photo by Kazumichi Kokei

【ライブレポ】WALK THE MOON踊りまくり歌いまくり!

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昨年のサマソニで初来日を果たし、ステージを大いに盛り上げたWALK THE MOONの単独公演をレポートします。

2016年1月15日、渋谷クワトロは観客たちの熱気に包まれていました!

WALK THE MOON
会場内ではサイン入りCDも販売

ライオンキングの「♪ナ〜〜〜ンツィゴンニャー」という雄叫びで有名な「サークル・オブ・ラブ」のイントロがかかり、しょっぱなから大歓声。

フェイスペイントを施したメンバーが登場すると会場は一段と盛り上がりました。

一曲目のJennyが始まると、会場は一気にダンスフロアへと変貌。メンバーとの距離がとても近く一体感はいい意味で異常でした。
曲の途中には「イッショニウタッテ!」と日本語で観客たちを煽ります。

どうやらこのライブでたくさん日本語を喋っていたWALK THE MOONですが、頑張って日本語を覚えてきてくれたみたいです。

大盛り上がりのまま2曲目のSidekickへ。

ずっと盛り上がったままの観客もすごいですが、それだけ観客を盛り上げることのできる彼らの音楽が偉大だということを意味しています。

もちろん曲だけでなく彼らのパフォーマンス力にも圧倒されました。

とくにピカピカのジャケットを羽織って赤と緑のツートンカラーのヘアスタイルのボーカルのニコラスは印象的でした。
カリスマ性がにじみ出ていました。

WALK THE MOONですが、こうやってライブに参加してみると改めて気がつくのですが、ボーカルしながらシンセやったりマラカスやったり、ベースのケヴィンもベースしながらスネアドラムを叩いたり、その器用さに驚かせられました。

まるでエレクトロシンセポップロックの真髄に触れたような感覚に陥りました。彼らはまさに近年オルタナロックブームの流れを汲む音楽シーンの先頭を走っていて、それを体現しているかのようでした。

その後も盛り上がりすぎて、観客が押し寄せるくらい大変な事態に。会場が揺れているかのようでした。いや、揺れていました。

もちろん名曲「Different Colors」も披露。

WALK THE MOON

「Tightrope」では途中にドラムソロのような間奏がありましたが、ドラマー・ショーンの迫力のあるドラミングに圧倒されました。
彼のドラミングですが、シンセドラムと生ドラムを使用しているようで、ただでさえ迫力があったのですが、クラッシュシンバルの叩くとき、その迫力の中に繊細さが垣間見えて、ドラムセットの1つ1つのパーツを意識し大事に叩いているように感じました。

普段、音源を聴いているだけではわからない彼らの音楽への情熱を感じることができるのも実際にライブに足を運ぶことの良さですよね。

そのあとの曲でも演奏力に圧倒されますが、それだけでなく、コーラスが美しくて驚きました。
演奏中、ずっとメンバーも観客同様に踊りながら演奏しているのにちゃんとコーラスで決めてくるところがすごいなと思いました。

その後も「Down In the Dumps」や「Spend Your $$$」など『Talking Is Hard』の曲をメインにライブ展開をした彼ら。

「Work This Body」では途中の「Yeah!」の掛け声で観客たちは全員両手を掲げ大いに盛り上がります。
ここまで9曲ほど演奏してきたのにずっと盛り上がり続けているという異常事態に驚かせられました。

途中でギターソロもあり、ギタリストのイーライがそのギタースキルを発揮すると会場はさらに大盛り上がり。シンセを多用していますが、きちんと生の楽器を大事にしていて素晴らしいと思いました。

このあとも「Portugal」、「Aquaman」と演奏。

ライブ中、曲の合間合間にちょっとずつMCがありました。
「『サイコウ』て英語でなんていうか知ってるかい?それは『CRAZY』!!!!!」が特に印象的でした。

観客もメンバーもまさにCRAZYでした。

もちろん「Lisa Baby」など『WALK THE MOON』の曲も多数披露。

「I Can Lift A Car」ではニコラスが観客のところまで近づき、観客と手を握って、支えてもらって観客のところに乗り出しているかのようなスタイルで歌を披露。

観客たちもこの接近ぶりにはびっくりしながらも大喜び!そして大合唱していました。

最後はもちろん名曲「Shut Up and Dance」!

観客たちはさらに踊り狂い、その様子を見たメンバーたちはご満悦の様子でした。

曲が終わり、メンバーがはけますが当然のように観客たちの興奮は冷め止まず、アンコールが起こりました。

それに応じてメンバーがふたたびステージに登場。またまた観客からは大歓声。

「みんなも知っている曲」をやる、ということで何の曲をやるのだろうと思っていたら、先日、突然の訃報で驚かせた故デヴィット・ボウイの名曲「Let’s Dance」

どうやら昔からWALK THE MOONはボウイのファンだったようです。
この選曲には感動しました。

しかもただ、カバーするだけではなく、ちゃんと彼ららしい演奏でさらに感動しました。
そして観客たちは曲名のとおり、踊りくるっていました。

最後は名曲「Anna Sun」。

Oh Anna Sun

What do you know?
This house is falling apart
What can I say?
This house is falling apart
We got no money but we got heart
We’re gonna rattle this ghost town
This house is falling apart

会場は大合唱。

大盛り上がりのままライブは終了しました。

とにかく終始大盛り上がりで踊りまくり、歌いまくりのライブでした。


Walk the Moon来日公演
2016年1月15日(金) 
会場:東京 渋谷CLUB QUATTRO

2016年1月16日(土) 
会場:神奈川 横浜BAY HALL

2016年1月17日(日) 
会場:大阪 SOMA