シークレットアクト BLACK EARTH & チェロメタル Apocalyptica【LOUD PARK 17 ライブレポ】
BLACK EARTH
ラウドパーク2017、2日目。きっと多くの人が気になっていたであろう、タイムテーブルにある「Secret Act」の文字。
結局、ステージが始まるギリギリまでそれが誰なのか明かされることはなかったのですが、そのおかげでアリーナ前方は早朝にも関わらず満員に。
そんな中、ステージに登場したのはなんと……ARCH ENEMY(アーチ・エネミー)の3rdアルバム『Burning Bridges』リリース時のメンバーが集ったプロジェクトバンド「BLACK EARTH(ブラック・アース)」!
シークレットゲストにしては、あまりにも豪華すぎるサプライズ。ラウドパーク最多出演である、アーチ・エネミーのアモット兄弟が出演する枠、通称”アモット枠”が健在していてホッとした人も多いのではないでしょうか。
そのマイケル&クリストファー・アモットのギターはまさに芸術。ものすごく乱暴なようで繊細な音色、そして迷いのない突き抜けるようなリフ、あまりにも美しすぎる旋律。全てが完璧に作り込まれていたのでした。ステージではアーチ・エネミーのかつての名曲を惜しみなく披露していました。
まさか、今日ここでこの演奏が聴けるとは。きっと、シークレットゲストじゃなかったらこれを目当てに行きたかったのに……と後悔してる人も多いのではと思います。
ライブ終了後にはサプライズでサイン会も開催しました。
We just played as the "secret act" at Loud Park festival with BLACK EARTH! トゥルーパーのブースで、今日1時からサイン会をやるよ。遊びに来てくれ!#LoudPark #BLACKEARTH #黒い地球 pic.twitter.com/1biTc3gMHf
— Michael Amott (@Michael_Amott) 2017年10月15日
SET LIST
Black Earth(intro only)
Bury Me An Angel
Dead Inside
Diva Satanica
The Immortal
Beast of Man
Silverwing
Fields of Desolation
Apocalyptica
2日目、ULTIMATE STAGEに登場したのは、異色すぎるメタルバンド、Apocalyptica(アポカリプティカ)。世界で数百万枚のアルバムセールスを記録しているフィンランドの怪物バンドです。
初めて彼らを観る人はきっと衝撃を受けるでしょうが、ステージ上の5人の男が演奏しているのは、4台のチェロと、1台のドラム。他のバンドとは、明らかに様子が違う。しかし、音だけに耳をすませると不思議なことに、しっかりメタルなのです。
セットリストは主にメタリカのカバー。音だけを聴くと確かにギターとベースがいるのですが……その違和感は異常。チェロってこんな音が出るんだと感心してしまいました。
演奏する姿も超かっこいい。しびれるほど最高。いまだかつて、こんなにチェロを勇ましくカッコよく演奏する人たちがいたでしょうか。ただただ圧倒されました。
もともとフィンランドのヘルシンキ・シベリウス音楽院というクラシック名門校の出身だという彼ら。もちろんその演奏スキルも圧倒的で、ギターの早弾きならぬチェロの早弾きも披露していました。
彼らのライブを観た人は、きっとこう言うはず。
「まだ一度も彼らの演奏を観たことがないという人は、絶対損している!」
SEt LIST
Enter Sandman (Metallica cover)
Master of Puppets (Metallica cover)
Fight Fire With Fire (Metallica cover)
For Whom the Bell Tolls (Metallica cover)
Orion (Metallica cover)
Battery (Metallica cover)
Seek & Destroy (Metallica cover)
Nothing Else Matters (Metallica cover)