遂にメインステージへ!BABYMETALのサマソニ出演を振り返る
先日サマーソニックへの出演が発表されたBABYMETAL。
今や世界を股にかけて活動する彼女たちですが、初出演の2012年から毎年夏にはサマーソニックに出演。少しずつステップアップし、ついに今年メインステージに出演します。
そこでBABYMETALのこれまでのサマーソニックの歴史を振り返ってみましょう。
2012年 最年少で初出演
初出演となったのは2012年。出演したのはフードエリア内に用意されたお笑い芸人を中心としたサイドショーステージ。しかも、BABYMETAL出演のアナウンスは開催直前、チケットがソールドアウトになった後だったこともあり、人が集まるのか不安もあったよう。
しかし、いざ始まると彼女たちのパフォーマンスは一瞬でその場に居合わせたお客さんの心を掴みます。食事をしていた人たちも手を止めてしまうほど。ここでの盛り上がりはその後メディアでも取り上げられ“メタル×アイドル”という異色の存在が認知され始めるきっかけとなりました。
サマソニありがとうございました!!チケット完売後の出演発表だったのでホントはドキドキイブニングだったのですが、ライブが始まったら遠くの方までイッパイ集まって頂いて本当に感激DEATH!!一体感がハンパなかった!!皆さんに感謝!!感謝!! pic.twitter.com/Sxz79ROh
— BABYMETAL (@BABYMETAL_JAPAN) 2012年8月19日
ちなみにこの時、SU-METAL14歳、YUIMETAL、MOAMETAL13歳と当時のサマーソニック出演最年少記録となりました。
2013年 本ステージに出演
前年のサイドショーでの盛り上がりから注目が集まり始め、2013年には本ステージへと出演。前年にももいろクローバーZがトリを飾ったステージを観てこのステージに出たいと話していたレインボウステージに立ちます。この頃にはバックに神バンドの超絶技巧サウンドも加わりさらにパワーアップ。
ライブではモッシュ、サークルも発生するなど他のロック、メタル系アーティストと引けを取らぬ盛り上がりっぷり。この年のヘッドライナーはメタリカだったこともありメタル好きのお客さんの目にも触れる機会となったことでしょう。
そして初めてとなる大阪会場では灼熱のステージで熱演。その時ステージ袖にはメタリカのメンバーの姿が…。さらにはステージ裏で一緒に記念撮影したりと交流を深めました。こうしてメタルマスターからも認められる存在となり、彼女たちの海外のステージは大きく広がっていくこととなります。
2014年 マウンテンステージに出演
2014年には初出演から3年で2番目に大きなマウンテンステージへと出演。この年の3月には武道館公演を行い女性アーティスト最年少出演記録を樹立。サマソニ出演前にはワールドツアーをこなし、アメリカではレディー・ガガの前座を務めたことでも話題となり、ステージには大勢の人が集まりました。
なんとマウンテンステージは入場規制。ワールドツアーをこなしたことでパフォーマンスも盛り上げ方も磨かれた彼女たち。この頃にはメタル、アイドルといジャンルを超えて多くの人を魅了していきます。
2015年 再びマウンテンステージに出演
翌年も再びマウンテンステージに出演。前年のワールドツアーで海外のファンを増やしたことでこれまでの日本人アーティストにない活躍ぶりを多く取り上げられ、さらにBABYMETALの名が広まることとなります。そんな彼女たちを一目見てみたいと多くの人が集まりこの年もマウンテンステージは入場規制に。
大阪では雨が振り始めたにも関わらずお客さんは泥だらけで大盛り上がり。逆境を味方につける彼女たちの底力をみせつけます。初見のお客さんの感想が多く投稿されたこともあり、この年のTwitterで話題になったアーティストランキング1位となりました。
さらには海外アーティストにも人気が高く、サーカ・ウェーヴスのメンバーがモッシュピットに突撃したり、ウルフ・アリスが観客席にいたりするほど。サーカ・ウェーヴスは今年同日同ステージに出演するということで今年もモッシュピットで彼らの姿を観ることになるかもしれません。
2016年 大阪ソニックステージのトリを務める
もはやマウンテンステージまでもを入場規制にするほどの人気となった彼女たち。2016年4月には日本人初の英国ウェンブリー・アリーナ公演開催、日本人では53年ぶりの全米チャートTOP40入り、とさらなる伝説を作ります。
この年のサマーソニックは大阪会場のみでしたがソニックステージのヘッドライナーとさらに存在感のあるポジションへとステップアップ。しかも、終了時間はメインステージよりも後ということで、大阪サマーソニックの最後を飾ります。
もちろんソニックステージには満員の人が集まり単独イベントかと思うような一体感のあるステージとなりました。
さらにこの年はフジロック、ロック・イン・ジャパン、ライジング・サンへも出演し日本4大ロックフェスを制覇。どの会場でも集まる観客の多さとその盛り上がりが話題となりました。
2017年 待望のメインステージに登場
マウンテンステージを入場規制にしていた頃から“次はメインステージじゃないと収まらない”という声がファンから上がるほどでしたが、今年ついにメインステージへの出演が実現。しかもヘッドライナーであるフー・ファイターズの前。レッチリ、ガンズ、メタリカと数々のアーティストのサポートアクトを務めるほど世界でも認められている彼女たちにふさわしいメインステージ登場と言えます。
5年前、サイドショーのステージに出演していた彼女たちがこれほど成長することをどれだけの人が予想していたでしょうか。以前「育ててもらった」と彼女たちが語っていたように、ファンと共に彼女たちの成長を見守ってきたサマーソニック。アイドルという枠におさまらないアーティストとして成長した彼女たちがそのメインステージに立つ姿はやはり感慨深いものがあります。
きっと彼女たちの伝説に刻まれるステージとなることでしょう。
2017年8月19日(土)・20日(日)
東京会場:ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ
大阪会場:舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)
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SU-METALの永遠の憧れの先輩でもあるPerfumeもブレイク前の2007年大阪ダンスステージOpening Actで初出演を果たしている。前年まで洋楽ロック好きのかしゆかとのっちは観客として訪れこのステージに立ちたいね、と絶対にかなわない夢として語っていたそうだ。そして2008年ダンスステージ、そしてマウンテン、今はソニックマニア常連。そんな新しいアーティストをまた是非輩出して欲しいですね。