LOUD PARK 2016 2日目ライブレポート
Lacuna Coil
ULTIMATE STAGEに登場したのは、イタリアのゴシックメタル・バンド、Lacuna Coil(ラクーナ・コイル)。
彼女らの素晴らしいところは、何と言ってもその世界観。今日も美しい音楽で会場を包み込み、あっという間にオーディエンスは心を奪われてしまいました。
ボーカル・クリスティーナのハイトーンは本当に美しかった。
心がその歌声に惹かれすぎて、途中からそれ以外のことは何も考えられなくなるくらい、完全に持っていかれました。心が浄化される感覚に陥りました。
男女のボーカルの掛け合いが気持ちいいし、声が重なったときのハーモニーはまるで、ぴったりと何かのパーツがはまったかのように、完璧でした。
ずっと聴いていたいくらい心を打たれました。泣いてる人もチラホラいました。
実に9年ぶりのラウドパークでしたが、またすぐにでも来て欲しいです。
SET LIST
Intro
Nothing Stands In Our Way
Die&Rise
Spellbound
The House of Shame
Heaven’s a Lie
Blood,Tears,Dust
Delirium
Zombies
Our Truth
SIXX:A.M.
SIXX:A.M.(シックス・エイエム)は、MOTLEY CRUEのベーシスト・ニッキー・シックス、ボーカルのジェイムズ・マイケル、 ギターのDJアシュバで構成されたバンドです。
このほかに、バックコーラスの女性2人をはじめ、ドラムなどのサポートメンバーがいます。
今回のステージを一言で表現するなら、「超かっこいい」。もう鳥肌が止まりませんでした。
特にギターソロが、たまらない。形容し難いほど、本当にかっこよかったです。あえて言うならば、どこまでも突き抜けるようなまっすぐさと、未来を照らしているかのような輝きを感じました。
いい意味で衝撃を受けました。
さらに、最もよかった点の一つとして挙げたいのは、彼らの表現力。サウンドのみならず、その一つ一つの動き観客への盛り上げなど、すべてがかっこよくて、見入ってしまいました。
また、バックコーラスの女性二人もとってもセクシーでかっこよかったです。
サポートメンバーも含めたバンドすべてが計算し尽くされた作品のようでした。
SET LIST
This Is Gonna Hurt
Rise
When We Were Gods
We Will Not Go Quietly
Everything Went to Hell
Prayers for the Damned
Lies of the Beautiful People
Stars
Life Is Beautiful
Dark Funeral
3つあるステージのうち、1つだけ少し離れたところにある、エクストリームステージのヘッドライナーを飾ったのは、スウェーデンのブラックメタルバンド・Dark Funeral(ダーク・フューネラル)です。
まるでおぞましいホラー映画のような音楽とともにゆっくりと登場した彼らはまさに悪魔。
おぞましい歪みまくった音楽に触発された観客は、スイッチが入ったかのように狂い始めます。
会場は揉みくちゃに。
おそらく彼らのライブを初めて見た人は、そのおぞましさに、ひどく驚くはずだと思います。
ファンからすると、彼らのライブは「儀式」なのだそうです。
ノンストップで、観客たちを黒い音楽で染め上げていました。
途中、新曲を何曲か披露していました。
鳴り止まない重々しいビートとシャウトが、ズンと頭を鈍器で殴ったかのように刺激し続けていました。
また、終わった後は、あのままサイン会にも登場したようなので、それにも驚きました。
SETLIST
Unchain My Soul
666 Voices Inside
Ravenna Strigoi Mortii
The Arrival of Satan’s Empire
Atrum Regina
As One We Shall Conquer
Stigmata
Nail Them to the Cross
My Funeral
Where Shadows Forever Reign
Whitesnake
ラウドパーク2016、すべての大トリを飾ったのは、イギリスロック界の重鎮、Whitesnake(ホワイトスネイク)です。
やはりヘッドライナーということで、会場は満員。
ベストアルバムを聴いているかのような、安定のセトリで日本語で挨拶する場面もありました。
終始、貫禄のステージを繰り広げていましたが、とくに印象的だったのは、ドラムソロです。
途中からスティックをつかわず、素手でドラムを叩きだしたときにはとても驚きました。
まさに「一心不乱」。パワフルで、そのドラミングに心を打たれた観客たちは、手拍子と歓声で応えました。
ギターソロや名曲披露で盛り上がったライブ。
その最後を締めくくったのは、なんとDeep Purpleのカバーで「Burn」!
これには大盛り上がりで、会場にいた全員が、大合唱したはずだと思います。
とってもかっこよいステージでした。
彼らはこれから、大阪で単独公演をやります。埼玉まで行けなかった人はぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。
SETLIST
INTRO
Bad boys
Slide It In
Love Ain’t No Stranger
The Deeper The Love
Fool For Your Loving
Ain’t No Love in the Heart of the City
Judgement Day
Guitar Solos
Slow An’ Easy
Crying in the Rain
Drum Solo
Band Intro
Is This Love
Give Me All Your Love
Here I Go Again
Still Of The Night
Burn(Deep Purple cover)