【サマソニ東京ライブリポート】THE SHERLOCKS
サマソニ東京1日目、一番大きなマリンステージのトップバッターとして登場したのは、UKロックの新生・ザ・シャーロックス。2010年にシェフィールドで結成されたばかりで、2組の兄弟から成る4人組インディーロックバンドです。全員、20歳前後のまだまだ若いメンバーで構成されています。「ネクスト・アークティック・モンキーズ」と言われるほど期待値も高く、今最も注目を浴びているバンドの1つです。そのサウンドはシンプルでキャッチー、まさに王道爽やかロックです。今年1月には初来日公演も果たし、日本でも順調に人気を獲得しています。
いざステージが始まると、新人なのに、まるで何度もこのステージに立っているのではないかと思うほどの安定感。「”UKロック”とは俺たちのようなものを指すんだ」と言わんばかりのゴリゴリのUKロック感を前面に出していて、いい意味で新人感が全くなかったです。また、これほどまでにマリンステージが似合う新人バンドもそういないと思いました。「Last Night」「Escapade」「Escapade」「Will You Be There?」など爽快感MAXなアップチューンを数々披露。新曲もお披露目してくれました。そして、「Live for the Moment」「Chasing Shadows」と人気曲を最後のほうで一気に披露し、まるで駆け抜けるかのごとくステージを後にしました。
演奏中はまるでベテランのような締まったプレイをしていますが、演奏終了後は、スマホで観客の写真を撮ったり、たくさんファンサービスしたりと、まだまだ新人らしいかわいらしい一面もありました。今後どんな大きなバンドへと成長するのか、今から楽しみです。