初来日!ホイットニー来日公演ライブレポート!
1月18日(水)、東京・原宿アストロホールで開催されたホイットニーの来日公演ライブレポートをお届けします。
昨年のリリースされたデビューアルバム「ライト・アポン・ザ・レイク」が各メディアで高評価を得たホイットニー。現在の邦楽シーンのバンドとも通じる温かなフォークサウンドはここ日本でも広く受け入れられました。
そんな彼らの初来日となった会場はキャパ400人ほどのライブハウス。チケットはソールドアウトということもあり、フロアは後ろまで人がいっぱいに入っていました。
ステージ上はドラム/ヴォーカルのジュリアンをギターのマックス、バンドメンバーであるホーン、ギター、ベース、キーボードが囲む6人編成のセットで、こちらも所狭しと楽器が並べられています。
ライブは「Dave’s Song」からスタート。歌い出しのジュリアンの美しく繊細なファルセットに一気に引き込まれます。そこへ、ドラムが入ると、音源とは違うバンドサウンドの力強さに一気に視界が開けたような開放感を味わうことができました。さらに、ホーンとスライドギターが空間を包み込むように響きます。昨年から各地で数多くのライブを行ってきたメンバーは息ピッタリといった様子。
この日はアルバム収録曲である「Golden Days」、「Polly」といったの楽曲の他にもボブ・ディランの「Tonight I’ll Be Staying Here With You」を披露。ヴォーカルのサビの部分、最後の音を上げ、声がひっくり返ったような、少しコミカルなアレンジがアクセントとなっていました。
インスト曲である「Red Moon」では、音源で味わうことのできないジャズセッションのような熱のある演奏をみせ、会場内からも歓声が上がります。静かに聴き入る曲の多いバンドだからこそ、聴いている側も不意をつかれたように心躍るパフォーマンスでした。
残念ながらこの日はジュリアンの体調不良の為予定より早くライブは終了。しかし、音源よりも少し体温の高い演奏と美しい歌声の心地よさは格別でした。また次回の来日を楽しみにしています。