Photo: Yuki Kuroyanagi

The VAMPS&The Tide、サプライズあり!涙あり!の来日公演レポ

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2016年2月3日。
節分となるこの日、イギリスのイケメンロックバンドThe VAMPS(ザ・ヴァンプス)がまた日本に戻ってきました。約1年ぶりの来日公演です。

会場に到着すると、開場前にもかかわらずいまかいまかと待ちわびる人々の熱気で包まれていました。入り口にはテーマパークのアトラクション並みの大行列が。5000人が集結しているから無理もないですね!

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会場の中に入るとグッズ販売だけでなく数量限定のメンバーのサイン付きのCD販売も行われていました。ここでも大行列ができていました。

グッズ販売
グッズ販売
サイン付きCDの販売
サイン付きCDの販売
CDとサイン
CDとサイン

そしていよいよ開演。The VAMPSの前にオープニングアクトとしてThe VAMPSが立ち上げたレーベルに所属するThe Tide(ザ・タイド)が登場しました。

Guns N’ Rosesの「Welcome To The Jungle」のイントロとともに登場した彼らは、2015年結成の新人とは思えない堂々とした出で立ちでした。

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一曲目からWalk the Moonの「Shut Up and Dance」のカバーを披露すると初っ端とは思えないくらいの盛り上がりました。

ステージアクトで気になったのはサビに入る前にメンバーがジャンプする瞬間です。

ギターのオースティンとベースのリーヴァイが息を合わせて風をきるかのように宙を舞うのですが、その姿を見ることに心地よさすら感じるほど彼らの動きは魅力的でした!

どうやら彼らはThe VAMPSのヨーロッパ・ツアーのサポート・アクトを務め、経験を重ね、「ステージ上での魅せ方」というものをすでに体得したようです。

そして何より気になったのは彼らの衣装です。

The VAMPSのTシャツを着ていたギターのオースティン以外のメンバーは日本語の書いてあるTシャツを着ていたりハッピやハチマキをつけたりと日本を意識した格好でした。
合間には「トキオ!アリガト!」と日本語で挨拶も披露。

どうやら日本のためにいろいろ準備してくれたようです。

ライブを盛り上げる演出もきちんと作り込まれていました。

曲の合間でメンバーは「ケータイのライトをつけてかかげてくれ!」と観客に指示を出しました。
すると会場は暗くなり観客たちが照らした灯りだけが会場を支配することに。そのまま演奏が始まると会場はまるで夜空に浮かぶ星屑のようになりました。

素晴らしい演出です。

その後、観客とともに写真撮影をしようと提案。


いい写真です。

これから先、彼らは何度日本を訪ねてくれるかはわからないです。しかしこの写真見て、今日の熱いライブを思い出して、もう一度日本でライブしたいと思ってくれたらいいなと思いました。

【Set list】
・Welcome To The Jungle(opening)
・Shut up & Dance (Walk the Moon cover)
・Young love
・Falling in love tonight
・Rest of us
・What you Give

ちなみにThe Tideは2016年にデビュー・シングルとアルバムがリリースされる予定です。


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Photo: Yuki Kuroyanagi

オープ二ングアクトが終わり、いよいよThe VAMPSのステージがスタート。
ギターのジェイムズは「スマイル」という日本語で書かれたTシャツを着て登場。

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ステージにメンバーが登場すると観客からは大歓声が。

私たちは彼らが戻ってきてくれるのを1年待ったのです。その想いが歓声に詰まっていました。おかえりThe VAMPS!

実は今回、ベースのコナーが足の怪我のために日本に来れないことがつい先日発表されていろいろな意味で不安になった方もいるのではないでしょうか。しかし、そんな心配などは全く必要なかったのです。

「コナーの分までステージを盛り上げる」
そう意気込んだ、残りの3人のエネルギーが私たち観客にまで伝わるステージとなりました。

1曲目の「Rest your Love」からステージ目一杯使って会場を盛り上げるボーカルのブラッドでしたが、2曲目の「Cheater」でまさかの行動に!

なんと客席まで降りてきたのです!これには客席が大パニック!

客席で至近距離で観客と触れ合った後、客席通路を走り出すブラッドのパフォーマンスに度肝を抜かれた人も多いはずです。彼らのサービス精神には脱帽です。

彼らはビジュアルが良すぎて、彼らの音楽にまで十分に評価が行き届かないという懸念がありますが、生でライブを聴くとやはり彼らのミュージシャンとしての実力の高さを実感します。

そのことは途中のドラムソロやギターソロ、歌のハモりなど随所で感じさせられました。

また、今回のライブでは昨年の来日公演では見ることができなかったジェイムズのギター、トリスのラップとステージ・パフォーマンスなどが加わり、彼らの音楽の多様性を誇示しているかのようでした。

途中のメドレーではMark Ronsonの「Uptown Funk」や、Taylor Swiftの「Shake It Off」など超有名曲をThe VAMPS風にロック調にアレンジして披露し、私たちを飽きさせませんでした。

こうやってライブを通して聴くとThe VAMPSは本当に名曲ばかり。

それに加えてブラッドの歌声が、彼らの希望に満ち溢れている未来をまるで照らしているかのようなまっすぐさをも纏っていて、それがまた心地がよい。

心地よいメロディと心に直接訴えかけるような歌声に観客たちはただただ声援で応えるしかありませんでした。
そのせいか観客たちの声援が圧倒的にすごかったのです。

そんなあまりにも盛り上がる会場を見てご満悦の様子のメンバーは日本語で何度も「ダイスキ!」を連発していました。

また、曲の合間にはサプライズも用意されていました。
なんと今回怪我で来れなかったベースのコナーと生電話をするというのです!!

このサプライズに思わず涙してしまった人もいるのではないでしょうか。観客たちはこれまでにも増した大きな声援でコナーにエールを送ります。


生電話でコナーは「今回は行けなくてごめんね。」と謝っていましたが、元気な姿でまた4人で来日してほしいなと思ったのは私だけではないはずです。

その後ステージは、サプライズあり大合唱ありアンコールありで終始大盛り上がりのまま終了。

あっという間に宴が終わって寂しい気もしますが、メンバーたちは確かに約束してくれました。

「4人でまた戻ってくるからね。」と。

その言葉を信じてまた次の来日を待ちましょう!

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Photo: Yuki Kuroyanagi

【Set list】
・Intro
・Rest your Love
・Cheater
・Somebody to You
・Medley
・Drum Solo(「Party People」Nelly, Fergie cover)
・Last Night
・Found A Girl
・Wildheart
・Million Words
・Volcano
・Can We Dance

・Cecelia
・Wake Up


THE VAMPS 来日公演
2016年2月3日(水)
会場:東京国際フォーラム・ホール A

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