笑いあり!涙あり!グラミー賞主要4部門の人間ドラマに迫る!

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2月15日(月)にアメリカのロサンゼルスのステイプルズ・センターにて「第58回グラミー賞」の授賞式が行われました。ヒット曲の多かった今回は誰が受賞してもおかしくない状態。また豪華なパフォーマンスステージにも世界中から注目が集まりました。
そんな裏側で様々な人間模様が繰り広げられているのも海外音楽シーンの面白いところ!今回の主要4部門受賞を裏側の話を交えつつご紹介します!

年間最優秀レコード賞
「Uptown Funk」
マーク・ロンソンft. ブルーノ・マーズ


You Tubeの再生回数は13億回を突破。先日行われたスーパーボウルのハーフタイムショーでもこの曲の盛り上がりはすごく、昨年のアメリカを代表する曲と言っていいでしょう!このほかにも「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞」も受賞し2冠を達成。
80年代ファンクのリメイクのようなこの曲。サウンド面ではファンクミュージックを現代っぽくアレンジしつつ、当時の曲から歌詞を引用し、昔からのファンクソウルを受け継いでいるのです。マーク・ロンソンはスピーチで受賞式に出席していたファンクミュージック界の偉人、ジョージ・クリントンをはじめとした先人に彼らがいたからこそ現代の彼の音楽が生まれたのだと感謝を述べました。彼の音楽への愛が伺えます。一方ブルーノ・マーズはこの曲を聴いて一緒に踊ってくれたファンへの感謝を伝えました。実は彼、この授賞式にお酒を持ってきていたようで色んな人に飲ませまくっていたようです!

I'm gettin everybody drunk! Best Collab and Record of the year!

Bruno Marsさん(@brunomars)が投稿した写真 –

Song of the year!

Bruno Marsさん(@brunomars)が投稿した写真 –

年間最優秀アルバム
「1989」
テイラー・スウィフト


全世界売上860万枚を突破するなど売れに売れたこのアルバム。テイラーは今回の受賞で「年間最優秀アルバム賞」を2回受賞した初の女性アーティストになりました。この他にも「最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム」や「最優秀ミュージック・ビデオ」を受賞し3冠を達成!
授賞式のスピーチは成功を夢見る女性たちへの激励と共に、そのスピーチの中に出てくる「成功を邪魔する人、妬む人」=「カニエ・ウエスト」を意味するのでは?!と話題になっています!前回テイラーが最優秀アルバム賞を受賞した時のスピーチにカニエが乱入してマイクを奪ったあたりからこの2人の間にはいろいろありますね〜。

Taylor Swift fired back at Kanye West during her #Grammys speech.

Posted by Mashable – Entertainment on 2016年2月15日

「最優秀ミュージック・ビデオ」の受賞が発表された際にはミュージックビデオに出演し、プライベートでも親友のセレーナ・ゴメスと楽屋で大はしゃぎ!こんなところは普通の女の子と変わらないですね!

We just won a Grammy for the Bad Blood music video and we are NOT OK. @selenagomez

Taylor Swiftさん(@taylorswift)が投稿した動画 –

年間最優秀楽曲
「Thinking Out Loud」
エド・シーラン


2013年から毎年ノミネートしながらも受賞を逃していたエド・シーランが念願のグラミー賞を獲得!毎回受賞できないから今年はもう来ないつもりだったとか!スピーチではノミネートの度に会場に駆けつけてくれた両親に感謝を述べました。ちなみに「楽曲賞」は曲を書いた人(作詞・作曲者)に送られる賞で「レコード賞」はレコーディングに関わった人(アーティスト、プロデューサー、エンジニアなど)に送られる賞、という違いがあります。受賞発表の際には本人以上に喜び涙ぐむテイラーの姿も映されていました。

また、受賞式翌日はエドの誕生日ということもありインスタグラムにお祝いの言葉をものすご〜〜〜い長文で投稿。なんでもこの曲は2年前に買い物中に会ったお店で聞かされたんだとか。一緒にワールドツアーを回ったり、新曲ができたら聴かせたり、2人の間にはアーティストとしてお互いを高め合うことによって支え合うという強い絆があるんですね。「最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス」も受賞し2冠を達成しました。

Looking back on the highlights of my life, there's a moment I'll never forget from a day in London about two years ago. I was in town to play the O2 and I was out shopping on my day off. My friend Ed Sheeran met up with me in this little shop where I was buying ballet shoes. He walks in and says "you have to hear this new song. I think it's the best one I've ever written." And then, as usual, he pulls out his phone and gives me headphones. I sat there on a bench in that store and heard 'Thinking Out Loud' for the first time, as little kids were picking out tutus and leotards next to us. Little did we know it would go on to be first dance song at countless weddings all over the world, become Ed's biggest hit, and eventually go on to win him Song of the Year at the 2016 Grammys. Ed and I had been on tour together all year on the Red Tour and we saw each other almost every day. I lived for the moments he would burst into my dressing room with a new song to play me. It happened so often that it became normal, and I don't think he ever knew how much it meant to me that he wanted me to hear his songs first. I don't think he ever knew how inspired I was by his drive and passion to constantly create new art. But it's his 25th birthday today, so I'm saying it now. You deserve everything you have, and everything you will continue to achieve, Ed. And an extra congratulations to the incredible Amy Wadge on your two Grammys.

Taylor Swiftさん(@taylorswift)が投稿した写真 –

最優秀新人賞
メーガン・トレイナー


「ぽちゃかわ」代表が最優秀新人賞を獲得!受賞を発表され、驚きと喜びでいっぱいだったよう。スピーチも涙ながらに両親とプロデューサーに感謝を述べました。プレゼンターは昨年の受賞者であるサム・スミス。お父さんも我が子の受賞に感動の涙。両親はずっと彼女を支えてきてくれたそう。今回の授賞式の中でも感動のワンシーンとなりました。


早くから音楽の才能を開花させていた彼女は高校生からソングライターとして仕事をしていました。代表曲である「All About That Bass」も彼女が歌う予定ではなかったそうな。この曲は「ぽっちゃり」した女の子の曲でそれに見合うシンガーが見つからなかったところ、彼女のスターとしての才能を見出し、自身で歌うことを勧めたのがプロデューサーでありエピック・レコードのCEO、LAリード。裏方だった彼女が表舞台に立つチャンスを掴んだのです。その見出された才能を評価されたことの喜びは代え難いものだったことでしょう。


LAリードも彼女を祝福しています。これでスターの仲間入り、これからさらなる活躍が期待されますね!

以上主要4部門のご紹介でした。グラミー賞は実は全部で83もの賞が存在します。その賞の数だけ人間ドラマが存在するのですね。来年はどんなドラマが生まれるのか今から楽しみです!