【サマソニ東京ライブリポート】BULLET FOR MY VALENTINE
「新世代メタルバンド」と呼ばれ、UKを代表するポストハードコアバンドでもある、ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン。2016年にレーベルを移籍し、心機一転。今年6月にはニューアルバム『Gravity』を3年ぶりにリリーズ。いま勢いに乗る彼らがマウンテンステージに登場しました。
早速ニューアルバムから「Don’t Need You」の演奏が始まると、始まる前のゆったりとした会場の雰囲気が、一気に引き締まります。激しく打ち付けるドラムが合図となったかのように、たちまちフロアにはサークルが現れ観客も大暴れ。初っ端からBFMVの世界観に引きずりこまれます。始まる前は、正直言うとHR/HMバンドだけを集めたフェスではないので、なんとなく “油断” していた人も多いのではないでしょうか。しかし、BFMVにはそんなこと関係ありません。いつでも会場を飲み込んでしまうだけのパワーがありました。セットリストはとてもバランスが良く、ニューアルバムに収録されている「Over It」や人気曲の「4 Words」「Tears Don’t Fall」「Waking The Demon」などに加えてこのステージで初披露となる「Not Dead Yet」など目白押し。さすがサマソニの出演が4回目ともあって、最高のステージが用意されていました。途中にはドラムソロもあり、激しいバスドラムで観客たちを圧倒する場面もありました。
そしてなんといっても、演奏する姿のかっこよさ。特にギター・ボーカルのマット・タックはかっこよすぎる。その姿を見ているだけで惚れ惚れとしてしまうほどでした。もちろんサウンドもカッコ良くて、力強い歌声に爽快なシャウト、超絶ドラムに超速ギターと、計算され尽くした、まさに “完璧な”ステージでした。ちなみに、今回のサマソニではサイン会にも登場しました。