ソニ飯のリアル店舗で実食! vol.03 本場を越えた豚丼!?「ブタリアン レストラン」
どのフェスでも食事の時間は楽しみだけれど、なかでもサマソニの食事は「ソニ飯」と称され、厳選されたハイレベルな屋台が並ぶフェスとしても有名です。中には普段は実店舗を営んでいるお店もあるので、実は会場で食べたあの味は街でも食べられるのです。第3回は、ボリューム感と食べ応えがフェスにぴったりな豚丼の名店「ブタリアンレストラン」を直撃!
東急田園都市線の用賀駅は、多くの有名人が住む閑静でハイソな住宅街として知られています。その用賀駅から歩いて5分ほど、大きな家が建ち並ぶ住宅街に突如現れるお店が、今回の目的地『ブタリアンレストラン』です。もう、店名からして豚肉愛が滲み出てますね~。
入り口を開けると、たくさんの豚グッズたちが目に飛び込んできました。
「ご覧の通り、うちは豚肉料理専門店です。以前北海道に旅行したときに、たまたま美味しい帯広豚丼を食べたことがきっかけで始めたお店なんです」
対応してくれたのは店長の渡辺敬徳さん。このお店は、店名の通り、豚肉料理だけで約50品ものバリエーションを誇る豚肉料理専門店なのです。
「サマソニに出店したときも実店舗でも、うちの一番人気メニューは帯広名物・豚丼です」
使う肉の部位は二種類をミックス。脂身の旨味を味わってもらうためのバラ肉と、肉自体の旨味を味わってもらうためにロース肉を使っているそう。
「お店を立ち上げる前に全国の銘柄を食べ比べた結果、豚肉は山形・米沢産の一番育ちを使うことに決めました。お米はあきたこまちを使っていて、タレも独自に改良を加えたものです。さあ、なにはともあれ食べてみてください」
テーブルにドンっと出てきた大きめの丼ぶりからは、炭火で焼かれた豚肉の香ばしい香りが漂う。一口ほおばると、豚の脂の旨味がジワーっと口一杯に広がった。おお、これはさっき説明してもらった豚バラかな。ロースもいただいてみると、こちらは肉の旨味がしっかり。たっぷりかかった濃厚なタレはご飯に染み込み、これは白飯がどんどん進む味だ。豚汁でご飯を流し込みつつ、もりもりと食べるうち、大盛りの丼はあっという間に空になった。これは、フェスでもパワーの源になりそうなガッツリ飯だ!
「豚肉料理専門店の先駆者として、全国に豚肉料理を広めたいと思ってます。今年もなにを出そうか考えているところなので、フェス当日を楽しみにしていてください」
フェス当日まで、あと半年。そんなに待てない方も、豚肉料理に目がない方も、こぞって用賀までどうぞ。
★★「ソニ飯」が食べられるのは、ココ!★★
ブタリアンレストラン
東京都世田谷区玉川台2-10-13
電話番号:03-3700-7070
営業時間:11:30~15:00(L.O.14:30)、17:30~24:00(L.O.23:30)
土・日・祝は11:30~24:00
定休日:なし
text:池田圭(verb) photo:猪俣慎吾