編集部が選ぶ2016年夏フェス10大ニュース!
2016年夏フェスで起きたトラブルや話題を編集部でまとめました。
では、さっそく振り返ります。
【フジロック】音楽に政治を持ち込むな問題
フジロックに政治を持ち込むなって、フジロックのこと知らない人が言ってるよね。これまでいくつものNGOやアーティストがさまざまな主張をステージて繰り返してきたわけだし。ただ、ちゃんと真顔で「うるさいよ、馬鹿」くらいは言い返しておかないと、ちょっとだけ何らかの自由が削られる気がする。
— Gotch (@gotch_akg) 2016年6月19日
フジロックに学生団体「SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)」の中心メンバー奥田愛基やジャーナリストの津田大介らが出演すると発表され、ネット上には「フジロックに政治を持ち込むな」「音楽の政治利用」など批判の声が上がりました。これに対し、アジカンの後藤正文らがTwitterを通じて反論するなど、大きな話題となりました。
【フジロック】前夜祭に超豪華メンバーによるスペシャルバンドが登場!
【FRF'16 REPORT】NON STOP PUNK「20周年の前夜祭だからこそ実現した奇跡のスーパーバンド!」なんと浅井健一、奥田民生、甲本ヒロト、ルースターズによるアツいロックなステージ!https://t.co/OPTEenrvCC #fujirock #フジロック
— FUJI ROCK FESTIVAL (@fujirock_jp) 2016年7月28日
フジロック前夜祭のトリとして出演が発表されたNON STOP PUNK。発表当初は謎の存在でしたが、しばらくしてそのメンバーが浅井健一、奥田民生、甲本ヒロト、ルースターズによるスーパーバンドであるというサプライズがアナウンスされました。こんな豪華なメンツが一堂に会するなんて!まさに20周年にふさわしい夜でした。
【フジロック】開催初日にポケモンGO配信スタート!
大変お待たせ致しました、Pokémon GOが日本でも配信開始です!こちらからはPokémon GOの最新情報をお届けしていきます。 pic.twitter.com/IqfE6sZsfH
— Pokémon GO Japan (@PokemonGOAppJP) 2016年7月22日
フジロックの初日に配信開始した「ポケモンGO」。もちろん会場にもポケモンが出現、グリーンステージにはポケストップがあるなど、TwitterではフジロックとポケモンGOの関連ワードで盛り上がり、有志による出現ポケモン情報のまとめなどもありました。
【ロッキン】横山健、7年振りにロッキン出演!
ROCK IN JAPANは以前からダイブモッシュは禁止行為とされていましたが、2009年に「違反者は最悪の場合、退場処分」と厳罰化。その年に出演した横山健はステージ上で「ロックなのに良い子でどうすんの?」と煽ったところ、たちまちモッシュ・ダイブが巻き起こり問題となった過去がありました。それ以来、実に7年ぶりの出演となりました。ライブのあり方について改めて議論が持たれる機会となりました。
【ライジング】楽器が届かないトラブル発生
お盆の帰省客で混雑する8月12日朝、羽田空港から飛び立った全日空の飛行機の一部が、乗客の荷物を積まないまま出発するというトラブルが。それに巻き込まれたザ・チャレンジは、なんと楽器がないままステージに出ることに。楽器を貸してほしいというツイートには各方面のバンドマンから救いの声が集まる中、なんとか機材が到着!予定通りに始まったライブでは、「A・N・A」コールが沸き、「予定調和のロックなんてつまらない」という名台詞も飛び出すなど、無事終了。ロックの神様のおかげかもしれません。
THE YELLOW MONKEYが再結成で夏フェス出演
今年、15年ぶりに再結成したTHE YELLOW MONKEY。ツアーを行い、ファンクラブを開設する他にもロッキン、サマソニと国内最大級のフェス2つに出演しました。特にサマソニでは、吉井和哉が「OKコンピューター」のライナーノーツに書いていた「いつか対バンしましょう」という言葉の通り、レディオ・ヘッドとの競演が実現し、ファンにはたまらない1日だったのではないでしょうか?
【ソニマニ】開催中止
ご存知、サマソニの前夜に開催されるオールナイトイベント・ソニックマニア。過去にはプロディジーやストーン・ローゼズ、ゼッドなど豪華アーティストが出演しており、今年はどんなアーティストが出演するのか楽しみにしていた人も多かったことでしょう。残念ながら今年の開催は見送られてしまいましたが、すでに来年の開催決定が発表されています。今年の分も来年は楽しんじゃいましょう!
【サマソニ】レディオヘッドが13年振りに「クリープ」を披露
今年13年振りにサマソニのヘッドライナーとして出演したレディオヘッド。この日のチケットはソールドアウト、名曲「クリープ」を演奏するかしないか、開催前から大きな話題になっていましたよね。そして待ちに待った当日、東京公演のみでしたが、アンコールで「クリープ」を披露!どのアルバムからも満遍なく演奏しており、他の国で演奏された中でも特に素晴らしいセトリだったのではないでしょうか?
【イナズマロック】雷雨で公演中止
西川貴教主催でおなじみのイナズマロックフェスが今年も開催されました。しかし2日目の途中、会場周辺10キロ圏内での落雷が!その結果コンサートを一時中断、その後も90分以上状況が継続するという予報を受け、17時15分の段階でやむを得ず中止することに。これを受けて西川は、送迎バスに乗り込む観客を最後の1人まで見届ける神対応っぷりを見せてくれました。
BABYMETALが日本4大ロックフェスを全制覇!
BABYMETALは今年の夏、フジロック、ロッキン、ライジング、サマソニと、日本を代表する4大ロック・フェスティバル全てへの出演を果たしました。特にフジロックでは入場規制が掛かるほどの人気ぶり。ここでなんとヘッドライナーのレッチリのメンバーもBABYMETALのステージをお忍びで見に来ており、それがきっかけで彼らのイギリスツアーに、スペシャルゲストとして出演することになったのも、大きな話題となりました。
以上、今年の夏フェスで起こった印象的な出来事をまとめてみました。ここにあげただけでなく、それぞれに素敵な思い出がたくさん残っていることでしょう。早くも次の夏が待ち遠しいですね。来年も、いくつもの素晴らしいライブに行きたいですね。