ブラー、レディへ、オアシス出演!サマソニ歴代ヘッドライナーまとめ【2003〜2005年】
その年のフェスの象徴的存在となるヘッドライナー。注目度、実力、カリスマ性、それらを備えたアーティストのステージはいつまでも私たちの心に残っています。これまでのサマソニのヘッドライナーのステージも多くの観客の記憶に焼きつけられていることでしょう。そんなサマソニの歴代ヘッドライナーを振り返るシリーズ。
前回は初開催の2000年〜2002年までのヘッドライナーを振り返りました。
第1回開催からのサマソニ歴代ヘッドライナーまとめ【2000〜2002年】
今回は2003年〜2005年までのヘッドライナーを振り返ってみましょう!
【第4回開催 2003年】
・Blur
・Radiohead
4回目の開催となったサマソニ東京1日目のヘッドライナーはブラー。アルバムリリース後の来日で新曲やヒット曲を含めた壮大なステージを披露。ギターのグレアムが脱退していた時期でこの来日が活動休止前、最後の来日。この後来日するのは活動再開後の2014年武道館公演とだいぶ先になります。東京2日目のヘッドライナーはレディオヘッド。伝説として語られるこの日のステージはあまりにも有名。アンコールラストの「Creep」大合唱で一つとなったマリンスタジアム。その他にも圧倒的な表現力で数々の名曲を披露しました。
UKロックの人気バンド2組がトリを務め、ドアーズやチープ・トリックなど大御所も出演したこの年、初めてチケットが完売!今年出演のアット・ザ・ドライヴインのセドッリックとオマーはこの年マーズ・ヴォルタとして出演。そして2001年にキャンセルとなったストロークスはこの頃には新時代ロックの代表として世界中から注目され、レディオヘッドの前に登場。邦楽では今や国内の数々のフェスでトリを務めるアジアン・カンフー・ジェネレーションがオープニングアクトとして初出演しました。
【第5回開催 2004年】
・GREEN DAY
・BEASTIE BOYS
5回目の開催となったこの年、東京1日目のヘッドライナーは第1回のヘッドライナーを務めたグリーン・デイ。お客さんをステージに上げてギターを弾かせる恒例のイベントもあり、最後にはクイーンの「We are the Champions」のカヴァーを披露し大興奮のステージでした。東京2日目のヘッドライナーはビースティ・ボーイズ。ニューアルバム発売後、久々の来日ステージ。MCの3人はステージ上を動き回り会場を盛り上げました。これまでのバンド形態のヘッドライナーにとらわれず、当時勢いのあったヒップホップのアーティストがトリを飾ったこの年。時代の流れを汲み取るサマソニスタイルに大きな一歩を踏み出した年となりました。
この年からは5ステージ制となり、より一層バライティに飛んだラインナップとなりました。当時一気にスターダムにのし上がったアヴリル・ラヴィーンの他、カサビアン、ブロックパーティーも初出演しています。ヘッドライナーにも影響があったようにジュラシック5やライムスター、スチャダラパーなどヒップホップ勢も多く出演。そしてB’zの稲葉浩志のソロ出演も話題となりました。
【第6回開催 2005年】
・NINE INCH NEILS
・OASIS
6回目の開催となったこの年、東京1日目のヘッドライナーはナイン・インチ・ネイルズ。ドラッグ、アルコール依存症による沈黙期間を明け、心身ともスッキリしたトレントが登場!MC無しの演奏曲数全20曲のストイックなステージで観客を圧倒しました。東京2日目のヘッドライナーはオアシス。やはりスタジアムは入場規制がかかるほどの人気。機材トラブルで40分遅れてのスタートでしたが数々の名曲を披露し、最後はザ・フー「My Generation」のカヴァーでこのスペシャルなステージは幕を閉じます。US、UKの対照的なヘッドライナーでした。
この年はDJステージなどが増え7ステージ制となり、現在の形のサマソニが完成してきました。そしてハード・ロックの重鎮、ディープ・パープルが登場!アーケイド・ファイアの初来日もありました。今年出演のウィーザーとブレット・フォー・マイ・ヴァレンタインも出演。そして2002年にも出演したザ・リバティーンズがサイドショーステージに登場するサプライズもありました!
以上、2003年〜2005年を振り返ってみました。前回の立ち上げ時期を乗り越え、現在のサマソニの姿を確立するような時期でしたね。
次回は2006年〜2008年のヘッドライナーを振り返ります!
2016年8月20日(土)・21日(日)
東京会場:QVCマリンフィールド&幕張メッセ
大阪会場:舞洲サマーソニック大阪特設会場
SUMMER SONIC 2016