【フェスレポート】初開催で大盛況！西荻ラバーズフェスへ行ってきた！

冬の寒さから抜けた3月の3連休中日。初開催となる「西荻ラバーズフェス」が開催されました。桜の開花宣言と暖かな気候に恵まれ、会場となる桃井原っぱ公園には1万人を超える人が集まりました！西荻窪という街を愛する人たちに支えられた地元密着フェスをレポートします！

西荻ってどんな街？

中央線沿いの街、西荻窪。東京住みたい街ランキング1位に君臨する吉祥寺の隣に位置する西荻は知る人ぞ知るカルチャータウン！有名なご飯屋さんや毎日賑わう居酒屋、カレー屋さんにおしゃれなカフェと美味しいものぞろいであることに加え、アンティークショップや本屋さん、雑貨屋さんやギャラリーがなどなど数々のお店が軒を連ねています。そこには音楽やアートに関心の高い人たちが集まり、人と人とのつながりも生まれていく温かい雰囲気の街です。

ライブもブースも会場は大盛況！

そんな西荻で開催される西荻を愛する人たちのフェス、楽しくないわけがない！しかも入場無料！ということでいざ西荻窪へ。
会場である桃井原っぱ公園は住宅街のど真ん中。大きなマンションに囲まれた公園は普段から地域の人の憩いの場として愛されています。駅からは徒歩で15分ほどかかりますが会場までは西荻の商店街を通るので色々なお店を見て歩くことができ、退屈しませんでした。「あと◯分！」というポスターやスタッフの方も立っていてくれるのでスムーズに会場に到着！会場にはたくさんの人が集まっていました。
迎えてくれたのは大きなこけし！

骨董品が有名な街で、さらには駅前に有名なフレンチ・洋菓子店「こけし屋」さんを有する西荻らしいモニュメントにみんなが足を止めて記念撮影を楽しんでいました。おちょぼ口が可愛い…。
他にも「ニシオ樹」と名付けられた樹は「ラブボード」という黒板に囲まれ参加者がいろいろ書き込んでいました。

可愛いのはモニュメントだけじゃない！ステージのデコレーションもこだわりを感じる演出が。こちらは「古本屋ステージ」

古本屋さんのような本棚とテントの上から吊るされた本の飾りが絵本の世界のよう。

メインステージは「喫茶ステージ」と名付けられ電球やキャンドル、植物などで装飾されていました。

この日、喫茶ステージにはテニスコーツ、no.9 orchestra、青葉市子といった面々が出演。子供からお年寄りまで春の日差しの下、緩やかな音楽を楽しんでいました。

この他にも青空ステージではライブ演奏の他にヨガやベーゴマ大会も開かれました。

ライブだけでなく出店ゾーンも大盛況！地元のお店がたくさん出店していることもあり馴染みのお店の出店を労ったり、ワークショップに参加したりとどこに行っても賑やかでした。

飲食ブースは昼頃には完売するお店が多数あり、地元店のフェス飯を楽しみに来ていた人が多くいたようです！
風が強い日でしたので太陽が隠れてしまった昼過ぎにはハンドドリップで淹れてくれるコーヒーが体を温めてくれます。

こちらは移動式本屋「ブックルート」さん。普段はあゆみBOOKS文禄堂荻窪店内に「ポップな本棚」として設置されていますがこの日は本領発揮！素敵な本を会場に届けてくれていました。

この他にも民芸品や手芸屋さんの販売、イラストレーターさんによる似顔絵など、楽しみがいっぱいで1日では足りないぐらいどこも魅力的なブースばかりでした。

大賑わいの会場の真ん中に張られたテント群は「ぬくぬく処」。

テントの中に設置されたコタツでぬくぬくできる癒しスポット！テントの大きさも様々でカップルから家族連れまでリラックスした様子でした。冬の寒さは抜けたといえど、この日は風が強かったので風をしのいで温まれるぬくぬくどころは大人気！主催者側の参加者への気配りが感じられます。

夕暮れが近づき17時でフェスは終了。
最後までたくさんの人が楽しんでいました。帰り道には来る時に気になった商店街のお店によってみよう！と思って歩いていると、みんな考えることは同じようでフェス帰りの人だよな？と言うお客さんでいっぱいのお店も。原っぱ公園でのフェスは終わりましたが今度は会場を街に移してフェスが続いているようでした！
これぞ理想の街フェス！
それが実現できたのは西荻という街を愛する主催者と参加者の西荻愛があってこそだと思います。フェスで生まれた人のつながりが街へ人をつなげ、今度はまた街でのつながりがこのフェスに返って、さらにいいフェスになっていくんだろうなと感じました。また次の開催も期待したいです！