、ここからまたSiMらしい演奏が再開します。
途中のMCでは「俺たちも 2004年はそっち側にいた。11年経って夢はかなった。そっちにたくさんのバンドマンがいると思う。バンドやっている人はここを目指してください。」といつものMAHさん節が炸裂。
その後も「Gumshots」「Blah Blah Blah」とSiMのライブの定番曲を披露したあと、最後の最後でまさかの「f.a.i.t.h」!ウォールオブデス!
素晴らしいセトリでした。SiMでモッシュするのは本当に楽しいです。みんな終わったあとは「完全燃焼」といった感じでオフィシャルドリンクバーには行列ができていました。
ONE OK ROCK
続いて紹介するのはONE OK ROCK。
もはや日本を代表するロックバンドとなった彼らははじまる前から会場の期待度MAXでした。
「3xxxv5」からライブがスタート。最初からボーカルのTakaのカリスマ性がすごい。でもそれだけはなく楽器隊もかっこいい。とくにドラムのTomoyaのパワフルな演奏に終始圧倒されました。
途中で演奏した「Deeper Deeper」で会場のボルテージは一気にあがります。
そのあとに披露した新曲「the Way Back」が演奏されると観客から大歓声が巻き起こります。
そして定番曲「the Beginning」では会場の中に大きなサークルができて会場が一体となって盛り上がりました。
その後ここでもサプライズコラボでCrossfaithのKoieが登場し「Mightly Long Fall」を披露。そこで一段と会場が盛り上がったあと、最後に「完全感覚Dreamer」!!!!!!
まさかの選曲に最後まで大盛り上がりでした。
Bullet For My Valentine
ここからは打って変わって洋楽メタル勢を紹介します。
オズフェスでとくに印象深かったのはBullet For My Valentineです。彼らの演奏は地の底から湧き上がるようなエナジーと男らしさが溢れていました。
背景の大幕には彼らの5枚目のアルバムである『ヴェノム』のジャケットが。このジャケットの「V」という文字ははローマ数字の「5」と英語で毒を意味するアルバム・タイトル『ヴェノム』になぞらえて、毒蛇が絡むアルバムのデザインとなっています。
肝心の演奏ですがとにかくセトリが最高でした!
「No Way Out」からはじまり、「4 Words(To Choke Up)」「You Want A Battle」とどんどん観客を盛り上げます。
「Raising Hell」では会場は巨大なサークルピットと化し観客は大暴れ。メンバーたちもこれでもかといわんばかりのゴリゴリの音楽を奏でます。
その後も「Scream Aim Fire」「Tears Don’t Fall」「Your Betrayal」と一つ一つに熱い音楽をのせて披露していきます。メタルの定番サークルモッシュが炸裂。
おそらく洋楽メタルを知らずに他のアーティスト目当てで来た人はこの様子に圧倒されたはず。オズフェスは様々な音楽の楽しみかたを提示するような場としても機能しているんだな、ということを実感しました。
そして最後は「Waking The Demon」!とにかく熱いステージでした。終わった頃にはオーディエンスもメンバーも完全に朽ち果てていました。
KoRn
最後に紹介するのはこの日のヘッドライナーで皆さんご存知のKoRn。
彼らは何度も日本でライブをしていますが毎回毎回私たちを楽しませてくれます。
KoRnが登場する前から会場は人がいっぱいに。やはりレジェンドということだけあって期待度はかなり高い様子。
そんな中彼らが登場すると会場は最初から大盛り上がり。さらに彼らの背景には1stアルバムのジャケットの横断幕が。
この時点で熱い!!!
背景だけでなくセトリも熱い!「Blind」からはじまったこのステージはまさに「1stアルバム半再現→代表曲連発」という流れで私たちを楽しませてくれました。
そして、相変わらずの重みのある歪んだベースと中から込み上げるアツアツの液体のようなドロドロしたメタルサウンドはまさに伝説。
また、改めて聞くとデスボとデスボじゃないときの声の使い分けがすごいな、と圧倒されました。
そしてとくに印象的だったのは途中のドラムのレイのソロ。本当にすごいとしか言いようがありませんでした。そしてドラムソロからの「Got the Life」!
とにかくセトリが最高でした!最後までメタルのすごさを、そしてKoRnの偉大さを叩き込まれているかのようなそんな圧巻のステージでした。
いかがでしたか?オズフェスは様々な音楽のファンが集い、さまざまな音楽を知る良いきっかけとなるフェスだったと思います。また、いつか日本で開催されるといいですね!