音楽、アート、ビーチを繋ぐ空間。GREENROOM FESTIVAL’18レポート
今年で14回目の開催となるGREENROOM FESTIVALは2日間で11万人を動員。会場内だけでなく、無料エリアのステージが充実されたこともあり、赤レンガ地区一体が多くの人で賑わう2日間となりました。
国内外のアーティストが集結したライブステージ
■DAY1
海を臨むメインステージのGOOD WAVEとBLUE SKYでは、ともにレイドバックなサウンドが印象的なnever young beachと平井大のリラックスしたステージからスタート。赤レンガをバックに無料でライブを観ることができるRED BRICKではMONKEY MAJIKやSANABAGUN.などがエナジェティックなパフォーマンスでオーディエンスを湧かせ、緑に囲まれオーディエンスとの距離が近いHUMMING BIRDのステージではスガシカオらが熱演。また、赤レンガの屋内のスペース、GALLERYは着席スタイルの会場で若手を中心としたアーティストがパフォーム。横浜港をクルーズするPRADISE SHIPでは、高木完やDJ HASEBEのプレイで海上がパーティフロアに変身。PORT LOUNGEでは夕陽をバックにDJ NORIのハウスミュージックで盛り上がりました。BLUE SKYのトリのVintage Troubleは、古き良きリズム&ブルースのサウンドで会場をヒートアップ。続いてGOOD WAVEのステージに登場したJimmy Cliffのあたたかい歌声とルーツレゲエのリズム、そしてポジティブなメッセージで最後に会場が一体となって初日の幕が閉じました。
■DAY2
朝から晴天の2日目。最初に響き渡ったのは、サンボマスターの雄叫びとファンの熱い声援。その後も水曜日のカンパネラ等、個性的なアーティストが好演。The Wailersのライブでは、生前のボブマーリーが歌った往年の楽曲でオーディエンスが合唱し、RED BRICKでは、韓国から参戦したHYUKOHやKANDYTOWNなどが盛り上げました。GALLERYで行われたMONDO GROSSOのライブでは、450人以上のファンが列を作る場面も。BLUE SKYのUAが夕陽をバックにエモーショナルなステージをみせ、GOOD WAVEの最後はSublime with Romeの登場とともに歓声があがり、満員の会場を激しいパフォーマンスでロックしました。
赤レンガ一体がアートな空間に
ライブ以外にもアート溢れる会場全体の雰囲気もGREENROOMの魅力の一つ。おしゃれなデコレーションはフォトスポットとしても人気のようでした。
会場外にはおしゃれなアートコンテナが並びショッピングを楽しむ人の姿も。アクセスの良い都市型フェスということで参加しているお客さんもおしゃれを楽しんで来ている様子。
また、アート作品の展示販売や映画上映などサーフカルチャーやビーチカルチャーの世界観を堪能する時間もこのフェスの醍醐味です。ふらりと立ち寄った人にとっても、より身近に海を感じられるきっかけとなったのではないでしょうか。
そして日が暮れ、会場のきらびやかな照明と横浜の夜景が混ざり合う眺めは格別。もっと大きな会場でも開催できるであろう人気フェスですが、この場所で開催することの意味を改めて感じる光景でした。